円かの社－木と畳の香りに誘われて、心を休める

円かの杜和モダンな意匠のベッドルーム。

円かの杜
木と畳の香りに誘われて

扉を開けると木の香り、足を進めると畳の感覚。
これにほっとする感覚が、自分が日本人であったことを
再認識させてくれるようです。
「円かの杜」（まどかのもり）は、
飛騨の木材をふんだんに用いた
建築になっています。使用されているのは
ケヤキやスギなどの銘木。スギには心を休める効果があると
言われています。部屋の内装はもちろん、
ベッドにもスギの圧縮材を使っているので、安眠効果は高く、
ただ部屋にいるだけで気持ちが浄化されていくようです。
本来はぐっすり寝るには、
自宅が一番リラックスできるのかもしれません。
しかし、スギのアロマ効果ややわらかさのおかげで、
宿泊先でも上質な睡眠をとることができるようです。
「宿は寝るところである」という当たり前のようでいて、
忘れかけている本質に、
本気で取り組んでいる姿勢に共感が持てます。
木と畳、とはいえ、純和風のわけではありません。
飛騨産業とキタニジャパンのモダンなイスが
たくさん置いてあり、現代的にアップデートされています。

円かの杜お部屋では、半露天風呂の温泉。

蔵バー「こだま」やレセプションには
重厚な1枚ケヤキのカウンターもあり、
そこかしこで和と洋を絶妙にミックスした
お手本のような雰囲気作りです。
温泉は、大浴場と部屋のお風呂では、泉質が異なります。
ともに自家源泉。大浴場はクレンジング効果が高く、
部屋のお風呂は保湿効果が高いので、円かの杜としては、
大浴場→部屋風呂に入るという順番を推しているとか。
木と温泉の効果で、どんどん余計な力が抜けていきそう。
「円か」という名前に込められている
“丸くなっていく”自分に気がつきそうです。

円かの杜ロビーにはたくさんのモダンな木製イス。