タイトル画像:© Studio Ghibli
愛知県は、愛・地球博記念公園内にオープン予定の「ジブリパーク」の開業日を、2022年11月1日とすることを発表しました。同時に、『となりのトトロ』や『もののけ姫』『耳をすませば』などスタジオジブリの名作映画の世界観が再現された各エリアのテーマや、スタジオジブリが観光動画として初めて手掛けた愛知県の紹介動画も公開。開業が待ち遠しい園内の様子をご紹介します。
目次
開業日は2022年11月1日!ジブリパーク概要
愛知県名古屋市近郊にあたる長久手市に、2022年11月1日に開業する「ジブリパーク」。2005年に開催された愛・地球博の会場となった記念公園内に、スタジオジブリ作品の世界観を表したセットや美術品の数々が並ぶ公園施設となる予定です。
公園内には、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」、さらに2023年度オープン予定の「もののけの里」「魔女の谷」を整備すると発表されています。
「青春の丘」ー『耳をすませば』などの世界が来園者を歓迎
「青春の丘」エリアは、公園北入り口に最も近く、来園者を迎え導くジブリパークの象徴。1995年公開の映画『耳をすませば』で登場人物たちが「カントリーロード」を演奏するシーンが印象的なアンティークショップ「地球屋」が再現されるほか、同映画のロータリーが再現された「ロータリー広場」、映画『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」を表した建物が登場します。
工事現場の様子
「ジブリの大倉庫」ー『天空の城ラピュタ』の庭園などを展示
かつては温水プールだった施設の大空間を活かす形で造られるのが、「ジブリの大倉庫」。屋内に広がる街のような演出が施され、ジブリ作品にまつわる資料の常設展示、企画展示などが予定されています。倉庫らしさと懐かしさが織り交ざる、和洋折衷の建築空間をイメージ。
展示施設としては、東京都にある「三鷹の森ジブリ美術館」の約3倍となり、およそ170席の映像展示室、カフェ棟なども建築が予定されています。
展示物として、1986年公開『天空の城ラピュタ』より廃墟になったラピュタの庭園をイメージした「天空の庭」や全長約6mのスケールで再現される空飛ぶ巨大な船、2010年公開『借りぐらしのアリエッティ』に登場するアリエッティとその家族が暮らす家などを準備。
映画『となりのトトロ』の世界で子どもたちが遊べる部屋には、ねこバスの導入なども予定されています。
工事現場の様子
「どんどこ森」ーサツキとメイの家と昭和の田園景観
愛・地球博の際に建築された「サツキとメイの家」を中心とする、「どんどこ森」エリア。家は映画を忠実に再現している人気スポットで、周辺が昭和の田園景観をイメージしたエリアに整備されます。映画『となりのトトロ』の世界をより深く、身近に感じられるようなセットを予定。
「サツキとメイの家」の裏山に新たに建設が発表されているのが、スタジオジブリの人気キャラクター・トトロの形をした「どんどこ堂」。小学校低学年の児童5~6人が遊べる木製遊具です。
「もののけの里」「魔女の谷」ー2023年度に開業予定
さらに、2022年の開業からおおむね1年後には、映画『もののけ姫』の里山的風景をイメージした「もののけの里」、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』など北ヨーロッパ風の空間を再現した「魔女の谷」エリアのオープンも予定。体験学習施設「タタラ場」や、「ハウルの城」と荒地、レストラン棟などが整備されます。
スタジオジブリが制作する愛知県観光動画『風になって、遊ぼう。』
さらに、スタジオジブリが初めて手掛けた観光動画となる、愛知県を紹介した『風になって、遊ぼう。』も公開。豊かな自然、モノづくりの伝統、多くの武将を輩出した歴史を持つ愛知県の魅力をスタジオジブリが描いています。ジブリパークを訪れたらあわせてめぐりたい観光地を今からチェックしておきましょう!
動画に登場するスポットの観光情報
ジブリパーク(愛・地球博記念公園)までのアクセス
名古屋駅からジブリパーク(愛・地球博記念公園)までは、地下鉄東山線と、磁気浮上式リニアモーターカー「Linimo(リニモ)」を乗り継ぎ約50分。車なら東名高速道路「名古屋」ICより約20分で到着します。旅行で訪れる際には、名古屋を拠点にするのが便利。
そのほか、春日井方面からならJR「多治見」駅より電車で約50分、岡崎方面からはJR「岡崎」駅より電車約1時間で到着します。
ジブリパークを旅するのにおすすめ!名古屋の宿泊施設