今年の3月、函館⇔帯広間に空の便が就航しました!陸路で6時間を約1時間の距離に変えたのが、航空会社エアトランセ。旅行やビジネスに、新たな可能性を広げる期待のサービスです。18人乗りの小型コミューター機で地上5000メートルの低空飛行は、まるで動く展望台。移動手段としてだけではなく、空の上から見える「景色そのものが観光」です。
空が近い大地・・・十勝帯広
雨の降る羽田空港を出発して、とかち帯広空港へ。
空港を一歩外に出れば・・・その瞬間から、自然との対話のはじまり。
さえぎるものが何もないこの大地では、白樺のざわめきが風に乗って心地よく心に響いてきました。
搭乗手続きに体重申告!?
今回は時間の関係でこのまま函館へ。
搭乗手続き時に手渡された、搭乗者カード。自分の体重を書く欄が!飛行機に乗るのに体重を書くなんて初めて!これは、機体のバランスをとるために必要なことなのだそうです。
新しい体験はこれだけじゃありません。搭乗までの間に待合室で流れる「セーフティーインストラクションのビデオ。約3分間、(江村さんの座右の銘である・鶏口となるも牛後となるなかれから採用された)にわとりのマスコットが小さな女の子・エミリーちゃんと一緒に、安全な乗り方を教えてくれます^^。
そして!飛行機といえば、カウンターでチケットを入れて、廊下を通って、搭乗口へ・・と思いきや、ランプウェーやエプロンと呼ばれる飛行場内の駐機場をトコトコと歩いて行くんです!
遊園地も顔負けのアトラクション!?
全身17メートル強の機体に乗り込みます!機内は真っ赤な本皮シート。おぉ〜!カッコイイ!なんとコックピット内も丸見えです。
そして1列2席の配置なので、みんな窓側。
おぉぉぉっ・・マッサージ機のような微動が心地よいな・・・なんて思っていたらこれはエンジンの振動。機長の機内放送があって、いざ出発です!
おぉっ、飛び立ちました!
機体と自分が一体となり、空へ。
空飛ぶ展望台で北海道が丸見えです
自分専用の窓からは十勝帯広・畑のパッチワークが見えますよ。
地上5000メートルの動く展望台。
支笏湖、札幌丘珠空港、羊蹄山、洞爺湖、函館五稜郭・・・機長がアナウンスでご案内。 道内の観光スポットが空の上から見られるなんて大感激っ!天気がよくてよかったぁ!
あ〜っという間の70分。 「みなさ―ん、もうすぐ着陸します」とやや尻上がりの口調のアナウンス。親しみのあるこの声は・・なんとエアトランセの江村林香社長の声だそうな。失礼ながらなんだかキュートなお声!
思ったより、揺れもなくあっという間に函館に着いちゃいました。
江村社長、おすすめの「あいす118」
空港からはうれしいことに、ホテル等へのDoor to Doorの移動から市内観光までをサポートしてくれる、陸の足・ハイヤーサービス「陸トランセ」もあります。
さっそくその陸トランセを利用して、牛乳好きな江村社長のお勧め・生乳飲み放題のお店に向かいます。アイス工場あり、乳製品の販売ありと盛りだくさんなスポットで、私は定番のソフトクリーム(250円)を注文。津軽海峡の海や函館山の絶景を拝みながらいただくソフトクリームは格別です。
地元っ子なら一度は行くラーメン屋「一文字」
お次は旅客営業部のルーキー・長田さんのお勧めで、函館の名物ラーメン店へ。
「北海道はやっぱり、塩ですよ!」と気さくな運転手さんの一声で、塩ラーメン(塩味鶏肉排骨湯面680円)とトッピングにバターコーンを注文。二代目の木村恵輔さんの味・南茅部の昆布と鶏がらのスープはコクがあるのにさっぱりです。
レトロな雰囲気が楽しめるショッピングモール・金森赤レンガ倉庫
函館山と港が拝めるリッチなローケーションで、青森からの修学旅行生たちと一枚パチリ☆。
旅先での出会いも“おいしい思い出”です。
陸トランセのおかげで、時間に余裕がなかったロケでも効率よく市内観光が楽しめました!・・・東京で音楽家派遣事業や観光ハイヤー会社を経営されていた時代から注目していた江村社長。実は、まるで学生時代にずっ〜と片思いしていた先輩に会いに行くみたいに物凄くドキドキしていました^^。リアルな江村社長は本当にナチュラルで素敵で、お会いできたことは私の宝ものになりました。
そして、「とにかく一度、乗ってみて下さい!」と、てきぱきと働く旅客営業部のみなさんの姿が気持ちよく、私もエアトランセを利用して心の底から思いました。
長谷川希の旅はまだまだ続きます。次回はどこかな^^♪