提供:金沢日和
加賀野菜のひとつ、五郎島金時は「粉質系」と呼ばれ、「こぼこぼ」した食感と優しい甘さで江戸時代から地元の人に愛されているさつまいも。特に料理や菓子作りに適しており、金沢の食シーンに欠かせない秋の味覚だ。
五郎島金時農家の『かわに』では、自社の畑で土にこだわり、愛情込めて育て収穫した五郎島金時を自社工場で焼き芋、ペーストにしてお菓子を作っている。この度、金沢駅構内の直営店がリニューアル。そのデザインコンセプトからさらに「ファームトゥテーブル(畑から食卓まで)」の考え方が客にとっても理解しやすくなったそう。そして芋のことを一番知る農家が作るお菓子、ということでどのお菓子も素朴な美味しさが評判を呼んでいるようだ。
一年を通して土と風と太陽と向き合う。すべては美味しい五郎島金時のために
ミネラルを豊富に含み、水はけが良く、肥料もちの良い五郎島地区の砂。この砂丘地で育った五郎島金時は「こっぼこぼ」と地元の方言で表現されるような食感と優しい甘さ。ビタミンCがリンゴの約10倍含まれており、高血圧予防や食物繊維が豊富など栄養もバツグン。地元はもちろん、全国にファンが多くその価値が年々上がっている。
震災をきっかけに自社で加工を決意。焼き芋やペーストがプロから絶賛される
平成7年、阪神・淡路大震災で援助物資に送った五郎島金時10トンが、生の芋では食べられないとの理由で戻ってきた。この時「五郎島金時で人の役に立ちたい」と、自社の加工工場建設を決意する。工場ではmm単位でメッシュを指定できるペーストや、芋の水分量や大きさにあわせて調整できる焼き芋専用オーブンなど、まさに五郎島金時がどうやったらおいしくなるかを考え抜いた工場となっており、そこからヒット商品「農家屋ぽてと」が生まれたのだ。
もっと五郎島金時に注目してほしいと直営店を畑を彷彿とさせる店に改装
金沢駅構内の直営店を改装リニューアル。これまで以上に「五郎島金時」カラーを前面に出し、地元はもちろん世界中から訪れる人々に加賀野菜の五郎島金時を紹介する農家としての使命を感じている。所狭しと並ぶのは、すべて自社で加工したスイートポテトや焼き芋、金つばなどお土産やお持たせに最適なお菓子ばかり。『かわに』の畑から食卓への物語は新しい章を迎えている。
店舗情報
- 住所
- 金沢市木ノ新保1-1 金沢百番街あんと(JR金沢駅構内)
- TEL
- 0120-143-493
※電話でのお問い合わせは月曜~金曜/祝祭日除く9:00~17:00 受付 - Fax
- 076-255-2219
- 駐車場
- 提携 P
- 営業時間
- 8:30~20:00
- 定休日
- なし
- 公式・関連サイト
- 農業生産法人 有限会社かわに ※FAX注文、オンラインショッピングも可能
※この記事は、2023年6月20日に「金沢日和」で公開された記事を転載したものです。