年の瀬が迫るなか、気になるのは年末年始の交通状況。旅行や帰省を予定していて、高速道路がいつ、どこで、どの程度渋滞するのかを知りたいという人も多いのではないでしょうか。
そんななか、東日本高速道路株式会社（以下、NEXCO東日本）関東支社および中日本高速道路株式会社（以下、NEXCO中日本）東京支社・八王子支社から、関東甲信地方と静岡県内の高速道路の年末年始期間の渋滞予測が発表されました。
年末は12月29日午前、年始は1月2日夜がピーク予想
今回発表された渋滞予測は、2023年12月28日（木）から2024年1月4日（木）の8日間を対象としたもの。過去の渋滞実績と、最近の交通状況を踏まえ、関東甲信地方および静岡県内の高速道路で、10km以上の交通集中渋滞を予測しています。
下り方面で交通集中渋滞が多く予測されるのは、12月29日（金）、30日（土）と1月2日（火）。下り方面への移動を考えるなら、12月31日（日）と1月1日（月）の高速道路利用がおすすめです。
上り方面では、1月2日（火）、3日（水）に多くの交通集中渋滞が予測されています。可能であれば1月4日（木）以降の移動を検討することをおすすめします。
29日午前の東名「秦野中井」と2日夜の東北「加須」に要注意
今回の予測では、30kmを超えるなど、特に長い渋滞が想定されるエリアやタイミングも予測。下りでは東名高速道路「秦野中井」IC付近で、上りでは東北自動車道「加須」IC付近、関越自動車道「高坂」SA付近、東名自動車道路「綾瀬」SIC付近などで、特に長い渋滞が予測されています。
下り方面で最も長い渋滞が予測されるのは、12月29日（金）午前8時をピークとした東名高速道路「秦野中井」IC付近で、40km程度。ついで、12月30日（土）同時刻をピークに同エリアで35kmの渋滞が予測されています。
上り方面で最も長い渋滞が予測されるのは、1月2日（火）午後5時をピークとする東北自動車道「加須」IC付近で、35km程度。ついで同日午後4時をピークに関越自動車道「高坂」SA付近で約30km、同日正午をピークに東名高速道路「綾瀬」SIC付近で30kmほどの渋滞が予測されています。
2023年度の年末年始は2022年度より混む予想
2022年度との比較において、2023年度の年末年始は上り・下りともに渋滞回数が増える予測。さらに、30kmを超える長い渋滞の発生予測回数も、上下線ともに増加が予測されています。
NEXCOでは、ピークを避けた移動を推奨しているほか、各種インターネットサービスやアプリ、特設サイトなどでリアルタイムの道路交通情報を提供。休憩施設などでの駐車場整理員の配置や臨時トイレの設置など、渋滞時のスムーズな移動をめざすサービスにも取り組んでいます。渋滞情報をしっかりチェックして、年末年始はスムーズな移動と良い旅を楽しみましょう。
