ペンションカレワラには大きな30cmの反射望遠鏡を備えた天体観測室があります。
晴れた夜には毎日天体観測会を行っています。
大きな望遠鏡で見る淡い星雲や星団、何百何千光年も離れた系外銀河は とても神秘的でワクワクとした気分になれます。
惑星を見ることのできる季節もあります。木星や土星、2018年は火星の大接近でした。縞や模様、土星の環っかなどを見ているととても不思議です。 月が出ているときは、暗い天体は見えづらいのですが、月のクレーターは大迫力です。とても解りやすいので人気者です。
ライブカメラはペンションカレワラの屋根に上空に向けて取り付けてあります。
画角(撮影できる角度)は185度で魚眼レンズと同じです。最低被写体モードが0.0014ルクスで6等星以上の星が移るそうです。
1枚の画像は6枚の画像をコンポジット(合成)して鮮明な画像にしているそうです。
画像の縁には、とても薄くですが磐梯山や安達太良連峰、吾妻連峰が写っています。
春の12星座といえば、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座です。
画像では、ふたご座はもっと上(西)の方、おとめ座はカレワラに隠れています。ほかにおおくま座やウミヘビ座が写っています。りょうけん座のアークトゥルスもまだ隠れています。土星が写っていますが、惑星は星座の中をゆっくりと移動していますので2018年現在ではいて座に来ています。
星座の物語では、獅子、蟹、海蛇(ヒドラ)はヘラクレスの12の試練で退治されてしまいました。なので、ヘラクレス座(夏の星座)が昇り始めると西の空に逃げていくそうです。ちなみにカレワラはオーナーはかに座です(^^ゞ
夏は天の川が一番きれいな季節です。流れ星もたくさん☆,。・:
夏は天の川が1番きれいな季節です。夏の夜空を見上げると、有名な夏の大三角を見つけることが出来ます。上の天の川の画像にもはっきりと三角形の様子がわかります。中心より右下に見えるのが、琴座のベガです。中心より左上の明るい星は鷲座のアルタイルです。ベガとアルタイルを結んで、右に三角形を作ると白鳥座のデネブを見つけることが出来ます。
この夏の大三角から南へt川をたどっていくと(画像だと左に向かって)、盾座、蛇遣座をとおり、南の地平線に向かって川幅を広げていきます。そして、天の川が一番明るく川幅が広くなるのが射手座付近です。
反対に大三角から北へ天の川をたどっていくと、カシオペア座、ペルセウス座へと川幅を縮めていきます。
天の川は冬の夜空にもあるんですが、オリオン座や御者座のあたりで細く暗くなるので、とっても見えづらくなります。
また、夏は流れ星も多い季節です。やぎ座流星群・みずがめ座流星群・ペルセウス座流星群・はくちょう座流星群などの4つの流星群が7〜8月にやってきます。とくに有名なペルセウス座流星群の極大日にあたるお盆の頃を中心に夜空を賑わせます。流れ星に混ざってときより蛍も飛んできて楽しい夜空です。
頭上に見える夏の大三角形を中心に星座線を引いてみました。
実際の空で探してみましょう!
*夏の大三角形は、教科書や天文ガイドでは「夏の大三角」の場合があります。
☆星座のお話☆
秋の星空は神話の星座たちです。
カシオペア座は神の娘たちを持ち出してアンドロメダ姫を自慢してしまい、神の怒りに触れて椅子に縛り付けられた姿です。
神の怒りを鎮めるためにアンドロメダ姫はいけにえに捧げられます。星座なっても腕を岸壁に縛り付けられています。
ポセイドンがさしむけた化けクジラがそのアンドロメダ姫を襲います。この化けクジラも秋の星座です。
たまたま天馬ペガサスに乗って、勇者ペルセウスが通りかかります。
見るものを石にしてしまうほど恐ろしいメデューサを退治した帰り道です。
ペルセウスは打ち取ったメデューサの首を使って、見事に化けクジラを退治してアンドロメダと結婚するそうです。
秋の空はたくさんの星座がかかわって、一つの物語を語っています。
カシオペアの隣のケフェウス座はカシオペアの旦那様でエチオピアの王様です。クジラ座は右側の屋根の裏に潜んでいます。
(2007年の10月下旬ごろの東の空です。ホームズ彗星が写っています。)