その圧倒的情報量と現地在住者や旅行者が届ける生の情報で、世界的に高い人気を誇る旅行ガイド『Lonely Planet』。毎年秋に、編集者やライター、ブロガーの推薦を受けた世界中の観光地から、話題性や持続可能な観光実践への取り組みなど、独自の基準で審査を行い、「Lonely Planet’s Best in Travel」として、Countries(国)、Regions(地域)、Cities(都市)のそれぞれについて上位10位を決定・発表しています。
四国が「Lonely Planet’s Best in Travel 2022」地域部門第6位に
2021年11月に発表された「Lonely Planet’s Best in Travel 2022」では、アイスランドの「西部フィヨルド」やアメリカの「ウェストヴァージニア」、中国の「シーサンパンナ・タイ族自治州」などといった魅力的なエリアと並び、日本から「Shikoku(四国)」が堂々の地域部門第6位に選出されました。
連綿と続く「お接待」文化を今に残す「四国遍路」や、環境保全を軸とした地域コミュニティのつながりなど、四国には同地ならではの魅力が多数。今回のランクインは、「四国はひとつ」を理念に、自治体や事業者、関連団体などが官民一体となって取り組んできた「広域観光の推進による四国ブランドの確立」が実を結ぶ結果となっています。
コロナ禍に求められる「癒し」や「新しい世界観」を発信!
ランキング発表時のプレスリリースでは、「Shikoku(四国)」について、「some lesser-known gems like Shikoku, Japan(あまり知られていない日本の宝)」と表現。最新の旅行トレンドとともに上位観光地の情報が掲載される同社のイヤーブックでは「四国遍路」に加え、日本で初めて「ゼロ・ウェイスト」を宣言した徳島県の「上勝町」、絶景が続く秘境「祖谷渓(いやけい)」が取りあげられています。
コロナ禍において世界中の人々が求めるようになったのは、「癒し」や「新しい世界観」。これを具現化するエリアとしての取り組みとその発信が、今回の「四国」選出にもつながったのではないでしょうか。
同誌では他にも訪れるべき場所として、愛媛県の西日本最高峰「石鎚山」と日本最古の温泉ともいわれる「道後温泉」、アートと自然の融合が楽しめる香川県の「直島」、遠浅の絶景が楽しめる高知県の「大岐の浜」といったスポットが挙げられており、新時代のデスティネーションとして、その魅力が伝えられています。
これを受けて、今後も四国4県を一体としたプロモーションを継続。実施中の「四国デスティネーションキャンペーン」をはじめ、各県の宿泊等割引キャンペーンや、四国をぐるっと楽しむ旅アプリ「しこくるり」、「四国で出会える世界の有名スポットコンテスト」などの施策を通して、さらにエリア観光を盛り上げています。
with/afterコロナの旅のデスティネーションとして、世界的にも高い評価を受けた「四国〜Shikoku〜」。この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。