羽田発ということで、余裕がもてることが嬉しい朝。しっかり朝食も摂って、電車で羽田空港へ。ちょっぴりリッチにビジネスクラスにチェックイン。12時発なら、現地についてもまだ午後の昼下がり・・なんてニンマリしつつ、カウンターで、両袖を広げた色鮮やかなアシアナ空港のシンボルマークに歓迎を受けます。韓国では「セクトン」と呼ばれている伝統的なモチーフなのだそう。羽田から韓国を感じながら、私の旅はスタートです。

今回搭乗する新型A330機は、羽田発の増便に合わせ、専用機として新しく導入されたそうです。真新しい機体は、白とグレーのツートンカラー。空港に駐機している姿はまるでアザラシのよう。機内では、日韓線では唯一のオンデマンド・最新エンターテイメントが楽しめるとだけあり、周りを見回すとみな個人用モニターに夢中。そんな中、選べるビジネスクラスの機内食がサーブされ、私は迷わずビビンバをチョイス。コチュジャンを入れてまぜまぜ。“機内でビビンバ“ときて、気分が盛り上がらない筈がありませんね。

あっという間に到着。仁川国際空港に比べソウル市内中心部へも近いから、さっそく午後から街を探索しようと意気込んで、骨董街の仁寺洞(インサドン)に足を向けます。去年12月にオープンしたモール・サムジキルには、アーティストのセレクトショップが集結していて、代官山や表参道を思わせるお洒落なお店がいっぱい。アクセサリーショップでさっそく、陶器のキーホルダーを購入。

お店の前に、日本の有名人のサインがあったりと、雑誌の掲載記事が目を引き、思わず入ったマンドゥグッチョンミクというお鍋で有名なお店“サンドンミュノク”。お肉と野菜の大きな餃子で、北朝鮮の食べ物を現地と同じ作り方で食べられます。アツアツだけれど、辛すぎず美味しくて、お酒との相性もバッチリ。明日の街歩きに備えてほろ酔い気分でおひとり様を満喫です。