神戸の観光スポットをお得に巡るなら、ぜひ活用したいのが「KOBE観光スマートパスポート」。パスポート代のみで、対象の30~50施設が巡り放題に!神戸は観光地がコンパクトにまとまっているので、回り方次第では、かなりお得に観光できます。
そこで、「KOBE観光スマートパスポート」のプレミアム2DAYチケットを利用して、入場券を各施設買うよりも最大7,000円ほどお得に巡れる2泊のモデルコースを紹介します!
「KOBE観光スマートパスポート」とは?
「KOBE観光スマートパスポート」とは、神戸観光局が発行する観光チケットです。パスポートを購入すると、神戸市内の人気観光スポットが巡り放題に!さらに、レンタカーや手荷物預かりの割引サービスなども受けられます。
種類は4つ。1DAYパスと、2DAYパスがあり、それぞれ対象施設数によってベーシックとプレミアムに分かれています。ベーシックは、モザイク大観覧車(800円)や、六甲山牧場(600円)をはじめ入場料800円以下の30施設がそろい、プレミアムには神戸どうぶつ王国(2,200円)、神戸布引ハーブ園(2,000円)など入場料2,000円ほどの施設も加わって50施設のラインナップに。価格は以下の通りです。詳しい購入方法は公式サイトをご確認ください。
- 1DAY
- ベーシック:2,500円、プレミアム4,500円
- 2DAY
- ベーシック:3,900円、プレミアム7,200円
- 公式サイト
- 神戸観光スマートパスポート
購入後、送られてくる電子チケット(QRコード)を利用施設で提示するだけで使えます!1施設ごとに入場料がかからないので、面倒な支払いも必要ありません。行きたいスポットや、観光日程、いくつ巡れるかの体力に合わせて選びましょう。
その中でも、今回の記事では「プレミアム2DAY」チケットで最大7,000円ほどお得に巡れるコースをご紹介します。それでは、新幹線・JR「新神戸」駅から旅を始めましょう。
1日目 三宮・ベイエリアを中心に
9:30~11:00 神戸布引ハーブ園
最初に訪れるのは、ドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにしたレストハウスや城門と、四季折々の草花が彩るガーデンが織りなす「神戸布引ハーブ園」です。美しくのどかな光景は、まるで童話の世界に入り込んだよう。
ハーブ園は標高約400メートルに位置するため、JR「新神戸」駅から徒歩約5分ほどの「ハーブ園山麓」駅からロープウェイで向かいます。眼下に広がる神戸の街並みや海を楽しんで。園内では、ハンモックに揺られながらくつろいだり、ガーデンを散策したりとのんびり自然に癒やされましょう。オリジナルブレンドハーブティーやSNS映え抜群のサヴァラン、ガーデンソフトクリームで優雅なティータイムも過ごすのもおすすめ。
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区北野町1-4-3
- 営業時間
- 時期・曜日により異なるため、公式サイトでご確認ください。
- 「ハーブ園山麓駅」へのアクセス
- 【電車】JR「新神戸」駅より徒歩約5分
- パスポートに含まれるもの
- 入場料2,000円
- 公式サイト
- 神戸布引ハーブ園
徒歩約15分で、ポートライナー「三宮」駅へ
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ポートライナー「三宮」駅から「計算科学センター」駅へ(約14分)
12:00~13:45 神戸どうぶつ王国
続いて向かうのは、神戸ポートアイランド内にある動植物園「神戸どうぶつ王国」。約3万平方米の広大な敷地内は屋外エリアと屋内エリアで構成され、スナネコやマヌルネコ、ハシビロコウなど約150種800頭羽の動物たちと、ベゴニアやインパチェンスなど約1,000種10,000株の花々が共存しています。
カピバラのえさやりやフクロウの腕のせなど、ふれあいコーナーも充実。鳥たちが繰り広げるダイナミックなパフォーマンスイベントも見逃せません。また、園内にある2つのレストランとカフェは、ランチにぴったり。ツシマヤマネコの保全に貢献できる「ツシマヤマネコ米」を使ったカレーやおにぎり、かわいらしい動物をかたどった「アルパカシュー」や「ハシビロまん」など、ここでしか食べられないメニューは必食です。
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
- 営業時間
- 平 日 10:00~17:00(入国締切16:30)
土日祝 10:00~17:30(入国締切17:00) - 定休日
- 木曜日
- アクセス
- 【電車】ポートライナー「計算科学センター」駅より下車すぐ
- パスポートに含まれるもの
- 入場料2,200円
- 公式サイト
- 神戸どうぶつ王国
ポートライナー「計算科学センター」駅より「三宮」駅へ(約14分)
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神姫バス「地下鉄三ノ宮駅前」より「かもめりあ」で下車(約22分)
15:00~16:00(14:30集合) boh boh KOBE号(60分クルーズ)
動物たちに癒やされた後は、優雅なリゾート気分を満喫!神戸港に響く「ボー」という汽笛の音を合図に、60分のクルージングへ出かけましょう。
