湖でカヌーをたのしむ!
ミズスマシ感覚で湖上散歩はいかがですか、湖面の空気はひんやりと気持ちいいです。以前はカレワラでカヌースクールを開催していましたが、今では桧原湖とカヌースクールが開校しましたので、手軽にカヌーを楽しめます。。
水面近くの湖水はちょっぴり冷たく気持ちが良いです。パドルをゆっくりと動かすと、カヌーもゆっくりと動き出します。始めはうまく前に進まないし、後ろの人のパドルとぶつかってしまったり。でも、すぐに馴れてきます。さて、カヌーツアーの始まりです。
めざすのはイカリ潟の入り江っ。磐梯山に向かってカヌーを進めます。
使用するカヌーはレジャー用に開発されていて、安定していて不安もないし、背もたれに寄りかかりゆったり乗れます。初めても大丈夫、多少ぬれることあってもずぶ濡れになるようなことはありません。(レジャー用といってもカヤックの老舗パーセプションのカヌーです)
カヌーはボートと違って水面に座っているようなものですから、視線がとても低くミズスマシになったような気分です。普段は経験することの無い風景に出会えます。
おすすめは5月中旬から6月上旬くらいの新緑の頃です。みずみずしい緑の濃淡が複雑な地形と相まって、とても美しい。晴れた日は紫外線が強いので日焼けには要注意です(新緑の頃に関わらず、日焼け止めや帽子など予防が必要です)。
入り江に入っていくと両側の岸が狭まり、とうとう行き止まり? 草をかき分ければ何とか進めるかな?
桧原湖は磐梯山の噴火で出来た堰止湖です。また、噴火で流れ出した土石流のうなりで出来た流山などが点在して、とても複雑な地形になっています。ボートでは入れない小さな入り江や薮になっている場所もカヌーなら入っていけます。まるでジャングルを探検しているみたい。
静かな入り江を出ると観光船の波が大きなうねりになってやってきます。波はカヌーを垂直に向けて乗り越えると安定しています。波を乗り越えるたびにダッブンダッブンと水しぶきがあがり冒険気分も盛り上がります。
バーベキューとはちょっと違う、ダッチオーブンランチ。
イカリ潟からの帰り道は少々向かい風です。のんびりと漕いでいるようで、体力を使っているのかもしれません。おなかが空いてきます。スクールに帰ればランチが準備されています。
<ワイルドなランチ>
お昼はワイルドなダッチオーブン料理。生野菜をのせたお皿を持ってダッチオーブンからお料理をのせてもらいます。メニューはポテトにチキン、こんがりとあめ色に色づいていておいしいそうです。
ダッチオーブンのなべの上にも炭をのせて、上からと下からと1時間くらい炭火にあてておくそうです。蓋を開けると煙の中にお料理が見えてきます。
お味はほんのりスパイシー、チキンの皮がパリパリしています。ポテトも皮ごと食べてしまいました。
ランチにはミネラルウォーターとパンも付いています。
カヌーを漕ぎ始める前に準備運動
スクールと言ってもカヌーは安定していますし、とにかくパドルで水をかけばよいのです。でも、冒険に出かける前に簡単な講習と注意事項をきちんと学んでおきましょう。きちんとライフジャケットを装着したら(重要)パドリングの練習です。
カヤックのパドルはカナディアンカヌーと違って、両側にブレードが付いています。このブレードを左右交互に前に出してやり、水をかいていきます。カヌーの基本は押し漕ぎです。水に入ったブレードを引き寄せるときに力を入れるのではなく、反対側のパドルを前に出す方の腕に力を入れます(力点)。水につかっている側の手は支点になり、水の中のブレードが作用点です。実際にはそんなことを意識しなくてもカヌーを楽しめます。基本の方が疲れないんですね。
漕ぎ方もいろいろと工夫していくと、どんどんと自由な操船が出来るようになっていきます。 ちょっと身体を前に乗り出して遠くを漕げば、大きくカヌーはターンします。漕いでいるパドルを無理やり止めるとパドルを中心にカヌーは回転します。うまく漕げるようになったら試して見ましょう。
カヌーで湖に出てみると清々しい。
ところでいちばんに大切なのは2人のチームワーク、息が合わないとパドルがぶつかってしまいます。コーチの話によれば、実際には後ろの人がいけないそうです(前の人は後ろの人のパドルが見えませんから)。
カヌーツアーで用意するもの、注意すること
<手ぶら参加も可能です。>
服…濡れても良い服装(できれば防寒や日焼け防止を目的としたもの)
靴…濡れても良いもの(ビーチサンダルが快適ですが、安全のため濡れても良いスニーカーなどがおすすめです。)
帽子…日焼け防止として利用できるもの。
タオル…ツーリング中(大小1枚)ツーリング終了後(大小1枚)
日焼け止め…晴天の日の湖上は照り返しも含め紫外線が強いです。日焼け止めをご利用ください。
サングラス…水中に落とさないようにストラップをつけることをおすすめします。眼鏡も同様です。
飲み物…1日1リットルを目安にスポーツドリンクなどを用意されると良いです。
その他…お菓子・雨具・軍手などがあると便利です。
<携帯電話やカメラ・時計等の水に弱いもの>
防水バックなどに入れて保護する必要があります。また、思わぬ拍子に水をかぶる危険もありますので十分に気をつけて利用されることが必要です。
自己で責任をもって管理してください。
< 湖での水遊びについて>
湖は水面と水中の温度が極端に違うことが良くあります。暖かいと思っていた水温が水中では、冷たいくらいに感じるほど温度差があります。
また、意外な場所に岩やくぼみがあったりと予期せぬ危険が潜んでいます。
無理や悪ふざけはさけ、安全を確認しながら遊びましょう。