すっかり寒くなり、今年もあとひと月と少し。紅葉も終わりが近づき、クリスマスムードが漂う街やプレゼント探しも楽しい季節ですね。今回は、美しい景色に包まれながらおさんぽできる神宮外苑から表参道までのおでかけプランをご紹介。クリスマスマーケットやこの時季ならではのグルメも楽しみながら、冬の東京都心を楽しんでくださいね。
「東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑」
まずは最初のお目当て、クリスマスマーケットへ。ドイツを中心にヨーロッパ各地で開かれるクリスマスマーケットは中世からの伝統を持つお祭り。日本でもいくつか開催されますが、2015年にスタートした「東京クリスマスマーケット」は最大級の規模を誇ります。
撮影：スターユーザーゆーこ。さん
2023年は11月23日から12月25日まで明治神宮外苑で開催。聖徳記念絵画館前の球技場に、ドイツ・ザイフェン村から運んだ高さ14ｍの「クリスマスピラミッド」が建ち、クリスマスオーナメントやグリューワイン、ドイツフードなどの屋台が50店以上並びます。連日ステージイベントも開催。本場さながらの雰囲気を味わえます。
黄金色のトンネルをくぐりたい「神宮外苑いちょう並木」
ひでロン / PIXTA(ピクスタ)
「東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑」の魅力のひとつが紅葉と合わせて楽しめること。絵画館から青山通りまで「神宮外苑いちょう並木」が300mほど続きます。
146本がほぼ9m間隔で4列に植えられた並木は、外苑が再建される少し前の1923年に誕生。近代造園の師と呼ばれた折下吉延博士が手がけ、青山通りから絵画館方向の眺めは一幅の絵のようです。葉が落ちてからは落ち葉の絨毯を踏みしめて歩くのも楽しみです。
アフタヌーンティーでクリスマス♪「IL LUPINO PRIME」
優雅なメインダイニング。テラス席やバーカウンター、プライベートルームも（撮影：南森エレナ）
青山通りをいちょう並木の入口から渋谷方向に歩き、通りを1本入った場所にある複合施設「ののあおやま」。その中の「IL LUPINO PRIME（イル・ルピーノ・プライム）」は、世界的に有名なステーキハウスのオーナー、ウルフギャング・ズウィナー氏が手がけるハワイ発の本格イタリアンレストランです。ランチからディナー、お酒まで楽しめます。
12月15日まで楽しめるクリスマスムードたっぷりの「アフタヌーンティー」（要予約）
2023年11月15日にはクリスマス・アフタヌーンティーがスタート。リースやツリー、トナカイなどをモチーフにしたスイーツがクリスマス気分満点です。ジューシーな「USDAプライムビーフ」のバーガーを含むセイボリーはボリュームもたっぷりで、ランチ代わりにも。
すてきなギフト探しにもぴったりの「ニコライ バーグマン」
店内のアレンジは月ごとにがらりと変わる（撮影：田賀井リエ）
クリスマスが近づくと気になり始めるプレゼント。大切な人にはお花を贈るのもすてきですね。そんなときにぜひ覗いてみたいのが、フラワーアレンジに革命を起こしたともいわれる世界的なフラワーアーティストが手がける「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン」。カフェも併設したフラッグシップストアが表参道にあります。
フラワーボックス以外にもさまざまなアイテムが揃う（撮影：田賀井リエ）
外にも中にもツリーが飾られてクリスマスムード一色のお店は、花と植物でいっぱい。有名な「フラワーボックス」のクリスマスバージョンやブーケ、アレンジメントなども揃います。長く楽しめるプリザーブドフラワーもあるので、少し早めのギフト選びも安心。
アットホームな隠れ家カフェでディナー「A to Z cafe」
一人にもぴったりのカウンター席。ソファ席やテラス席などバリエーション豊富
歩き回ってお腹が空いてきたら、温かな料理でディナーを楽しみましょう。東京メトロ表参道駅から徒歩3分、「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップ ストア」からは2分ほどで行ける「A to Z cafe（エートゥゼットカフェ）」は、ビルの5階にある隠れ家的なお店。大きな窓から南青山の景色や東京のビル群などを望めます。
ランチからデザート、ディナーまでさまざまに楽しめるこちら。家庭的な料理がコンセプトで、「やわらかチキンのバジルトマト煮」（写真）やアヒージョ、チーズ料理、パスタなど、ボリュームたっぷりのあつあつメニューも豊富です。温かな接客に心まで和みます。
「やわらかチキンのバジルトマト煮」と赤いサングリア。ビオワインなども揃う
福岡発！物語のようなベーカリー「AMAM DACOTAN」
石造りのアーチやドライフラワー、アンティークの飾りは見ているだけでも楽しい
外苑前・表参道・青山はベーカリーの名店の宝庫。このエリアを訪れたらぜひ立ち寄ってみましょう。福岡の大人気ベーカリーが東京に初進出した「アマムダコタン 表参道店」は、行列の絶えない人気店。「石の町の小さなパン屋さん」をイメージしたという本店の雰囲気そのままの店内に、個性的でボリューム豊かなパンが並びます。
それぞれのパンも物語の主役。イタリアンのシェフでもある代表・平子良太さんがパンの既成概念にとらわれず、旬の食材から発想したパンを次々と生み出しています。具材もほぼすべて手づくり。長い行列も納得の美味しさは明日の朝食にもお土産にもぴったりです。
開店と同時に120種類が並ぶパンはどれもオリジナリティ豊かで目移りしそう
いかがでしたか？
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した中から、クリスマスを楽しむ神宮外苑から表参道までのおさんぽプランをご紹介しました。営業時間や定休日などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文：高柳涼子
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