提供:ことりっぷ
名古屋城の南側にかつて広がっていた武家屋敷。その歴史の名残を感じさせる、レトロモダンな建物を作り上げ、名古屋の新たなおもてなしの場所となっているレストラン&ヴァンケットがあります。今回はこちらのカフェでいただける、季節限定のアフタヌーンティーをご紹介していきます。日本庭園を眺めながら、イチゴづくしの贅沢なひとときを過ごしてみませんか。
名古屋の街中に現れる、レトロモダンな館
400年の歴史があり、尾張徳川家の御用達として名を馳せ、今もその暖簾を守る料亭「河文」。かつてその「河文」のお座敷があった土地に、新たに作り上げたのが、名古屋市中区丸の内にある「THE KAWABUN NAGOYA」です。和風モダンな漆黒の建物は八角形になった建物もあり、中央に日本庭園も配する豪華な空間が広がっています。
エントランスを入ると、かつての建物の建具をあしらったホールが広がっていて、季節の生け花とともにお客様を出迎えます。館内はカフェ&バー、レストラン、セレモニー会場があり、すべての場所から日本庭園を望むことができるようになっています。
夜はバーになる空間で楽しむ季節のアフタヌーンティー
「THE KAWABUN NAGOYA」のカフェで楽しめるのが、季節ごとにテーマが変わるアフタヌーンティー。夜はバーラウンジになる空間は、ゆったりとしたソファのほか、竹林や池が広がる庭園を眺め過ごすことができる2人席やテラス席などもあります。
席に案内されるとまずは食前酒が運ばれてきます。ノンアルコールのスパークリングワインもあるので、お酒が苦手な方はそちらをどうぞ。その後、ドリンクはティーフリーなので、フレーバーティーやハーブティー、コーヒーなどをオーダーすることができます。
そして、この食前酒とともに運ばれてくるのが、イチゴの食べ比べプレート。愛知・東郷町にある「いちごの郷」から、その日の朝収穫したとれたてのイチゴが届きます。食べ比べすることができるのは「紅ほっぺ」「よつぼし」「ずず」という3つの品種。どれも完熟の一番いい状態なので、それぞれの味の違いがよくわかりますよ。
ワゴンに盛り付けられた、宝石のように美しい品々
アフタヌーンティーワゴンに盛り付けられているのは、KAWABUNのパティシエ、齋野さんたちが毎回テーマに合わせて創作した、彩りも美しいケーキや料理の数々。イチゴ尽くしのアフタヌーンティーということで、盛り付けられているのはイチゴのスープのほか、イチゴのムース、イチゴのシュークリーム、ボンボンショコラなどが並びます。
KAWABUNにはイタリアンレストランもあることから、バーニャカウダやグラタンなど、レストラン仕込みの品々もセイボリーには並びます。オープンサンドは名古屋・東区のベーカリー「ニーナブリオッシュ」のブリオッシュを使用。香りのよいパンは一口で幸せな気分にさせてくれます。
プティガトーは3種ありますが、同じイチゴを使っていても、ジャスミンや柑橘、ピスタチオなど相性の良い物をさまざまに組み合わせてあり、同じイチゴを使っていますが、さまざまな香りと味わいが広がります。
その後もスコーン2種、トリュフチーズのポテトフライと食感や味わいの異なる料理が出てくるので、最後まで飽きずに楽しむことができますよ。ハーブティーもいろいろな種類があるので、ぜひいろいろな組み合わせで試してみてくださいね。
マカロンは、ジュエリーボックスからお好きなだけどうぞ
そして、食後のスイーツとして人気なのがマカロン。こちらのアフタヌーンティーの名物となっていて、バーカウンターにあるジュエリーボックスのような箱には、3種類のマカロンがぎっしり。お腹いっぱいでも、これだけはぜひ食べておいてくださいね。
豪華な空間と丁寧に作り上げた品々で優雅な午後のひとときを
「苺のアフタヌーンティー」(6000円※ティーフリー&乾杯酒付、別途サービス料必要)
アフタヌーンティーは期間限定でイチゴのアフタヌーンティーは4月上旬まで。その後も、夏には夏のフルーツをテーマに、秋にはモンブラン、冬にはクリスマス、チョコレートなどさまざまな限定アフタヌーンティーを創作していて、毎回人気を集めているそうですよ。
地元愛知の食材も積極的に取り入れた、特別なアフタヌーンティーをとっておきの空間で楽しめる「THE KAWABUN NAGOYA」。完全予約制で、公式サイトで詳細が決まり次第予約ができるようになるので、ぜひチェックしてみてください。
文:田口真由美