提供:ことりっぷ
2023年10月6日に開業した森ビルが手掛ける複合施設「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」や、食を中心にデザイン、アート、音楽が融合した「T-MARKET」、エリア初となる大型セレクトショップやレストランフロアなどが続々と街に加わりました。2024年1月16日には飲食を中心とした新エリアがオープンし、地下2階~地上7階で約70店舗に。今回は、注目のカフェや飲食店の新業態など「ステーションタワー」の魅力をご紹介します。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーとは
2014年に誕生した「虎ノ門ヒルズ森タワー」を起点に「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」、「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」と拡大・進化を続けてきた
東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」直結。「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、地上49階建ての超高層タワーの複合施設です。施設の中にはオフィスエリアをはじめ、東京初進出となる「ホテル虎ノ門ヒルズ」があり、建物最上部にはホール、ギャラリー、レストランほか、新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」が誕生。
駅から商業施設に繋がる地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」は、全天候型でありながら自然光が注ぎ込み、地下にいることを忘れさせるほど明るく開放的。朝から夜まで人の流れが絶えない賑わい溢れる空間となっており、虎ノ門の新しいランドマークタワーとして注目を集めています。
【46F】東京から世界に向けた新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」
「TOKYO NODE」の目玉となる46階のメインホール「TOKYO NODE HALL」
最上部45階~49階(一部8階)には、東京から世界に向けた新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」が「ステーションタワー」の象徴的な施設として誕生。46階のメインホール「TOKYO NODE HALL」は、座席数338席もある防音構造のホールで、皇居を臨む東京の眺望を背景に、演出性の高い多様なパフォーマンスやプレゼンテーションが可能です。
【49F】「TOKYO NODE SKY GARDEN & POOL」
スカイガーデン&インフィニティプール、レストラン「TOKYO NODE SKY GARDEN & POOL」
「TOKYO NODE」の象徴的な場所とも言える地上250メートルの屋上には、オープンエアの広⼤なスカイガーデンとインフィニティプールを配置。都内随⼀の⾼さにあるガーデンやプールを有する49階には、ホール、ギャラリー、レストランなどを一体的に活用したファッションショーやガーデンパーティーなども開催できます。
最上階49階にはフランスでアジア人初となるミシュランフレンチ3つ星を獲得したコンセプトレストランと、パリにあるミシュラン1つ星店のシェフが手掛けるフレンチガストロノミーがオープン。地上の喧騒から離れた幻想的な空間で楽しむ世界最高峰のシェフの料理は、より格別なものとなるでしょう。
【1階の一部、11階~14階】ホテル虎ノ門ヒルズ
北欧のスペース コペンハーゲンによるデザインの客室はスタイリッシュでありながら快適な空間
「ステーションタワー」の1階、11階~14階には、ハイアットのインディペンデント・コレクションの1つであり、「アンバウンド コレクション by Hyatt」の東京初進出となる「ホテル虎ノ門ヒルズ」が12月6日に開業。街のホテルがコンセプトの館内には開放的なラウンジが設けられており、ワーキングスペースとして利用できるほか、シャワーブースやリラクゼーションルーム、ミーティングルームも備えています。
「パノラマ コーナースイート タワービュー」65平方メートル
【2F】お米が主役の和食店「日常茶飯時」
きれいなお水とお米をデザインしたブルーの麻のれんがお出迎え
虎ノ門ヒルズをつなぐデッキフロアには、開放的なテラス席で都会にいながら自然を感じられる飲食店が並びます。2階のテラスダイニングゾーンに、日本食の日常である「お米」を主役にした和食ダイニングの新業態が1月16日にオープン。
「お米のお供セット」(780円)
ランチで楽しめるのが、炊き立ての白米とご飯と相性の良い3種類の小さなおかずでいただく「お米のお供セット」。小鉢にのったおかずは、約10種類から選べるのでその日の気分で選んでみて。
