首都圏の美術館や博物館など、101の施設を無料または割引料⾦で利用できる「東京・ミュージアム ぐるっとパス2023」が、2023年4月1日から発売されます。「国立新美術館」や「日本科学未来館」、「恩賜上野動物園」、「葛西臨海水族園」などバラエティー豊かな参加施設に、今年は「野球殿堂博物館」と「WHAT MUSEUM」、「サントリー美術館(再参加)」が加わりました。
「ぐるっとパス」誕生20周年! 電子チケットは24時間オンラインで購入可能
20周年を迎える「東京・ミュージアム ぐるっとパス」は、首都圏の美術館や博物館など、参加している101の施設に入場したり割引が受けられるお得な文化施設周遊チケット。昨年、従来の冊子型から電子チケットとカード(QRコード)に生まれ変わりました。発行されたQRコードを各施設で提示する仕組みですが、スマートフォンなどオンラインで購入した場合は履歴が確認でき、思い出を振り返ったり次の予定を立てやすかったりと好評を博しています。
もちろん、立ち寄った施設や観光窓口などで直接購入することも可能で、その場合はカード型「ぐるっとパスカード」になります。いずれも有効期限は最初の利用日から2カ月間。各施設指定の展示に1回ずつ利用できますから、常に携帯してちょっと時間が空いた時や、近くに対象施設を見つけた際に気軽に使うことができます。
「野球殿堂博物館」「WHAT MUSEUM」「サントリー美術館」3施設を追加
今回から新たに加わった施設のひとつが、東京ドーム21番ゲート右側にある「野球殿堂博物館」。野球の誕生から現在に至るまでの資料、約40,000点を収蔵しており常時2,000点余りを展示しています。
現役選手の道具や国際大会の資料、明治時代の野球用具などを展示する「プロ野球、アマチュア野球、野球の歴史ゾーン」、野球をはじめとするスポーツ図書や雑誌、約50,000冊を有する「図書室」、功労者の肖像レリーフがずらりと並ぶ「野球の殿堂ホール」など盛りだくさん。野球ファンが楽しめるのはもちろんですが、スポーツにあまり詳しくない方も、新たな発見があるかもしれません。
もうひとつ新たに加わったのが、芸術文化発信施設「WHAT MUSEUM」。美術品などデリケートな品を保管する事業を展開している「寺田倉庫」が、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というコンセプトのもと、作家やコレクターから預かっている貴重なアート作品を展示している施設です。
建築家や設計事務所から預かった600点以上の建築模型の一部を公開している「模型保管庫」や、文具やポーチなどのオリジナルグッズをはじめ、現代アートや建築関連の書籍も扱う「MUSEUM SHOP」など見どころ満載です。
また、今年は「サントリー美術館」が再参加となりました。東京ミッドタウン・ガレリア3階にあり、絵画、陶磁、漆工、染織など、国宝1点、重要文化財15点、重要美術品21点を含む約3,000点を収蔵。日本の古美術から東西のガラスまで、「生活の中の美」という基本理念のもと集められた芸術品の数々を堪能できます。
2カ月の間、バラエティに富んだ101カ所もの施設を訪れることができる「東京・ミュージアム ぐるっとパス2023」。旅行の計画にお得なパスを盛り込んでみてはいかがでしょうか。
東京・ミュージアム ぐるっとパス2023
- 発売期間
- 2023年4月1日~2024年1月31日
- 販売価格
- 2,500円※⼤⼈料⾦のみ
- 有効期間
- 最初に利⽤した⽇から2カ⽉間 ※ただし最終有効期限は、2024年3⽉31⽇
- 詳細
- 「ぐるっとパス2023」ホームページ