1997年ユネスコ世界文化遺産に登録された昌徳宮を訪れます。朝鮮王朝時代の建築が随所に残る600年の歴史ある宮殿。民族衣装のチマチョゴリに身を包んだガイドさんが、約90分かけて案内してくれます。最近お亡くなりになった最後の皇族の葬儀も、ここで行われたそう。建物よりもお庭の方が広い、起伏に富んだ緑豊かな宮殿だけれど、一生ここで暮らした・・と考えれば決して広い場所ではないような気がしました。夏草が香る宮殿で、いにしえの王朝時代に想いを馳せて、しばらく時が経つのを忘れてしまいました。
歩き疲れて、昔ながらの様式が逆に新しい、お茶屋さんへ。疲労回復に効くという人参茶を頼んでみると・・・苦いっ。粉薬を溶いたような濃厚なお味。これも新しい味覚との出会いだと自分に言い聞かせ、スイーツと共に最後まで味わいました。ふぅ〜。 |