「東京ディズニーセレブレーションホテル」はサービスや施設をシンプルにしたバリュータイプのディズニーホテル。お手頃価格のプランが多く、グループ旅行にもおすすめです。今回は、冒険や発見をテーマにした「ディスカバー」と、夢やファンタジーをテーマにした「ウィッシュ」の2棟の魅力をご紹介します。
目次
「東京ディズニーセレブレーションホテル」は、「ディスカバー」と「ウィッシュ」の2棟からなるホテルで、それぞれ東京ディズニーランドⓇと東京ディズニーシーⓇの要素を取り入れたデザインが施されています。
館内ではパークで聞こえる音楽が流れていたり、ホテルでパークでの余韻に浸ったり、ディズニーの世界観をたっぷり楽しむことができます。
新浦安駅から路線バスかタクシーで約10~15分。羽田空港へもリムジンバス(有料)が出ているので、遠方から来る方からも人気です。もちろんホテルから東京ディズニーランド、東京ディズニーシーへの無料バスも往復しています。
まずは「ディスカバー」から中に入って行きましょう!パームツリーとともに建つピンクの建物に心が躍ります。
ロビーではミッキーマウスのオブジェがお出迎え!
エントランスを抜けると迎えてくれるのは探険家姿のミッキーのオブジェです。ロビーにはパークのアトラクションをイメージしたさまざまな家具やオブジェが目を惹きます。
こちらは東京ディズニーランドの人気アトラクション「ビーバーブラザーズのカヌー探険」をモチーフにしたソファが並びます。
その両隣にあるのは、大航海時代をイメージした地球儀と東京ディズニーランドのアトラクション「ビッグサンダー・マウンテン」のトロッコをイメージしたソファ。
ここで記念撮影をする方も多いそうです。パークから帰ってきた人にとっては、夢のような余韻に浸れる空間になっています。
またロビーのチルドレンズエリアではディズニー映画が上映され、お子様たちが石型のソファーに座ってテレビを見ている光景も。もちろん、大人も一緒にディズニー映画を楽しむことができますよ。
パークでの思い出がよみがえるフロントデスク
フロントデスクにもパーク内のアトラクションをイメージしたアートがあります。
東京ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」、「カリブの海賊」、東京ディズニーシーのアトラクション、「レイジングスピリッツ」のアートのイラストがデザインされています。アートを見ながら話しも盛り上がりそう!
またフロントデスクの反対側には、荷物を預かってもらえるゲストサービスがあります。
チェックアウト後、パークへ行く前に荷物を預けて夕方に取りに来ることも可能です。遠方から来るとどうしても荷物が多くなってしまうので、うれしいサービスですよね。
フロントに立ち寄らずチェックアウト
そしてホテルの入り口にはカードキー回収ボックスもあります。フロントデスクへの立ち寄りが不要なので、いち早くパークに行きたいという人も安心ですね!
冒険に満ち溢れた中庭探索へ
探険をするような気分で散策ができる中庭には、船や宝箱などが配置されています。季節によっては、きれいに咲き誇ったお花も観賞できます。
中央には植物の海の上に海賊船をモチーフにしたトピアリー。昼間のきれいなお花のトピアリーから一変、夜になると…。
こんな風にイルミネーションが輝く船へと変わります。イルミネーションで彩られた船がきわだつ中庭はとってもフォトジェニックなので、ここで写真を撮られる人も多いのだとか。思い出の一枚になりそうですよね。
さらに金貨や宝石などでいっぱいの宝箱のトピアリーも夜にはこんな風に変わります。ライトアップ前と後の両方の写真を撮ってみたり、比較するのも面白いですよ。
昼のお散歩も良いですが、イルミネーションでライトアップされた夜の中庭も素敵なのでぜひ散策してみてくださいね。それではお待ちかねのお部屋に行ってみましょう!
最大5人で泊まれる「“ディスカバー”クインテットルーム」
“ディスカバー”クインテットルームには、レギュラーベッド2台、2段ベッド1台、デイベッドが1台あり、最大で5名様まで泊まることができます。ファミリーや友人同士のグループ旅行に人気のあるお部屋です。
ディスカバーの客室は全部で350室。ほとんどが4名様以上のお部屋になっており、大人数で泊まれるようにと考えて作られています。
各お部屋には、ポップな色彩で、パークのアトラクションやディズニーの仲間たちが描かれています。滞在中もパークでの楽しい思い出がよみがえるような内装になっています。
こちらの写真は東京ディズニーシーのアトラクション「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」とミステリアスアイランドのワンシーン。家族や友達とアートや写真を見ながら、アトラクションの話をするのも楽しそうですよね!
