2018年5月、東京・大塚に「OMO5(おもふぁいぶ)東京大塚 by 星野リゾート」がオープン。コンセプトは“寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市ホテル”ということで、テンション上がる仕掛けがいっぱいです。今回はそんなテンション上昇ポイントを宿泊体験しながらご紹介したいと思います。
主要観光スポットから好アクセスの大塚駅
JR山手線が通る大塚駅は、池袋と巣鴨の間に位置し、秋葉原や東京、渋谷、新宿など各主要ターミナルへ約20分圏内。羽田・成田空港両方からも電車で約1時間以内と、旅行者には便利です。
昼はカフェ、夜はバーの「OMOベース」で交流を楽しもう
ホテルに入るとまず目に留まるのが、とってもオシャレなパブリックスペース「OMOベース」。 朝は朝食会場、昼はカフェ、夜はバーとして、オールラウンドに利用できるラウンジを併設しています。
こちらのOMOベースでは、毎日「オーツカ下町DJナイト」も開催されています。80年代のシティポップから歌謡曲など、ユニークな選曲で楽しめます。
カラフルな看板やネオンサイン、アナログレコードの装飾がおしゃれ!是非カメラ片手にOMOベースにも立ち寄ってみてくださいね。
部屋数は125室!ワクワクが止まらない客室へ
今回紹介するお部屋は「やぐらルーム」料金はおひとり様 6,297円~(2名1室利用時・税抜)。部屋の中に櫓(やぐら)をたてて空間を上下に分けていることで、部屋がひとつ増えたような感覚があります。天井も高く、窮屈さは感じません。
※2018年8月2日時点のおひとり様あたりの最低料金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。
寝台下には広々した寛ぎソファー
まるで秘密基地のようなスペース。お酒と美味しいおつまみを買ってきて女子トークを始めた日には、盛り上がること間違いなし。
「櫓の上」で寝る体験も非日常
上階の寝室スペースは、窓の光が射し込み、座ったときに余裕のある高さが確保されているので、ゆったり心地良い空間になっています。
お風呂は旅疲れを癒してくれる広々空間
バスルームとトイレが分かれているのも嬉しいポイント。広々した空間でゆっくりとバスタイムが楽しめます。旅の移動で疲れたとき、湯船に浸かれるのはありがたいですよね。
「OMOデザイン」のかわいいアメニティ
エレベーターホールに並べてあるこちらは、200円で借りられるレンタルルームウェア。「OMO」のロゴがあしらわれたTシャツのデザインが可愛い!
ご近所ガイドOMOレンジャーと大塚探検
滞在中一番テンションを上げてくれたのは、大塚の街歩きに連れていってくれる「ご近所ガイドOMOレンジャー」! ホテルスタッフが扮したOMOレンジャーは、グリーン、レッド、イエロー、ブルー、パープルの5色があり、それぞれ得意なことが違います。
エントランスの「ご近所マップ」に当日の空き状況が書かれているので、体験したい場合はフロントに言えばOK。もちろん事前予約もできます。
※ご近所アクティビティは、時期により内容が異なる場合がございます。最新の情報はOMO5東京大塚ホームページをご確認ください。
まずはOMOグリーンと大塚散歩
OMOグリーンは街探検のツアーを無料でできるのが魅力。初めて訪れる土地ではなかなかできない「街ブラ」を、豊富な知識と彼らの人間関係を通して、より深く楽しむことができます。
1軒目 老舗の精肉店「肉のハヤシ」
まずレンジャーと訪れたのは、老舗の精肉店「肉のハヤシ」。お店を営んでいるご夫婦と娘さんとお喋りしながら、揚げたてのコロッケ(100円)をいただきました。揚げたてのほくほくコロッケは感動の美味しさ!
- 住所
- 東京都豊島区南大塚3-55-1
- 営業時間
- 9:00~19:30
- 定休日
- 日曜日・祝日
2軒目 和菓子屋さん「千成もなか本舗大塚店」
和菓子屋さん「千成もなか本舗大塚店」では、「いつもお世話になってるから〜」とお店の方が和風パンケーキを試食させてくれました。またしてもレンジャーの恩恵に預かってしまいました。
パッケージが可愛い「名物 千成もなか」(550円/5個入り)は東京みやげとしてもオススメ。そして小さなどら焼き「こどら」(70円)はモチモチの生地が美味でした! 私はついつい買い物してしまいましたが、もちろんブラリ散歩だけでも大丈夫です。
- 住所
- 東京都豊島区南大塚3-54-4
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 年中無休
鉄道好きには嬉しい「撮影スポット」
大塚散歩の途中で撮影におすすめのスポットを教えてもらいました。山手線と東京スカイツリー®が同時に見える場所です。
東京唯一の路面電車、都電荒川線にも遭遇! 大塚の駅周辺をぐるりと巡り、すっかり大塚の歩き方・魅力が分かるように。 懐かしい東京、知られざる東京を再発見して存分に楽しめました。
夜はOMOレッドとディープな大塚をはしご酒
続いて19時から体験したのは「はしご酒」が得意なOMOレッド。 今回は特別にレインボーコースとして、はしご酒・食い倒れ・パブなどの飲み屋さんに連れて行ってくれました! 同じ時間にOMOイエローの食い倒れツアーもあるので、お酒が飲めない人はそちらに参加しましょう!