左から「石司まぐろの手づくりツナ」、「いくら醤油漬け」、「黒毛和牛の時雨煮」 ご飯は1杯約200グラム、大盛りで300グラム
日本各地で栽培されているお米はそれぞれの特徴を持ち、寒冷な気候では一つ一つの粒がしっかりと、温暖な気候では柔らかく甘みの強いお米が育ちます。こだわりのお米は、北海道の「ななつぼし」、「ゆめぴりか」、熊本県の「ヒノヒカリ」の3種類の厳選された日本各地の特級米を使用し、常に14台のバーミキュラで焚いて提供しています。広々とした店内で、何気ない日常の食事が幸せのひとときに変わる贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。
ゆったりと足をのばせる窓際の掘りごたつの席が人気
【4F】待ち合わせに最適なラウンジカフェ「CAFE & BAR CROISEE」
フロアの中心にあり待ち合わせにも最適
虎ノ門エリア最大級のレストランフロアとして、個性豊かな様々なジャンルの全20の専門店が集積するダイニングゾーンが4階に集積。1月16日にオープンした食事、酒、コーヒーの一つ一つにこだわるラウンジカフェ「CAFE & BAR CROISEE(カフェ アンド バー クロワゼ)」は、ランチタイムは食堂のように、カフェやディナータイムにはバーとして利用できるお店です。
「国産豚のロースカツ」(1150円)ランチタイムはスープとドリンク付きで1300円
おすすめフードの「国産豚のロースカツ」は、千駄木のベーカリー「Think(シンク)」から仕入れたチャバッタに国産豚の三元豚とキャベツがたっぷりとサンドされたサンドイッチ。コクのある自家製のウスターソースとマヨネーズ、マスタードの酸味のバランスが絶妙です。サンドイッチは6種類の中から選べて、ランチタイムはスープとドリンク付き。
セットのドリンクはシングルオリジンコーヒーやカフェラテ、フラットホワイトなど、こだわりのスペシャルティーコーヒーが選択できます。月曜~土曜は23時まで営業しているので、食後や仕事帰りなどに気軽に寄ってみてはいかが。
真空管アンプとヴィンテージスピーカーから心地よい音楽が流れる
【B2F】虎ノ門ヒルズ駅に直結する「T-MARKET」
開放感ある入口はファザードをなくして駅から直接入れることを意識している
⻁ノ⾨ヒルズ駅の駅前広場「ステーションアトリウム」に直結する「⾷」を中⼼とした新しい街の3rd プレイス「T-MARKET(ティーマーケット)」。開業日の2023年10月6日に第1弾として北側に、個性豊かな食のバリエーションが楽しめる14店舗と「T-MARKET PUBLIC TABLE」、第2弾の11月24日には南側に、食物販や物販を中心とした13店舗。そして2024年1月16日に最後の1店舗である居酒屋「Uké」がオープンしました。約3000平方メートルの巨大なスペースに全27店舗が集積しています。
時間帯によって変わる照明や目的に合わせた席の空間にもこだわっている
【B2F】本格イスラエル料理が味わえる「Ta-im 虎ノ門」
ランチプレートにはココナッツミルクとイスラエルのスパイスで味付けした野菜のスープが付いてくる
恵比寿で人気のイスラエル家庭料理店「Ta-im(タイーム)」が、2023年11月24日に虎ノ門ヒルズにオープン。スパイスやハーブなどを使用した本格イスラエル料理が味わえます。ランチメニューには、人気のイスラエル料理とスープ、サラダ、ポテト、ピクルス、ピタパンがワンプレートに。それぞれのプレートの食材をピタパンのポケットに詰めて楽しむのが、イスラエル料理の食べ方の定番です。
「フムス ボロネーゼプレート(虎ノ門店限定)」(1580円)
おすすめは 虎ノ門限定の「フムス ボロネーゼプレート」。粗挽き牛ひき肉をハーブの香るピリ辛トマトで煮込んだソースと合わせたボロネーゼを囲むように、白ゴマとひよこ豆をペースト状にしたイスラエル料理に欠かすことができないフムスがたっぷり。
「ファラフェルプレート」は、ひよこ豆をベースにパクチー、パセリなどのハーブを配合したスパイスを合わせて揚げた植物性100%のコロッケです。香ばしい香りとホクホクの食感を楽しんで。
「ファラフェルプレート」(1580円)
【B2F】東日本橋で人気のベーカリーの姉妹店「BEAVER BREAD BROTHERS」
T-MARKETの入口で営業する人気ベーカリー
T-MARKETの入口に店舗を構えるのは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが開業と同時にオープンした「BEAVER BREAD BROTHERS(ビーバー ブレッド ブラザーズ)」。東日本橋で人気のベーカリー「BEAVER BREAD」のパンが虎ノ門でも楽しめます。
食事に合うハード系のパンをはじめ、定番の菓子パンや惣菜パン、サンドイッチ、焼き菓子までバラエティ豊かなパンがそろいます。
店内中央の柱をぐるりと囲むようにパンが陳列されている 「クー」(250円)、「クー・チーズ」(300円)、「クー・レーズン」「クー・熊本トマト」「クー・栗」「クー・エチオピアコーヒー」(各360円)
