ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、『僕のヒーローアカデミア』『名探偵コナン』『モンスターハンター』の大人気エンターテイメント・ブランドが集結するイベント「ユニバーサル・クールジャパン 2024」が3月1日からスタートしました。
このイベントは、日本が世界に誇る人気アニメやゲームの魅力を国内外に発信することをミッションに、作品世界に没入できるイマーシブエンターテインメントの先駆けとして、2015年から毎年開催されています。
2月28日には、一般公開に先駆けて、元競泳選手の北島康介さんをスペシャルゲストに迎え、オープニング・セレモニーが開かれました。
▼「ユニバーサル・クールジャパン 2024」詳細
超衝撃!超リアル!なアトラクションに「何も言えねぇ」
「ユニバーサル・クールジャパン 2024」のオープニング・イベントには、アテネ五輪と北京五輪の2大会連続で金メダルを獲得し、日本のスポーツ界発展に長年貢献している北島康介さんが登壇。「ユニバーサル・クールジャパン 2024」を世界最速で先行体験し、各アトラクションについて興奮した様子で感想を語りました。
4Dアトラクション「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル 4ーD」
「本当に衝撃でした! 胸うたれまくりで、それこそ”何も言えねぇ”でした。キャラクターの”個性”が迫力ある映像でよく表現されていて、作品に入ったような感覚になりました。音や衝撃もあって、彼らの戦う姿勢はアスリートにも共通するのでぐっとのめりこみました。」
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リアル脱出ゲーム「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~100万ドルの序幕~」
「謎解きは難しくて、もうちょっと時間がほしかったですね。でも、小五郎先生が一緒になって考えてくれて、楽しいし興奮しました! 達成感も感じられました。」
VRアトラクション「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」
「本当にそこに崖がある感じでこわくて、完成度高すぎだろ!って。VRはこんなレベルまできてるんだ!と別格の衝撃でした。ゲーム性があってまだまだやりたい、ずっとこの世界にいたい、という感覚になりました。」
「出発のときに『機材、重いですか?』って聞かれたんですが、アスリート魂で『全然、重くないです!!』と(笑)
(チームで協力するより)どうしても自分が狩ってやろう!ってなっちゃって、個人競技はやっぱりダメですね(笑)」
レストラン「モンスターハンター ~セリエナの食事場」
「何をおいてもめちゃくちゃおいしくて、非常に楽しい食体験でした。スタミナがつくので、これから狩りに行くぞ!という前に食べて行ってほしいです。」
今年の「ユニバーサル・クールジャパン」は超衝撃!超リアル!超気持ちいい!?
また、日本が誇るスーパーコンテンツを1カ所で味わえる「ユニバーサル・クールジャパン」の魅力をひとことで表すと?と聞かれ、「”超気持ちいい”って言うしかないですね! (「ユニバーサル・クールジャパン 2024」のサブタイトル)『超衝撃!超リアル!』に、『超気持ちいい!』も付け加えていただいたらどうかなって(笑)」と、自身の名言を加えるよう提案していました。
プロデューサーたちが語る制作裏話や注目ポイント
オープニング・セレモニーには、3ブランドの代表者も北島さんとともに登壇。今回のユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボレーションについて、魅力や注目ポイントなどを語りました。
僕のヒーローアカデミア
株式会社集英社 週刊少年ジャンプ編集部 門司健吾さん
――『僕のヒーローアカデミア』の魅力は?
ヒロアカは正義と悪とか家族の問題とか、人を許すとはどういうことか、などいろいろなテーマを持っていて、全部に共通しているのが、おしゃれな解決法などまったくなくて、登場人物たちがみんなドロドロになりながら、がむしゃらにひたむきに突き進んでいく。その”熱”がヒロアカの一番の魅力だと思っています。
――「ユニバーサル・クールジャパン」での注目ポイントは?
