元気に船を追いかけてくるかもめたち。白とブルーの爽快。
いわきデイクルーズ
カモメたちとともに青い海を進もう
「いわきの青い海を見ながらのドライブが好き」
「スパリゾートハワイアンズ」でフラガールとして活躍する
オーリノ苑未(そのみ)さんの言葉です。
美しく雄大な太平洋。これもいわきの魅力です。
「いわきデイクルーズ~小名浜湾内めぐり航路」は約50分で、
海から、いわきの漁業、工業、歴史、自然を知り、
体感できるアクティビティ。
中でも、驚くほど多くのかもめがすぐそばで飛ぶ様は、
迫力たっぷり。子供も大人も、思わず歓声を上げます。
そして、次第にその迫力に慣れると、
一羽、一羽のかもめの表情が見えてきます。
余裕で優雅な風情のかもめ、若々しく可愛らしいかもめ、
船にちょこんとのってのんきにさぼっているかもめ。
単に動物や鳥類の群れ、というのではない、個性の集合体。
日本の産業を支えるという一面と、青く美しい日本を代表する景観。そのどちらも、小名浜。
野口雨情の『かもめ』
かもめ飛んだ 飛んだ かもめが 飛んだ
一羽 おくれて あとから 飛んだ
海は遠いし、渚は長し。
かもめ飛んだ 飛んだ あとから飛んだ
一羽 はぐれて いそいで 飛んだ
海は遠いし、渚は長し。
かもめを見つめる少年。彼は何をかもめに思うのでしょうか…。
一羽だけおくれて、はぐれそうなかもめから感じた同情。
それは、弱者への憐憫かもしれない、
と雨情の歩みをつづった本には書いてありました。
でも、仕事に疲れたり、気持ちに陰りをもって訪れたら、
きっとこう思う。
小名浜の心地よい風、太平洋の美しいブルーの中
ここで飛ぶかもめに自分を照らし合わせて。
海の向こうに広がっているのは大きな可能性。
そして、渚はいわき、
そう、暖かい気持ちにあふれた場所に還っていく。
50分のトリップ。
海は近くに感じられるし、渚への距離だって遠くない。
寂しくなんかない。孤独じゃない。
自由に羽ばたくかもめたちと風とブルーの海とに癒されて、
さあ、明日へ。
いわきデイクルーズ
福島県いわき市小名浜字辰巳町43-1 いわき ら・ら・ミュウ内
小名浜湾内めぐり航路は毎日午前10時より1時間ごとに出航。
最終便などは季節ごとに変動するので公式サイトで確認を。
乗船料:1,800円(大人・個人)