お部屋の壁紙にはパークで乗れるアトラクションの乗り物がデザインされており、この壁紙を背景に写真を撮る人もいるのだとか。壁紙を見ているだけでパークのことを思い出せそうです。
お部屋についているルームアメニティーにもこだわりがあります。歯ブラシやヘアブラシはロビーで出迎えてくれた探険家姿のミッキーが描かれていてとてもかわいいんです。
室内用のスリッパにもミッキーの顔が描かれています。これらは持ち帰ってもOKなので、お土産として持って帰る人もいるそうですよ。
宿泊記念にスーベニアメダルを集めよう
ホテルでも大人から子どもまで人気が高い「スーベニアメダル」。1枚100円で作成でき、ディスカバー限定デザインのスーベニアメダルもあるため、ここでしか作れない手軽な記念品として人気です。
お客さんの中には、宿泊をするたびに1つずつ作りコンプリートを目指している人もいるそうです。スーベニアメダルは制作工程も見ることができるので、お子さんからも人気があります。
お土産探しはホテル内のディズニーショップへ
ホテルの中にはディズニーショップもあります。店内ではサンプルの展示や、モニターで使用シーンを見ることができます(グッズには触れることができません)。グッズのご購入は、東京ディズニーリゾート・アプリのオンラインショッピングから、バーコードをスキャンして利用しましょう。
さて次は「ウィッシュ」へ行ってみましょう。こちらは「ディスカバー」と違い黄色の建物が目印です。外観はヨーロッパの建物の雰囲気ですが、中はどうなのでしょうか?
ファンタジーな空間!キュートなミニーマウスのオブジェがお出迎え
ロビーで出迎えてくれるのが東京ディズニーランドのアトラクション「アリスのティーパーティー」を楽しむミニーのオブジェです。
「ディスカバー」ではミッキーのオブジェが出迎えてくれましたが、ミニーのオブジェに出迎えられるとまた雰囲気が違いますよね。このティーカップ、実はソファになっているんです。
こちらのソファの中央には東京ディズニーランドのアトラクション「キャッスルカルーセル」の白馬が飾られています。
こちらは東京ディズニーシーのアトラクション「ジャスミンのフライングカーペット」をイメージしたソファ。お姫様気分を味わえる椅子が並んでいます。「ディスカバー」と同じくチルドレンズエリアにはテレビが置いてあり、ディズニー映画をゆっくり鑑賞することができます。
作品のように並ぶステンドグラス風アート
ホテルロビーには、パークのアトラクションやシーンを描いたステンドグラス風のアートも飾られています。
東京ディズニーランドのシンデレラ城をはじめ、東京ディズニーランドのアトラクション「ピーターパン空の旅」など、パークでお馴染みの景色が美しく描かれているので、ぜひゆっくり見てみてくださいね。
夢のようなムード漂う中庭へ
「ウィッシュ」の中庭には「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」のフロートをモチーフにしたトピアリーがあります。
中庭の中央には東京ディズニーランドにある「白雪姫の願いの井戸」をモチーフにした井戸があり、ここで願い事をしているお客さんもいるそうです。
こちらも夜になると、イルミネーションが光りだし雰囲気はひときわ夢のような世界に。「ウィッシュ」でも昼と夜の両方で写真を撮ってSNSなどでアップする人も多いのだそう。
お部屋によっては窓から中庭を眺めることができるので、お部屋でゆっくりしながら中庭を楽しむのもおすすめ。
思わず「かわいい!」と言いたくなるお部屋
こちらは4人で宿泊することができる「“ウィッシュ”スタンダードルーム」です。奥の2台のソファはベッドにすることができます。
「ウィッシュ」の客室は全部で352室あり、そのほとんどが4名様まで宿泊可能なお部屋になっています。「ディスカバー」と同じく、家族やお友だちと宿泊するときにはうれしいお部屋ですよね。
お部屋の壁には、パークを楽しむディズニーの仲間たちのアートが描かれています。
壁に描かれているアートも「ウィッシュ」と「ディスカバー」では違うので、両方とも泊まりたいと思うお客さんが多いのもうなずけますよね。
「ウィッシュ」にもパークの乗り物の壁紙があるのですが、こちらも「ディスカバー」とは違います。