このお店に来たらぜひ食べていただきたいのが、店舗限定のパン「クー」。北海道の小麦「はるゆたか」の中心部分のみを使用しており、雑味がなくシンプルな味わいなのでどんな食事にも合わせられます。プレーン、レーズン、熊本トマト、栗、エチオピアコーヒー、チーズの6種類あり、生地は驚くほどふわふわで繊細な食感です。食事やスープと合わせてみて。
【B2F】ミシュラン一つ星を獲得したシェフが手掛ける和のスイーツ店「赤坂おぎ乃 和甘」
3席のイートインスペースがありその場で生どら焼きや和ジェラートが味わえる
ミシュラン一つ星を獲得した日本料理「赤坂おぎ乃」の献立の締めに提供される季節ごとの和のジェラートと甘味が楽しめる和スイーツ店「赤坂おぎ乃 和甘」。看板商品の「生どら焼き」は、マスカルポーネ、塩バター、生クリームの3種類があり、北海道産十勝小豆を香ばしい焼き目を付けた生地と挟んでいます。目の前で1枚1枚丁寧に焼く生地と相性抜群です。
左下:「生どら焼き(あずきマスカルポーネ)」(480円) 「和ジェラート3種盛り(抹茶・胡桃・椰子)」(イートイン 858円)+椰子(プレミアム50円)
「赤坂おぎ乃」でも定番のジェラートは練乳をはじめ、和三盆や黒糖、抹茶などほどよい甘さのフレーバーがそろい、素材そのものの風味や香りが楽しめます。カップで2種盛りから3種盛りを選べて、プラス料金で季節のフレーバーも。おすすめのフレーバーは、定番のココナッツミルクたっぷりの「椰子」。口どけさっぱりの椰子と濃厚な抹茶、香ばしい胡桃など和のフレーバーと合わせてみてくださいね。
【B2F】代官山で人気イタリアンの新業態「DOLCE TACUBO CAFFE」
このほかにも「カヌレ」や「ソフトクリーム」も楽しめる
「DOLCE TACUBO CAFFE(ドルチェ タクボ カフェ)」は、代官山の予約困難な薪焼きイタリアン「TACUBO(タクボ)」と、テイクアウトスイーツ専門店「DOLCE TACUBO (ドルチェ タクボ)」の新業態。テイクアウトでしか食べられなかったスイーツをイートインで味わうことができます。
「DOLCE TACUBO」でも人気の「焼きたてフィナンシェ」は、注文を受けてから焼き上げるので約15分ほど待ち時間が。生地には焦がしバターとメープルシュガーをプラスし香ばしく焼き上げています。外側はカリッ、中はふわっとした食感をぜひその場で味わってみて。
「焼きたてフィナンシェ」(1P 400円)※左はバレンタイン期間限定のフィナンシェショコラ 「シュークリーム・カスタード」(1P 700円)
「シュークリーム・カスタード」は、サクサクの生地の中にカスタードクリームと生クリームを合わせたディプロマットクリーム、たっぷりのバニラビーンズが詰まった濃厚なシュークリーム。
「プティフール4種盛盛り合わせ」は、「DOLCE TACUBO」のフィナンシェ、プリン、カヌレ、シュークリームがミニサイズで盛り合わせになったスイーツ。人気商品を一度に楽しめるのは、イートインができる虎ノ門店のみです。
「プティフール4種盛盛り合わせ」虎ノ門店限定(1800円)
【B2F】恵比寿で人気のタルト専門店「AM STRAM GRAM」
ショーケースの奥のキッチンでは毎朝タルトを手作りしている
恵比寿のタルト専門店「AM STRAM GRAM(アム ストラム グラム )」が虎ノ門にオープン。店名の由来は、フランスの子どもの数え歌「AM STRAM GRAM どれにしようかな? PIC 決~めた!」から。ショーケースには、旬のフルーツを使用したタルトや季節限定の商品が並びます。
まるでお花畑のような華やかなタルトが並ぶ 左:「ピーナッツバタークリームのタルト」虎ノ門限定(630円)、右:「フレッシュラムレーズンのタルト」虎ノ門限定(1250円)
虎ノ門店限定「フレッシュラムレーズンのタルト」は、カスタードベースのラムレーズンクリームにしてジューシーでフルーティーに。季節によって変化するブドウでトップを華やかにデコレーションしたタルトです。虎ノ門にちなんだプレーンとココア、2種のタルト生地はタイガーストライプをイメージして焼き上げています。
「ピーナッツバタークリームのタルト」も虎ノ門限定。ピーナッツバターで焼いたタルト生地の上には、ピーナッツバタークリームをたっぷりと。仕上げに、ホワイトチョコとブラウニーで焼いたピーナッツバタークッキーがトッピングされています。最後の余韻まで楽しめるこだわりのタルトをぜひ選んでみてくださいね。
「アム ストラム グラム」(960円)
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気になるお店はありましたか?「TOKYO NODE」では、2月25日(日)まで開館記念企画第二弾として、写真家・映画監督の蜷川実花がクリエイティブチームEiMとして挑む、空間体験型の展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」を開催中です。
特に「T-MARKET」は、「虎ノ門ヒルズ駅」から直結しているのでアクセス便利。仕事帰りなどに気軽に立ち寄ってみてくださいね。
文:南森エレナ