生寿苑の朝の厨房。金田料理長が、慣れた手つきで地元たまご屋さんから届いた新鮮な卵を溶く。熱せられた四角い銅製のフライパンに溶いた卵を流し込む。ジュワッという音と共に、ふわぁ～と均等に広がる。美味しいにおい。菜箸が踊るように玉子焼きを作っていく。まな板にのった湯気立つたまご焼きを大きく切る。変わった事はしていない。新鮮な卵と焼きたて、これが日本のソウルフード。今までもこれからも。

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