ピンクと紫の壁紙に乗り物が描かれていますが、どれもかわいいものばかり。「ディスカバー」はかっこいい乗り物だったので対照的ですよね。
歯ブラシやブラシなどのルームアメニティのパッケージに描かれているアートも、ロビーで出迎えてくれたミニーになっています。
「ウィッシュ」の廊下はディズニー映画『ふしぎの国のアリス』の世界が広がります。客室のドアには物語に登場する「パンとバターフライ」のモチーフが描かれています。
「ウィッシュ」でも手に入るスーベニアメダル
「ウィッシュ」の館内にもスーベニアメダルがあります。ただ「ウィッシュ」限定のデザインがあるため、「ディスカバー」では買うことのできないスーベニアメダルがあるのが特徴です。「ウィッシュ」、「ディスカバー」それぞれに限定デザインがあるため、すべてをそろえたいです。
「ウィッシュ」でもディズニーショップでゆっくり買い物
そしてディズニーショップは「ウィッシュ」にもあります。こちらも店内ではサンプルの展示や、モニターで使用シーンを見ることができます(グッズには触れることができません)。グッズのご購入は、東京ディズニーリゾート・アプリのオンラインショッピングから、バーコードをスキャンして利用しましょう。
ファンタジックな雰囲気広がるフロントデスク
フロントデスクも「ディスカバー」と形は同じですが雰囲気が全く違います。
こちらには、東京ディズニーランドの「ファンタジーランド」にあるレストラン「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」の周辺を想起させるアートや
東京ディズニーシーの「マーメイドラグーン」や東京ディズニーランドのアトラクション「空飛ぶダンボ」を描いたアートがあります。そしてアートの中にはミッキーのモチーフも!?ぜひ探してみてくださいね。
描かれているアートも全く違うので、「ディスカバー」と「ウィッシュ」を交互に泊まって一緒に泊まった家族や友だちと、どっちがよかったなどと話をするのも楽しそうです。
ゲストサービス裏のアートにも注目!
「ディスカバー」と同じく、「ウィッシュ」にもフロントデスクの反対側に荷物を預けられるゲストサービスがあります。パークに行くときはなるべく身軽に行きたいですよね。
ゲストサービス裏のアートには、東京ディズニーランドのアトラクション「ホーンテッドマンション」などの絵が描かれています。
こちらにもカードキー回収ボックスが入り口に設置されているので、フロントデスクに立ち寄らずにチェックアウトが可能です。
「ディスカバー」、「ウィッシュ」ともにある「朝食専用カフェ」
ホテルでは朝食専用のレストラン「ディスカバーカフェ」で食事をすることができます。朝食はブッフェ形式で、好きなものを好きなだけ食べることができ、特に予約は必要ありません。
店内も冒険心をくすぐる仕様になっています。パステルカラーの葉が生い茂るような装飾の店内では、パークのミュージックが流れてくるのでテンションも高まります。
「ウィッシュ・カフェ」も、白のテーブルと椅子で、全体的にかわいらしい雰囲気で統一されています。「ディスカバー」と「ウィッシュ」、全く違う雰囲気で朝食が食べられるのも泊まった人のお楽しみですね。
またパンはホテル内で焼き上げているため、おいしいパンを食べることができます。
シャトルバス利用可能
ホテルと東京ディズニーランド、東京ディズニーシーをつなぐシャトルバスに無料で乗ることができます。ホテルとパーク間は片道約20分、時間帯によって本数は違いますが、10分に1本出ている時間帯もあるため、1本乗り遅れてもすぐに向かうことができます。
東京ディズニーセレブレーションホテルは楽しみいっぱい
いかがでしたか?パークから帰ってきても、パークでの楽しく過ごした時間の余韻に浸れるというのもいいですよね。ぜひ一度、東京ディズニーセレブレーションホテルに宿泊してみてください。
東京ディズニーセレブレーションホテル
- 住所
- 千葉県浦安市明海7-1-1
- 客室数
- 702室
- アクセス
- 新浦安駅から車で約10分、東京ディズニーランド(R)より無料シャトルバスで約20分
取材・写真・文/岩本和代