※通常ミックスバージョンは行っておりません。
1軒目 炭火焼「富久晴」
まずやってきたのは、やきとんのお店「富久晴(ふくはる)」
コの字型のカウンターでは、常連さんらしきお客さんたちがすでに飲み始めていました。 こういう歴史あるお店に新参者は入りづらかったりするのですが、レンジャーが先導してくれるのはありがたいです。
筆者は、「れば」「しろ」のほか、OMOレンジャーオススメの「なんこつ」を注文。辛味噌につけたナンコツは、ビールとの相性もバツグン!
- 住所
- 東京都豊島区南大塚2-44-6 飯田ビル1F
- 営業時間
- 17:00~22:00
- 定休日
- 日曜・祝日
2軒目 天ぷら 大衆割烹 「つづみ」
お次にやってきたのは、天ぷらの「つづみ」さん。 入り口から店内が見えないので、新参者にはなかなか入店のハードルが高いお店ですが、OMOレッドがいればこちらも難なくクリア。
優しいご夫婦が出迎えてくれ、お喋りにも花が咲きます。 たくさんあるメニューに悩みつつ、好物の「きのこの天ぷら盛り合わせ」を頼んでみました。
メニューはお好みの具材ごと一品ずつ選ぶことができます。早速、揚げたてのサクサク天ぷらをいただきました。揚げた具はどれもプリプリの食感でとても美味しかったです!
ご飯を食べ終わったあとも、カウンター越しからお父さんと色んな話で盛り上がりました。
- 住所
- 東京都豊島区南大塚3-52-3
- 営業時間
- 11:00~14:00/17:00~22:00
- 定休日
- 日曜
3軒目 スナック「スナックサンライト」
はしご酒最後の目的地「スナックサンライト」です。 スナックも、行き慣れていないと入店のハードルが高いですが、レンジャーの先導と「私がお酒弱いから、飲めない人に無理強いしないの」とママの気遣いは、女性や初めての方でも安心です。
「カラオケも無料だから、歌ってってね!」 とママに背中を押され、せっかくなので歌って行くことにしました。
「歌なんてしばらく歌っていないし、どうしよう…」という方も安心してください。しず代ママとOMOレッドが全力で盛り上げてくれます!
- 住所
- 東京都豊島区南大塚3-50-3
- 営業時間
- 21:00~1:00、16:30~22:00
- 定休日
- 日曜日、第3月曜日
友人のように街案内してくれる「OMOレンジャー」
友人が暮らしている場所に旅すると、特別な場所に連れて行ってもらえたり、ガイドブックに載っていない特別な体験ができますよね。そんな「友人」の役割をしてくれるのが「OMOレンジャー」。滞在一日目、楽しい余韻に浸りながら夜は更けていきました。
「大塚レトロハロウィンナイト」開催中
OMO5東京大塚 by 星野リゾートの楽しみ方はまだまだいっぱい!OMOベースで2022年10月31日まで、「大塚レトロハロウィンナイト」が開催中。大塚の下町情緒が残るレトロな雰囲気を テーマに、ハロウィンパーティーが楽しめるイベントです。
夜はスタッフがDJになって、レコードで音楽をかけてパーティー気分を盛り上げてくれます。「トリック・オ ア・ミュージック!」とDJに声をかければ、好きな曲をレコードの中からリクエストできますよ。
また、ホテルのご近所さんのかぼちゃグルメを集めた「ご近所ハロウィンプレー ト」(2,500円)が限定10食販売!かぼちゃのグラタンやタルト、「パンプキンスパイスラテエール」というスパイシーな味のクラフトビールがセットになった、ハロウィンパーティーにぴったりなプレートです。下町らしいおつまみとしてオリジナルのおでん缶 「都電おでん」(800円)も販売。ハロウィンの雰囲気とともに、グルメも堪能してみてくださいね。
朝食は7種類の「OMOrningリゾット」を堪能
翌朝は、7種類のリゾットから朝食を選びましょう。洋風の生ハムやチーズをあしらったものから、和風の鮭や貝を取り入れたものまで個性豊かなラインアップにテンションが上がります。
こちらは大塚限定の「深川あさり」。貝出汁にあおさ海苔を加えた和リゾットです。東京名物の深川めしがイメージされており、あさりやネギが加わった味わい深い一品。お酒を飲んだ次の日にもぴったりですね。
「旅のテンションを上げるホテル」は本当だった
泊まって分かったのは、立地・空間・食・サービス、すべてが「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」ということ。
特に、OMOレンジャーの体験の満足度は想像していたよりずっと高く、旅の満足度をグッと上げてくれました。 一人でも楽しめますが、友人と一緒に街歩きもおすすめ。
“懐かしい東京”を楽しめる大塚は、知れば知るほど奥深くて街探索にぴったり。 充実した宿泊体験ができる「OMO5東京大塚 by 星野リゾート」にぜひ泊まってみてくださいね!
大塚散歩コースマップ
取材・撮影・文/坂口ナオ
宿泊施設写真/ OMO5東京大塚 by 星野リゾート