ポートタワーと観覧車が目印の神戸ハーバーランドや、世界最大級の吊り橋として知られる明石海峡大橋、タイミングが良ければ飛行機の離着陸の様子を間近に眺められる神戸空港など、心地いい潮風を感じながら神戸を代表する景観を海の上から眺める時間は格別。船内のカフェもメニューが充実しています。「港のくりぃむそーだ」(550円)や「boh boh ローストビーフサンドセット」(1,500円)など船上でのひとときがさらに楽しくなりそうです。
船を降りる前には、神戸シーバスオリジナルグッズをチェックするのも忘れずに!船内のみで販売しているアイテムも多く、神戸旅行のお土産にもぴったり。
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区波止場町7-1
乗り場:中突堤中央ターミナル「かもめりあ」前5番乗り場 - 営業時間
- 公式サイトでご確認ください。
- アクセス
- 【電車】神戸市営地下鉄「みなと元町」駅より徒歩約5分/シティーループバス「かもめりあ」下車すぐ
- パスポートに含まれるもの
- 乗船料1,800円
- 公式サイト
- 神戸シーバス boh boh KOBE
徒歩約7分
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~16:30 モザイク大観覧車
船を降りたら、海上から眺めたモザイク大観覧車に行ってみましょう。カラフルなかわいらしい観覧車は、神戸のシンボル的存在。約50メートルの高さから一望する360度に広がる神戸の街並みは圧巻。遠くに六甲山や神戸大橋も見渡せ、神戸を代表する風景を一度に楽しめます。
所要時間は10分ほどなので、隙間時間を活用したいときにもおすすめ。全ゴンドラに冷房を完備しているので、暑い夏でも快適に過ごせます。
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-7-2
- 営業時間
- 10:00~22:00
- アクセス
- 【電車】JR「神戸」駅より徒歩5分
- パスポートに含まれるもの
- 乗車料800円
- 公式サイト
- Umie 神戸ハーバーランド
ポートループバス「かもめりあ」より「新港町」へ(約6分)
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徒歩約4分
16:50~ felissimo chocolate museum
1日目のラストを飾るのは、フェリシモの社屋の一角に佇む「felissimo chocolate museum(フェリシモチョコレートミュージアム)」。日本初のチョコレートをテーマにしたミュージアムで、約12,000個を超えるチョコレートパッケージコレクションや、世界中のチョコレートに触れる常設展、チョコレートにまつわるアート作品を展示した企画展など、さまざまな角度からチョコレートの魅力を学べます。
チョコレート好きにはたまらないミュージアムショップも必見!展示に関連した限定グッズや図録、オリジナルのチョコレートグッズなど、ここでしかゲットできないアイテムは要チェックです。
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区新港町7-1
- 営業時間
- 11:00~18:00(最終入館17:30)
- アクセス
- 【バス】ポートループバス「新港町」下車すぐ
- パスポートに含まれるもの
- 入場料1,000円
- 公式サイト
- felissimo chocolate museum
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2日目 六甲山~有馬温泉を制覇
六甲ケーブルで山頂まで(9:40乗車、9:50山頂駅へ到着)
2日目は、六甲山に位置する「六甲山牧場」からスタート!神戸の中心部三宮エリアから電車で約30分ほどの「六甲ケーブル下」駅へ向かい、ケーブルカーで約1.7キロメートル先の「六甲山上」駅まで向かいます。
ケーブルカーは、世界的にもめずらしい山上側の箱形車と山下側の展望車の2両連結。クラシックタイプとレトロタイプの2種類があり、中でも、赤と緑の伝統的なフェスティバルカラーをまとった車両はレトロでかわいらしいと評判です。山頂までの所要時間は約10分。間近に広がる自然を眺めながら空中散歩をのんびり楽しみましょう。
- パスポートに含まれるもの
- 乗車料600円(片道)
「六甲摩耶スカイシャトルバス」で約12分
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10:15~12:00 神戸市立六甲山牧場
六甲山上駅に到着したら、六甲摩耶スカイシャトルバスに乗り換え、12分ほどで「六甲山牧場」が見えてきます。約125ヘクタールの広大な敷地内には、乳牛舎や馬舎、めん羊舎、うさぎ広場などが点在。放牧され、のびのびと暮らしている動物たちとふれあうことができます。小腹が空いたらぜひ牧場のチーズを使ったソフトクリームを。
人気の絶景ポイントは「グリーンポイント」。放牧されたかわいらしい羊たちが、そこかしこを歩いている様子を間近に見られます。「神戸市立六甲山牧場」の名物ともいえる羊は全部で170頭!たくさんの羊たちに囲まれる休日はいかがでしょうか。11:30~開催の、仔牛のミルクやり体験へ参加したら、次の目的地へ!
