提供:ことりっぷ
一つずつ丁寧に具材を手包みして仕上げる肉まんの専門店「CIAO’S 鎌倉(チャオズ カマクラ)」。肉まんの王道である中華風の「御肉饅」をはじめ、エスニックやフレンチ風などの素材のとり合わせが楽しく、鎌倉名物の一つとして注目を集めています。お店のカウンターで一息つきながら、蒸したての温かい肉まんをほおばってはいかが?
鎌倉でしか出会えない本格的で贅沢な味わい
鎌倉駅西口から徒歩約2分
ノスタルジックな雰囲気が漂う「CIAO’S 鎌倉」は、ふさの付いた提灯やレトロな面格子のある窓など台湾の屋台で見かけるような店構えの肉まん専門店。テイクアウトがメインで、木札のメニューの中からカウンターでオーダーします。
シンプルなカウンターでオーダー
肉まんは主菜にも副菜にもなるバランス食です。もっと日常的な食べ物になってほしいとの思いから素材にこだわり、厨房では具材を一つずつ手包みで丁寧に仕上げていきます。
ベーシックな中華風からフレンチやエスニックまで
セイロでふっくらと蒸した肉まん(各450円)
自慢の肉まんは定番が6種類、そこに季節の味わいが加わります。ゴロゴロとした国産豚挽肉に五香紛の香る「御肉饅」や野菜の旨味たっぷりの「五目御肉饅」といった王道の肉まんをはじめ、クリームチーズが隠し味の「鶏柴漬饅(とりしばづけまん)」などこのお店ならではの素材の取り合わせを存分に楽しめます。
生地を麺棒で伸ばしたら素早く具材を包む
ホーリーバジルの香り豊かな「ガパオ饅」はエスニック、ブルーチーズときのこでフレンチ風に仕立てた「きのこブルー饅」、自家製アラビアータソースであえたナスに2種類のチーズがとろける「ナスアビータ」はイタリアンといった具合に、国境を越えた美味しさです。
トッピングをのせたらいよいよ蒸しの工程へ
生地はその日の温度と湿度に合わせて発酵時間を調整しているのだそう。このひと手間で、しっかりと具材を包むモチモチとした食感になるのだとか。
湯気が立ちのぼるホカホカのできたてを味わう
ピリ辛ソースに2種類のチーズがトロリと絡む「ナスアビータ」
カウンターでオーダーすると15分ほどでふっくらと蒸しあがります。2つに割ると中から湯気の出るアツアツをぜひ店先の丸椅子に座って味わって。
丸椅子のカウンター席
奥行のあるこのビルには通路に沿ってベンチが並んでいるので、そちらでものんびりいただけます。このあたりは駅近でありながらも幹線道路から奥に入った静かなエリア。ときおりピーヒョロロ~とトンビが遠くで鳴く声も聞こえてきて、のどかな鎌倉を満喫できますよ。
左から「鶏柴漬饅」「ガパオ饅」の肉まんと「コンブチャ」(440円)
「ガパオ饅」の味をまとめるホーリーバジルは長野県で畑を耕す今西さんの友人が栽培したもの。作り手の顔が見える安心な素材を贅沢にたっぷり使います。
好きな種類を箱に詰めて鎌倉のおみやげに
4~5個入るテイクアウトボックス
テイクアウトは5個まで入るボックスが用意されているので、おみやげにもおすすめです。いろいろな種類を詰め合わせにして鎌倉の味を持ち帰ってくださいね。
文:高橋茉弓