提供: Sitakke
数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。
今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、「霧の世界」後編をお届けします。
【前編:北海道の絶景5選 「息をするのを忘れるくらいの感動」マジックアワーに見た『霧の世界』】
北海道ならではの「矢印」
- 撮影日
- 2023年11月
- 場所
- 十勝平野
- シャッター速度
- 1/400秒
- 絞り
- f/8
- ISO
- 100
- カメラ
- SONY a7Ⅳ
- Edit
- Adobe Photoshop Lightroom
車を止め、朝霧の世界を少し歩いてみました。
普段はまっすぐに続く道が見えているのですが、20メートル先の景色は見えません。
道路沿いに設置されている、下向きの矢印看板。
冬は雪が積もって、道路がどこかわからなくなるので、道幅がどこまでかを示すものです。
北海道ではどこにでもある光景ですが、北海道ならではの景色ですね。
視点を変えると見えてくる「キラキラ」
- 撮影日
- 2023年10月
- 場所
- 十勝平野
- シャッター速度
- 1/160秒
- 絞り
- f/10
- ISO
- 125
- カメラ
- SONY a7Ⅳ
- Edit
- Adobe Photoshop Lightroom
霧が発生する日は、空気中の水分が多い日です。
足元に目を向けると、霧が何かに付着するとできる『朝露』がキラキラと地面を輝かせています。
視点を変えると、きれいな光景が見つかりますね。
花と朝霧
- 撮影日
- 2023年11月
- 場所
- 十勝平野
- シャッター速度
- 1/100秒
- 絞り
- f/16
- ISO
- 320
- カメラ
- SONY a7Ⅳ
- Edit
- Adobe Photoshop Lightroom
もう一つ視点を変えて、畑の脇の「花」に目を向けてみました。
霧の中から太陽の光が届き、なんとなく生えている花も幻想的。これは去年11月初旬に撮影していますが、寒さからか、うっすらと花のまわりに霜も降りています。
音と水蒸気がかもし出す雄大さ
- 撮影日
- 2023年10月
- 場所
- 音更町
- シャッター速度
- 1/100秒
- 絞り
- f/6.3
- ISO
- 125
- カメラ
- SONY a7Ⅳ
- Edit
- Adobe Photoshop Lightroom
十勝を代表する川『十勝川』。
よく撮影のため足を運びます。川が流れる音に迫力があります。
川からの水蒸気が霧を発生させます。水面は朝日に照らされ、オレンジ色へと変わり、とてもとても雄大な景色です。
動物たちの目覚め
- 撮影日
- 2023年10月
- 場所
- 音更町
- シャッター速度
- 1/100秒
- 絞り
- f/6.3
- ISO
- 125
- カメラ
- SONY a7Ⅳ
- Edit
- Adobe Photoshop Lightroom
秋には色を変える木々。冬には木がすべて凍り、霧氷の白銀世界へと変わります。
春夏秋冬でいろんな景色を見せてくれる十勝川です。
寒暖差が生まれる早朝は、朝霧が発生しやすくなります。
早起きはちょっと大変ですが、雄大な十勝平野を幻想的にさせる霧の世界。
一度訪れてみてはいかがでしょうか?
撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。Instagram「@takayasunset0921」では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。
※この記事は、2024年8月28日にHBC北海道放送のWEBマガジン「Sitakke」で公開された記事を転載したものです。