- 住所
- 兵庫県神戸市灘区六甲山町中一里山1-1
- 営業時間
- 9:00~17:00※4月~10月の土日祝・GW・お盆期間(8月13日~8月15日)は9:00~17:30
- 定休日
- 火曜日、年末年始休
施設点検休み(1月中旬〜下旬の平日※但し土日祝は営業)
※年度により若干の変動があります - アクセス
- 【バス】「六甲山上」駅より「六甲摩耶スカイシャトルバス」で約12分
- パスポートに含まれるもの
- 入場料600円
- 公式サイト
- 神戸市立六甲山牧場
「六甲摩耶スカイシャトルバス」で約7分、その後徒歩約20分
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12:30~14:00 ROKKO森の音ミュージアム
動物たちとのふれあいを満喫した後は、「ROKKO森の音ミュージアム」へ。「音」×「自然」がコンセプトのミュージアムで、19世紀後半から20世紀初頭にヨーロッパやアメリカで作られたクラシックオルゴールなどの自動演奏楽器やからくり人形を展示しているほか、実際に演奏している姿を見学することもできます。
また、六甲山の大自然が織りなす、四季折々のガーデンも見どころのひとつ。ガーデンの中にはベンチやアウトドアチェアなどを配したスペースが多く、ドリンクを片手に自然を眺める癒やしの時間を過ごせます。
また、ここでぜひランチタイムを。「森のCafé」では、サステナブルや地産地消を意識したメニューがたくさん!「淡路オニオンカレー」に「神戸ポークハンバーグ」など、地元の名産品を堪能しましょう。テラスでいただくのもおすすめ。風の音や川のせせらぎがきこえ、森に包まれたような気持ちになります。
- 住所
- 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
- 営業時間
- 10:00~17:00(最終受付16:30)
- 定休日
- 木曜日(祝日の場合は営業)
- アクセス
- 【バス】六甲山上バス「ミュージアム前」下車、徒歩約1分
- パスポートに含まれるもの
- 入館料1,500円
- 公式サイト
- ROKKO森の音ミュージアム
徒歩約6分
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14:15~15:30 六甲高山植物園
大自然に包まれリフレッシュできたら、徒歩約6分の場所にある「六甲高山植物園」へ向かいましょう。海抜約865メートルの六甲山頂付近に位置する植物園で、冷涼な気候を活かし、六甲自生植物や世界の寒冷地植物など約1,500種を栽培しています。
約5万平米の園内には、高山植物を自然に近い状態で眺められるロックガーデンや、植物に囲まれた写真を撮影できる渓流沿いの湿地、高原のお花畑をイメージした高茎草原などさまざまなテーマで造られたエリアが点在。ログハウス風のショップでは、園内に咲く花をイメージしたオリジナル雑貨や、植物や花に関するグッズを購入できます。
- 住所
- 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
- 営業時間
- 10:00~17:00(受付終了16:30)
- 定休日
- 3月、4月の木曜日
および2024年6月20日~7月11日の木曜日、11月下旬~3月中旬 - アクセス
- 【バス】六甲山上バス「高山植物園」下車、徒歩約1分
- パスポートに含まれるもの
- 入園料900円
- 公式サイト
- 六甲高山植物園
バスで約9分
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16:00~16:30 自然体感展望台 六甲枝垂れ
標高約880m、六甲山上で最も高い位置にある展望台「自然体感展望台 六甲枝垂れ(ろっこうしだれ)」。世界的に有名な建築家・三分一博志(さんぶいちひろし)が設計したもので、1本の大きな樹のようなデザインが特徴です。
枝葉越しに神戸の街並みを一望する直径約16メートルのドームをはじめ、6カ所のビュースポットがあり、場所によって異なる景色を一望できるのがポイント。体験型のアート展示「シダレミュージアム」では、さまざまな道具を使ってシャボン玉で遊ぶ「杉山兄弟のシャボン玉広場」や、ライトアップショーなど、アーティストによる六甲山とアートの融合を五感で楽しめます。天然氷と風を利用した夏の「冷風体験」や冬の「氷の切り出し」など、季節ごとのイベントも要チェック!
