2024年春のリニューアルオープンに向けて休業している「神戸ポートタワー」で、オープンに先駆けて2023年12月21日からライトアップが再開されることになりました。港町のシンボルであり、その美しい曲線から「鉄塔の美女」とも呼ばれるタワーが、約2年3カ月ぶりに鮮やかな光で彩られます。
開業60周年に合わせ、ライトアップを先行再開
神戸ポートタワーは耐震補強や一部施設の新設工事のため2021年9月から休業しており、2024年春にリニューアルオープンを予定しています。一方、2023年に開業60周年を迎えたことから、地元住民や観光客にいち早くタワーの明かりを届けたいと、ライトアップを先行して再開することになりました。
タワーとして日本で初めて夜間ライトアップを行った歴史を持つという神戸ポートタワー※1。今回のリニューアルでは「赤く美しい鼓型の構造をしっかりと夜空に照らし出す」ことをコンセプトにしているそうです。省エネで高い表現力を備えたカラーLEDを採用し、特にリニューアルオープン後は、動きのある演出などバリエーションに富んだライティングも行われる予定です。
※1 一般社団法人神戸港振興協会調べ 神戸ポートタワー50年史より
再開当日は応募者先着50名が参加できる点灯イベントも開かれます。会場では地元アーティストによるジャズライブを聴きながら、約2年3カ月ぶりに再点灯する瞬間を間近で楽しめます。なお、同イベントの模様はYouTubeの神戸市公式チャンネルでもライブ配信されることになっています。
神戸ポートタワー
- ライトアップ再開日時
- 2023年12月21日 17:30
※以降は日没~23:30まで点灯 - 住所
- 兵庫県神戸市中央区波止場町5-5
- アクセス
- 【電車】地下鉄海岸線「みなと元町」駅から徒歩約5分、JR・阪神電鉄「元町」駅から徒歩約15分
【車】阪神高速3号神戸線「京橋」出口から約5分 - 参考
- YouTube 神戸市公式チャンネル「kobecitychannel」
点灯再開に合わせて周辺イベントも
点灯再開前日の2023年12月20日からは、メリケンパークのライトフェスティバル「メヤメヤ2023」も開催されます。「メヤメヤ」とは、メリケンパークの頭文字「メ」と「夜=ヤ」を組み合わせた造語で、「もやもや」する新しい感情の始まりに光を当て、自分の中にある「なにか」を探しに出かける……といった思いが込められているそうです。カラフルな光で夜景に浮かび上がる神戸海洋博物館のほか、広場から海に抜けるメリケンストリート一帯がLEDビジョンで照らされます。
ランドマークである「神戸ポートタワー」をはじめ、幻想的な明かりに包まれた冬の神戸ウォーターフロントで特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
ライトフェスティバル「メヤメヤ2023」
- 住所
- 神戸市中央区波止場町 メリケンパーク周辺
- 開催期間
- 2023年12月20日~12月29日
- 開催時間
- 17:30~21:05
- 料金
- 無料(一部有料)
- アクセス
- 地下鉄海岸線「みなと元町」駅下車徒歩約5分、JR「元町」駅から徒歩約10分
- 詳細
- 神戸市・ライトフェスティバル「メヤメヤ」公式ページ
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