K-POPや韓流ドラマ、韓国料理や韓国美容など、今、日本は空前の韓国カルチャーブーム。海外へ行くなら「まず韓国!」と答える人が増えています。そして、日本から飛行機で約2時間半という、その近さも魅力のひとつです。
フライト時間が短いとはいえ、その間も目的地・韓国を感じながら快適に過ごしたい…と思うのは当然。そんな欲張りさんにぜひおすすめしたいのが、アシアナ航空「エアバスA380」で行くソウル便です。「空飛ぶホテル」ともいわれる世界最大級の大きさを誇る旅客機を利用した、広々と快適な空の旅をレポートします。
世界最大級の旅客機「A380」!2階建ての広々とした機内に感動
日本と韓国を結ぶアシアナ航空は、日本の主要都市から日に21便ソウルの仁川空港や金浦空港へ定期便を運航している、観光旅行やビジネスにとても便利な路線です。
今回は、東京・成田~ソウル・仁川間を週4便運航する「エアバスA380」に搭乗しました。エプロンに駐機する「エアバスA380」。ひときわ目立つ大きく安定感のある機体は、遠くからでも目を引きます。
それもそのはず!「エアバスA380」は2階建て、495人乗りの世界最大級の飛行機なのです。搭乗するとエコノミー席の通路や椅子など、その機内の広さに驚きます。2階へ続く階段は、まるで宇宙船に乗り込むような気分でワクワク!
495人乗りの内訳はビジネススイート12席、ビジネスマーティウム66席、エコノミーが417席。席数は多いのに広々としているのでゆとりがあり、人の多さを感じません。
脚を伸ばしても窮屈さを感じない快適なエコノミーシート
今回搭乗したのは、エコノミークラスの通常シートです。シートピッチ(前後の座席間隔)は33インチ(約84cm)、シート幅は18.9インチ(約48cm)。脚を伸ばすゆとりがあり、体を動かしても窮屈感を感じません。ゆったりとしたシートに身をゆだねて、思う存分リラックス!
フライト中はフットレストに足をのせてラクな姿勢をキープ。いつも感じる足の疲れやむくみを感じませんでした。
各シートには11.1インチの大きなモニターが設置されています。韓国映画や邦画、ハリウッド映画、子どもに人気のアニメ作品、本場K-POPをはじめとした音楽やゲームなど、約2時間半のフライトでは楽しみ尽くせないほどの充実のコンテンツラインナップに心が躍ります。
デューティーフリーショッピングもモニターからリクエストできるので、機内で手軽に買い物も!
モニターの横にはUSBコンセントが! 機内にいる間に携帯を充電しておけば現地でも安心です。また電源はエコノミー席の場合、4座席に3つ、3座席に2つ、2座席に1つ付いています。
2Fにはエコノミーの中でも2席並んだデュオシートがあります。周囲を気にせずカップルや友人と楽しい時間を過ごしたいなら、早めにこちらのシートをリクエスト!
ほかほかの機内食にコチジャンを加えて韓国料理風にアレンジ
安定飛行に入ってしばらくすると、楽しみにしていた機内食の時間です。機内食の内容は季節ごとに変わるそう。
この日のメニューは、温かいすきやき風牛丼と玉子どうふ、ワッフル。そして韓国のソウル調味料コチュジャンのパウチ付き! 牛丼にコチュジャンを入れて、韓国料理風の味変も楽しみました。ドリンクはオレンジジュース、炭酸飲料やお茶など、ソフトドリンクのラインナップも充実。
フルフラットシートのビジネスクラスでワンランク上の空の旅を
2時間半のフライトをもっとゆったりと過ごしたい人におすすめなのが「ビジネスマーティウムクラス」。2F前方にあるシートはジグザグとレイアウトされているため、いつでも隣の人に気兼ねすることなく自由に出入りが可能。180度水平に倒すことができるベッドタイプシートを搭載し、広々としたプライベートな空間で有意義なフライトを存分に堪能できます。
本場の韓国料理はもちろん、クオリティの高い西洋料理も選べます。また機内食に合うワインは世界のトップソムリエが選定しているというこだわりよう。
ゆとりのあるエコノミーシートに体をあずけてウトウトしたり、充実したエンタメを楽しんだり、「エアバスA380」で過ごした2時間半のフライトはあっという間。移動の疲れを全く感じないのでソウルに到着した瞬間から、元気いっぱいで観光を楽しめる空の旅でした。
フライトでの移動も現地の観光も目いっぱい楽しみたいなら、アシアナ航空「エアバスA380」を選ぶのが正解です!
取材・文/山本美和 撮影/田辺エリ 取材協力/アシアナ航空