以前、別の作品でも「ユニバーサル・クールジャパン」に参加させていただいたことがあるのですが、毎回スタッフの方の本気度、作品世界をなんとかアトラクションで表現したいというのをひしひしと感じます。
こういうのはどうですか?って提案すると、ちゃんと響いて、”一緒に作っている”感じがあり、作品への理解度も高くて、本当に毎回いいものを作っていただいているなと思います。
今回もユニバーサル・スタジオ・ジャパンと何回もやりとりして制作してきたことで、脚本をはじめ、ヒロアカのエッセンスがいい感じに詰め込まれています。
また、ヒロアカのテーマソング『有精卵<You Say Run>』を手掛けた作曲家・林ゆうきさんには、原作者の堀越耕平先生が今、原作の終盤を書いているところなんですが、書いていてその曲が流れるかどうかで、合っているかを判断しているというぐらい、作品に合った音楽を作ってくださいました。
今回のアトラクションでも、その林さんにオリジナル楽曲制作にご協力いただいてますので、ぜひ「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル 4ーD」を見に行って、「あ、この曲かな?」と注目していただけたらと思います。
名探偵コナン
劇場版『名探偵コナン』プロデューサー 近藤秀峰さん、汐口武史さん、岡田悠平さん(オンラインで出席)
――『名探偵コナン』の魅力は?
近藤さん:本当に素晴らしいのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのみなさんが毎年、よりおもしろいものを作ろうとされていることです。こんなことやっちゃっていいのかな?と毎年思いますが、それがファンのみなさんの満足につながっていると思います。
汐口さん:劇場版『名探偵コナン』も今年で27作目を迎え、映画館にも子どものときに見に行っていた方がお子さんを連れて見に来ていたり、3世代で来ていたり、老若男女に楽しんでいただける作品です。
さらに、ミステリーや謎解きだけでなく、キャラクターや人間関係もとても魅力的で、映画館に何度も足を運ぶ方がいらっしゃいます。「名探偵コナン・ワールド」も何度でも楽しめるので、ぜひ何度も体験していただきたいです。
――「ユニバーサル・クールジャパン」での注目ポイントは?
岡田さん:リアル脱出ゲーム「名探偵コナン・ザ・エスケープ」には、4月12日公開の劇場版でも活躍する服部平次や遠山和葉、怪盗キッドが登場し、劇場版と連動したプロローグになっています。映画と一緒に「エスケープ」もぜひみなさんに体験していただきたいです。
近藤さん:特にレストランでは食事をしながら、平次、和葉、恋敵の(大岡)紅葉との掛け合いを楽しめます。「エスケープ」だけではなく、レストランも「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」も体験していただけたらと思います。
モンスターハンター
プロデューサー 株式会社カプコン取締役専務執行役員 辻本良三さん
――「モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK」の魅力は?
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとは2011年からコラボさせていただいていますが、今回は今までやったことのないことをやっているので、正直、途中で「えらいもんに手をつけてもたな……」と思うぐらい大変でした。
でも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにはすごくがんばっていただいて、カプコンも共同開発に近い形でご一緒させていただき、かなりの自信作になっています。
没入感にすごくこだわって作っていますし、クオリティにも自信を持っています。「XR WALK」でしか味わえない、本当に自分が『モンスターハンター』の世界に入って狩りをする没入感、何にも代え難い狩りの達成感、一人ひとり違うワクワク感をぜひ体験していただけたらと思います。
――レストラン「モンスターハンター ~セリエナの食事場~」の魅力は?
初めてのモンハンレストランでは、“モンハン飯”だけでなく、装飾や仕掛けでも世界観を表現しているので、それも楽しんでいただきたいです。
「ユニバーサル・クールジャパン」とアスリートの世界には共通するものがある
3ブランドの代表者の妥協することなく、とことんこだわり抜いたという制作裏話を聞いて、北島さんは「ぼくはどっちかと言うと妥協しまくりだったんですが、でも、今日よくなくても明日はよくなると常に考えながら、いいものを見せたいと、自分の限界を突破し続けてきました。その意味ではユニバーサル・クールジャパンもまさに一緒だなと思いました」。
最後に、「本当に素晴らしい作品や才能、価値が日本にあって、これを世界に発信できるのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンだけだと思っています。日本のスポーツも世界に出ていかなければいけないという意味で、共通する部分があると思います。今回、いろいろなことを体験させていただき、”超元気”になりました」と語りました。
そして、ファンの期待が最高潮に達するなか、北島さんと会場のみんなで声を合わせ、「ユニバーサル・クールジャパン 2024、開幕!」と開幕を宣言。華やかな紙吹雪に包まれ、日本発のコンテンツの魅力や価値を世界に発信し続ける「ユニバーサル・クールジャパン」の今年の開幕を盛大に祝いました。
▼「ユニバーサル・クールジャパン 2024」詳細
取材・文:楽天トラベルガイド編集部
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
原作/青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
© 2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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書・紫舟
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