提供:ことりっぷ
洋館が並ぶ山手の丘や開港時代そのままの姿を残す馬車道に、多くのショッピングモールが並ぶみなとみらい。新しいものを取り入れてきた横浜はモダンとレトロなものが同居しています。今回はそんな横浜で購入できる、新登場のバタークッキーからおしゃれなショコラケーキまで、手土産にすればきっと喜ばれる素敵な横浜のお菓子をご紹介します。また、お取り寄せできるお菓子もあるので、おうちでのスイーツタイムにもおすすめですよ。
口いっぱいに広がるフランス産バターの香り「ラムレーズンバタークッキー」
世界中の産地から選りすぐりのバターを集めて、バターが主役のスイーツを手掛ける「バターバトラー」から生まれた「ザ・マスター バイ バターバトラー」。パッケージのステッカーや裏蓋には執事に差し出されたご馳走を笑顔で眺めるマスターが描かれ、いかにも美味しいものをよく知っているといった風の表情をみるとステッカーを外す瞬間からワクワクします。そんなマスターになったつもりで味わうとよりいっそう美味しく感じられますよ。
フランス産バターを使用した生地に、メープル味のシュトロイゼルをのせて香ばしく焼き上げています。芳醇なバターの香りに加えて、表面のメープルの甘味とたっぷり入ったラムレーズンの酸味でより深みのある味わいです。
港町のレトロな洋館をイメージしたショコラケーキ「山手西洋館めぐり」
シックなブラウンのボックスに、描かれたロマンチックな西洋館。モチーフは横浜の外国人居留だった山手に残る、元アメリカ人検事の自邸。90年以上前に建てられたこの建物は、現在はカフェと洋菓子のお店「えの木てい」として親しまれています。
こちらの「山手西洋館めぐり」は、数々の西洋館が建ち並ぶ横浜山手をイメージしたショコラケーキ。チェリー、オレンジ、紅茶、抹茶の4種類が入っています。なめらかなチョコレートとふんわり柔らかなスポンジに香りづけの洋酒がほのかに香り、大人っぽく上品な味わいです。
宝石のようなパウンドケーキ「パブロフオリジナルアソート」
宝石箱を開けたときのようなときめきに出会えるパブロフのパウンドケーキ。華やかでいてかわいらしさも感じるこのお菓子は、おめでたい結婚式の披露宴で参列者に感謝を込めて手渡しをする引菓子が原点です。幸せのおすそわけを意味する小さなパウンドケーキには思いやりのある温かい気持ちもたくさん詰まっています。
横浜元町本店はパリの街に紛れ込んだかのようなエレガントでオシャレなお店です。生パウンドケーキやフレンチトーストなどでステキなティータイムが過ごせますよ。
スタイリッシュでリッチなチョコ「ショーコラ」
カカオ豆の選定からチョコレートづくりまで一貫しておこなうビーントゥーバーのパイオニア「バニラビーンズ」。横浜の焙煎室があるバニラビーンズ ザ ロースタリーでは、ガラス張りの工房でカカオ豆の選定や焙煎する様子を見ることができます。
世界中の産地から取り寄せたカカオ豆は独自の製法とブレンドでおいしさを引き出し、板チョコのタブレットだけでも20種類以上と種類豊富。タイプの違う生チョコレートをクッキーではさんだ「ショーコラ」もこのお店のロングセラー商品です。
キュートな赤いブックスタイルのパッケージに詰まったキャラメルスイーツ「キャラマーサンド」
砂糖とクリームを焦がして作るというシンプルな工程から生み出される昔ながらのキャラメルに、新しいアレンジを加えた「キャラマーサンド」。
パッケージになっている赤い本には、長年にわたって培ってきたキャラメル作りの技術やレシピがたくさん書かれていそうです。そんな箱に入ったお菓子の名前・キャラマーはキャラメル職人の意味に由来しています。
文明開化の香り漂うハイカラなお菓子をお土産に。「ビスカウト」
横浜港開港とともに、西洋化の進んだ横浜の港の界隈は日本で初めてガス灯がともりました。港へと続く馬車道には何棟ものガス灯が整備され夜でも明るいハイカラな通りとなったのだそう。当時ガス灯の事業を手掛けた高島嘉右衛門氏の自宅もこの馬車道にあり、その跡地にあるレンガ造りの建物がフレンチレスラン・馬車道十番館です。そんなレストランで人気の焼き菓子「ビスカウト」にはお店のロゴでもあるガス灯のモチーフをあしらっています。
ポルトガル語が語源の「ビスカウト」は、職人が手作業で焼き上げるビスケットで甘さ控えめなクリームをはさんだお菓子。実際に手に取ると見た目以上に分厚く焼かれたビスケットが2枚重なりボリュームを感じるものの、意外とサックリとした軽い口当たりで素材の良さを感じる素朴な味です。
横浜うまれの生キャラメル専門店が作る「キャラメルプレスパイ」
繊細なパイの層が256層も重なった「キャラメルプレスパイ」。パイ生地にグラニュー糖とサトウキビ糖をまぶしてプレスして、表面は飴がけしたようなパリッとしたパイです。
軽い口あたりのパイはキャラメル好きにおすすめのお菓子、午後のティータイムにもピッタリです。横浜のおみやげや大切な方へのギフトにしてはいかがでしょうか。
文:ことりっぷ編集部 写真:清水ちえみ