- 住所]
- 神戸市灘区六甲山町五介山1877-9
- 営業時間
- 9:30~21:00(施設・時期によって異なるため公式サイトをご確認ください)
- 定休日
- 木曜日、2025年1月1日、3月3日〜3月7日
- アクセス
- 【バス】六甲山上バス「六甲ガーデンテラス」下車すぐ
- パスポートに含まれるもの
- 入場料1,000円
- 公式サイト
- 自然体感展望台 六甲枝垂れ
徒歩約7分
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16:45~ 六甲有馬ロープウェーで移動
名残惜しい気持ちを抑え、帰りは六甲有馬ロープウェーに乗って有馬温泉方面へ。2020年3月にデビューした、スイス・CWA社製の新ゴンドラは、谷側の展望シートを一段低いステップに設置し、大きなガラス窓を配したデザインで、六甲山の自然をより間近に感じられるようになりました。上空から大自然を見下ろせるのは、ロープウェーならではの特権。深さ約140メートルの湯槽谷(ゆぶねたに)をのぞけば、スリリングな気分を味わえるかも!
- パスポートに含まれるもの
- 乗車料1,030円(片道)
- 公式サイト
- 六甲有馬ロープウェー
六甲有馬ロープウェー「有馬温泉」駅から徒歩約10分で有馬温泉街へ
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17:15~ 有馬温泉を散策
金の湯
道後、白浜とともに日本三古泉に指定される名湯で、豊臣秀吉も足しげく通ったと伝わる有馬温泉。有馬温泉の大きな特徴は、療養泉に指定される9つの成分のうち7つを含む豊かな効能と、金泉・銀泉の2種類の湯があること。鉄分と塩分を含む金泉は赤褐色に濁った湯で、塩分濃度が高いため、保温・保湿効果に優れています。
また、殺菌作用があるカルシウムイオンを含んでいることで、疲労回復や冷え性のほかに、皮膚疾患などにも効能があるのだそう。「有馬本温泉 金の湯」では、ぜいたくにかけ流しで金泉を堪能できます。隣接する足湯はなんと無料!有馬観光の合間にぜひ利用してみては。
- 住所
- 兵庫県神戸市北区有馬町833
- 営業時間
- 8:00~22:00(最終受付21:30)
- 定休日
- 第2・4火曜日、1月1日
- アクセス
- 【電車】神戸電鉄「有馬温泉」駅より徒歩約5分
- パスポートに含まれるもの
- 入館料 平日650円、休日800円
- 公式サイト
- 有馬本温泉 金の湯
銀の湯
湯の色が無色透明の銀泉は、炭酸泉とラジウム泉の混合泉。さらっとした湯ざわりで、肌がつるすべになると特に女性から人気が高い温泉です。
金泉と大きく違う点のひとつが、飲用できること。銀泉を飲むことで、胃液の分泌を刺激し、食欲増進が期待できるのだとか。「有馬温泉 銀の湯」では、太閤秀吉が入ったとされる岩風呂をイメージした浴室で銀泉を堪能できます。金泉と続けて入り、それぞれの湯の違いを楽しんでみては。
- 住所
- 兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
- 営業時間
- 9:00~21:00(最終受付20:30)
- 定休日
- 第1・第3火曜日(祝日の場合営業、翌日休み)、1月1日
- アクセス
- 【電車】神戸電鉄「有馬温泉」駅より徒歩約10分
- パスポートに含まれるもの
- 入館料 平日550円、休日700円
- 公式サイト
- 有馬温泉 銀の湯
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有馬温泉で一泊
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「KOBE観光スマートパスポート」を利用して約7,700円もお得に!
「KOBE観光スマートパスポート」のプレミアム2DAYチケットは7,200円。今回、定額で利用できる約50件の施設の中から11施設を回りましたが、通常は合計14,930円(休日の場合)かかるところ、なんと約7,700円もお得に!レンタカーなど割引サービスも充実しており、使い方によってはさらにお得に楽しめますよ。
また、食事券とあわせたパスポートも販売しています。
「KOBE観光スマートパスポート」は1DAYチケットもあるので、日帰り旅行を検討している人も安心。「KOBE観光スマートパスポート」を使って、気になるスポットへ遊びに行きませんか。
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