提供:テレビ静岡
静岡市由比の名物と言えば駿河湾の宝石「サクラエビ」です。サクラエビを使った料理を提供する店は由比港周辺にいろいろありますが、なかでもオススメの3店を紹介します。
【見晴旅館】旅館のお得ランチ 1,000円台なのにサクラエビ三昧
東海道に面した見晴旅館では、宿泊者でなくてもお得にサクラエビのランチが食べられます。かき揚げ、生、釜ゆで、佃煮と全部制覇できる定食がありました。
風情ある東海道の街並みを歩いて行くと見晴旅館がありました。旅館ですが、お得でおいしいランチがあるそうです。
まずは看板のメニューをチェック。由比らしいサクラエビとシラス料理が各種あります。
- 桜えびかきあげ定食
- 1,650円
- 桜えびしらすかきあげ定食
- 1,320円
- しらすかきあげ定食
- 1,100円
- 桜えびかきあげ丼
- 1,430円
- 生桜えび丼
- 1,430円
- ゆで桜えび丼
- 1,430円
- ゆでしらす丼
- 880円
- ゆで桜えびしらす丼
- 1,320円
サクラエビ×4種の定食
さっそく店内へ。超お得な「桜えびかき揚げ定食(1,650円)」を注文しました。
なんと、生サクラエビに釜ゆで、佃煮、さらに、サクラエビのかき揚げが2枚もついてるサクラエビ三昧の定食。
まずは、生をぜいたくにいただきます。1匹1匹が大きく見えますが、2024年春漁のサクラエビは特にビッグサイズなんだそうです。
生サクラエビはプリップリでふわっと香ります。
サクラエビの佃煮は、お米が欲しくなる一品でした。甘辛でごはんがすすみます。
さらなるメイン、かき揚げには抹茶の塩が付いています。サクッと音がいい!
見晴旅館のかき揚げはタマネギではなく三つ葉を使い、あっさり仕上げているのがポイント。
薄い衣で揚げているので、サクラエビのサクサク食感をより楽しめるそうです。ビールが欲しくなるサクラエビのかき揚げでした。
見晴旅館
- 住所
- 静岡県静岡市清水区由比今宿996-1
- 定休日
- 木曜日
- 営業時間
- 11:30~14:00
- 電話番号
- 054-375-2503
【ごはん屋さくら】生やかき揚げでサクラエビを味わい尽くす豪華定食
続いては由比・蒲原ならではの“ごちそう”を提供するお店。毎日行列が発生する人気店の看板メニューは、サクラエビ尽くしの豪華定食でした!
国道1号線の沿線にある「ごはん屋さくら」は、駿河湾の海の幸を詰め込んだ豪華な丼が人気です。
旬が味わえる豪華なメニュー
ごはん屋さくらの“自慢のアレ”は「桜えび定食」。
駿河湾で獲れた生サクラエビ、釜揚げ、つくだ煮。そして、さくら自慢のかき揚げに、お吸い物にもサクラエビが。
「駿河湾の宝石」と呼ばれるサクラエビを味わい尽くすための定食です。
生サクラエビはクセがなく、甘みと香りが口いっぱいに広がります。
釜揚げもサクラエビの風味を邪魔しないように、絶妙な塩加減に調整しています。
かき揚げは、衣の薄さにこだわっています。
2種類のてんぷら粉をブレンドすることで、お箸で崩れるようなサクサク食感に揚がるように調整しています。
サクッとしたかき揚げを作るには、揚げ油の温度を下げないことが重要。一度に4枚までしか揚げないことで、温度の低下を防いでいます。
シメは「お茶漬けセット」がオススメ。
お皿に落ちて残ったかき揚げに、お吸い物にも使っている“だし”をかけていただきます。
だしとかき揚げ、ワサビとの相性も抜群で、サクラエビならではの味わいを最後まで堪能できます。
お吸い物やお茶漬けのだしは、グツグツと沸騰させる。うま味をしっかりと抽出することが、サクラエビの味を引き立てることにつながっています。
料理のさまざまなところで、ひと手間が光っています。並んででも食べる価値ありのお店です。
ごはん屋さくら
- 住所
- 静岡県静岡市清水区由比今宿1027-8
- 営業時間
- 平日 11:00~16:00
土日祝 10:30~18:00 - 定休日
- 火曜日
- 電話番号
- 054-376-0101
【鮨処 やましち】幻の絶品食材+サクラエビ「ももくろ揚げ丼」とは!?
由比蒲原でサクラエビとともに水揚げされる「センハダカ」という魚をご存じですか。見た目は真っ黒でも味は絶品。センハダカとサクラエビの料理を食べられるすし店があります。
JR新蒲原駅から徒歩3分の場所にある「鮨処やましち」は、創業から46年、地域のすし処として愛され続けています。
駿河湾の食材を使った握りだけでなく、茶葉とサクラエビを合わせたかき揚げなど、新メニューも開発しています。
ここでしか食べられない幻の食材を丼に
注目は「ももくろ揚げ丼」。
サクラエビと「センハダカ」という深海魚をかき揚げにして、甘めのタレをかけた丼メニューです。
色が桃色と黒色なので、「ももくろ」という名前になりました。
センハダカは、サクラエビと一緒に獲れる深海魚。
かつて由比蒲原では食べられていた魚ですが、下処理に手間がかかることなどから、徐々に姿を消した幻の食材なんです。
ふっくらとした食感でクセがなく淡白な味わいのセンハダカは、サクラエビと相性抜群です。
何度も洗浄して口当たりの悪いウロコやヌメりを徹底的に取り除く下処理が大事とのこと。 このひと手間で、白身のふっくらしたおいしさを引き立たせます。
タレは、先代から引き継いだ秘伝の配合。甘めの味付けが、センハダカ特有の苦みを緩和してくれるんです。
アイデアマンで行動力抜群の女将がつくった「ももくろ揚げ丼」。旅の記念に一度食べてみると驚くかもしれません。ちなみに、ご主人の握るお寿司も絶品です。
鮨処やましち
- 住所
- 静岡県静岡市清水区蒲原3-3-10
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 火曜日
- 電話番号
- 054-388-2339
※この記事は、2024年6月16~23日にテレビ静岡「テレしずWasabee」で公開された記事を再編集し、転載したものです。