雪原をまっすぐ歩く、森の中を探検する。夏と違った美しい景色に出会うことができます。
森をふさぐ藪は雪に埋もれてしまい、沼や川に気を付ければ、どこまでも歩いて行けます!
真っ白な雪の中をスノーシューやクロスカントリースキーで歩きましょう。
はじめは毘沙門沼周辺(沼の上は大変に危険です)を歩いてみるといいかもしれません。磐梯山がとてもきれいに眺められますし、沼の近くを歩いていれば、迷うこともありません。
天気がよければすこし森の中に踏み込んでみても面白いです。ただし、毘沙門沼の周りは磐梯山が噴火した際に吐き出された岩がとても多く、雪に隠された岩が角が鋭角に尖っていますから十分に気をつけましょう。
よく見かける毘沙門沼の写真はは展望の辺りから撮られたものです。エメラルドグリーンの沼にボートが浮かんでいて、背景は磐梯山です。
実際の毘沙門沼はにはさらに奥が深く、また森にも小さな沼がたくさんあります。
夏は藪になってしまいますので、森の中に入ることはできませんが、冬なら藪もなく見通しも良いので歩き回れます。
毘沙門沼から赤沼・みどろ沼へと森の中を歩いていきます。雪で閉ざされているので、平日などはすれ違う人もありません。
森に入ってしまうと針葉樹の深い緑、黒い樹木、雪、モノトーンの世界が続いています。とても静かで神秘的です。
弁天沼に着くと視界が開けます。遠くに雪化粧をした吾妻連峰を眺めることが出来ます。東北の山らしいゆったりとした稜線に真っ白な雪に心が癒されます。
吾妻とは反対側のるり沼には磐梯山が見えています。
青沼の横を通って柳沼(裏磐梯高原駅)に到着です。
スノーシューを外して、五色沼入口へはバスで戻ります。
イエローフォールを見に行こう(^ ^)v
イエローフォールとは、磐梯山の火口壁にできた氷の滝(氷瀑)です。
裏磐梯スキー場のリフトを使うのが便利です(営業の曜日注意)。第二リフトを降りると、銅沼(あかぬま)まで急な登りはありません。
結氷していれば銅沼の上をずんずん進めます。
銅沼を歩いていると火口壁に煙が上がっているところがあります。磐梯山は1888年に水蒸気で大爆発を起こしました。その時に名残なのか水蒸気が噴出です。
磐梯山の火口壁を背に裏磐梯を眺めると正面には大きな桧原湖が凍って、真っ白な雪原に見えています。
銅沼やイエローフォールなど火口に、以前は小磐梯と言うもう一つの磐梯山がありました。その小磐梯が地中にため込まれた水蒸気によって爆発を起こします。吹き出す水蒸気じよって山は崩れ、桧原湖の方向へ流されます(岩なだれ)。流されてきた土石によって、川がせき止められて桧原湖などの湖が出来ました。
イエローフォールに向かって足を進めます。大きな岩がゴロゴロした斜面を登ると、広い火口平原に出ます。イエローフォールはもうすぐです。
休憩をしていると、火口壁の高いところから、カランコロンと落石する音が不気味に聞こえます。どこ!と思って探してみても、小さな石なのでしょう。見つけることはできません。
イエローフォールに到着!
見事です!
夏に来てもどこに川があるのかわかりません。とても小さな川が凍りながら蛇行して大きな氷瀑を作ったようです。黄色や茶色く見えるのは土や砂が混じって、凍ったからかな?と想像しています。
平たい場所なのでお弁当ポイントにもなります。
帰り道ですが、森の中を抜けて裏磐梯好き上に出られるのですが、迷いやすいです。すぐそこがスキー場だとわかるんですけれど、出られなかったり(-_-;)
来た道を戻るのが安全です。
帰りもリフトに乗ったほうが楽です。スキー場のわきの森の中を下山するのですが、かなりしんどいです。下山もリフトを使いましょうo(^^o)
〇スノーシューレンタル(裏磐梯スキー場さん)
スノーシューフルセット(シューズ+ストック+スノーシュー) 2500円
スキー・ボードウェア上下(グローブなど小物別)大人3500円 子供2000円
*詳細は裏磐梯スキー場さんにお問い合わせください(0241-32-2177)。
〇スノーシューガイド付きツアー(バックスさん)
・ガイドにおまかせ!雪遊び 午前・午後 半日体験(所要時間約2時間45分)
・ダッチオーブンランチ付 雪遊び半日体験コース(所要時間約3時間15分)
・ダッチオーブンランチ付 雪満喫1日コース(所要時間約6時間45分)
・限定8名様 磐梯山イエローフォール チャレンジ ジオツアー