山梨の絶景宿「フルーツパーク富士屋ホテル」で名物フルーツパフェと温泉を堪能

ブドウや桃が全国トップクラスの生産量を誇る、フルーツ王国「山梨」。90社以上のワイナリーがあり、大人なワイン旅が楽しめる美酒の街でもあります。

 

そんな山梨の恵みを心ゆくまで堪能できるリゾートが「フルーツパーク富士屋ホテル」。優雅な時が流れる空間で、旬のフルーツを使ったパフェや山梨県産のワインを味わうことができます。さらに目の前に広がるのは、美しい富士山や甲府の街並み。新日本三大夜景にも選ばれた夜景や温泉も楽しむ、絶景リゾート1泊2日の旅をレポートします。

 

 

小高い丘の上に佇む「フルーツパーク富士屋ホテル」へのアクセス

フルーツパーク富士屋ホテル

フルーツパーク富士屋ホテルは標高約560メートル、小高い丘の上に佇む南欧風のリゾートホテル。笛吹川フルーツ公園内に位置し、甲府盆地を一望する絶好のロケーションで滞在を楽しめます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

アクセスは勝沼ICより車で約30分もしくは一宮御坂ICより約25分。山梨らしい果樹園を横目に丘を登っていくと笛吹川フルーツ公園に到着し、その中にあるベージュロゼ色の建物がフルーツパーク富士屋ホテルです。電車で向かう場合、山梨市駅よりタクシーに乗り約7分で辿り着きます。

 

 

フルーツパーク富士屋ホテル

美しい噴水、ヨーロッパ直輸入の瓦、ドイツの職人がホテルのために作ったアイアンフェンス…敷地に一歩足を踏み入れた瞬間に広がる、非日常の空間。ホテルは笛吹川フルーツ公園を「農園」に見立て、「農園を治める領主の館」をイメージしてデザインされています。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

館内に入ると、笑顔が素敵なスタッフとワイン色のカーペットが敷かれた大階段がお出迎え。ヨーロッパの領主の館に訪ねたような気分でチェックインを行いました。

 

1日1室限定。最上級の客室「ロイヤルスイートルーム」

フルーツパーク富士屋ホテル

客室は3階〜5階に位置し、今回は1室限定の特別な「ロイヤルスイートルーム」に宿泊。リビング+ダイニング+ベッドルーム+バスルームという贅沢な間取りで、フルーツパーク富士屋ホテル最大の約103平米となる客室です。1室限定、定員2名。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

ホテル最上階の5階にあるため、リビングやベッドルームからの眺めは格別。イタリア家具の椅子に腰をかけ、甲府の山々や街を見渡せるのはロイヤルスイートルーム宿泊者の特権です。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

この日は雲が多かったのですが、合間を縫って富士山も顔を出してくれました!標高3,776メートルの富士山は頭1つ抜けていて、日本最高峰の貫禄はさすがです。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

荷ほどきを終えたら、お茶とともに小休憩。客室には富士屋ホテルオリジナルの日本茶やコーヒーが用意されているので、景色を見ながら楽しめます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

ベッドルームも余裕のあるつくりで、窓辺には景色を眺められるテーブルと椅子が用意されています。ベッドは心地よい睡眠へと誘うシモンズベッド。ラグジュアリーな家具や寝具も、スイートに宿泊する特別感を演出してくれます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

ダブルシンクのバスルームや2カ所あるトイレも、スタンダードの客室にはないロイヤルスイートルームの特徴。館内には温泉の大浴場がありますが、広々とした客室のバスタブでゆったりとくつろぐことも可能です。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

客室のバスアメニティは、南仏のグラースで調香した香りが心地よい「プロバンシア」のシャンプー・コンディショナー・シャワージェル。大浴場にはスキンケアも用意されています。

 

 

モダンなデザインの「スタンダードツインルーム」

フルーツパーク富士屋ホテル

フルーツパーク富士屋ホテルは全43室あり、気軽な旅にぴったりの客室が「スタンダードツインルーム」。温かみのあるオレンジ色がアクセントになったモダンなデザインで、肩の力を抜いて過ごせます。広さは約36平米、定員3名。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

大きな窓から見えるのは、広大な甲府盆地。スタンダードツインルームは4〜5階に位置し、ほかのホテルよりも低く思えるかもしれませんが、ホテル自体が小高い丘に建っているため想像以上の高さから甲府の街並みを見下ろせます。

 

 

グループやファミリーにおすすめ。「和洋室」&「和賓室」

フルーツパーク富士屋ホテル

多彩な旅行スタイルに合わせた客室を選べるのも、フルーツパーク富士屋ホテルの魅力。グループやファミリーにおすすめの4階「和洋室」は洋室と10畳の和室で、ツインベッドもしくは布団で寝ることができます。広さは約81平米、定員7名。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

1室限定の和洋室は角部屋にあるため、2方向の景色を望めます。開放的な空間で、ワインを嗜むのも素敵な時間。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

5階、最上階の角部屋に位置する「和賓室」は三世代にぴったり。12畳の和室とベッドルームが分かれているため、例えば、親世代がベッドルーム、子・孫が和室といったように、それぞれに独立した空間で過ごすこともできます。1室限定、定員7名。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

108平米もの和賓室はベッドルームも広々。和風のインテリアにベッドが2台設置された和洋折衷なデザインで、ベッドルームの大きな窓から見える甲府の街並みは絶景です。

 

 

フルーツカフェ ベラヴィスタで大人気のフルーツパフェに舌鼓

フルーツパーク富士屋ホテル

フルーツパーク富士屋ホテルに訪れる多くの人の目的の1つが名物の「フルーツパフェ」。「フルーツカフェ ベラヴィスタ」で、季節のフルーツパフェをいただきました。ベラヴィスタとは、「美しい景色」という意味のイタリア語。晴れた日には富士山も見えます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

パフェに使われているのは、その時期に最もおいしい旬を迎える山梨のフルーツ。冬~春のいちごから始まり、メロン、サクランボ、桃、ブドウ、シャインマスカット、マロンと1年に渡って楽しめます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

秋に提供しているフルーツパフェが「ブドウパフェ」と「シャインマスカットパフェ」!巨峰シャーベット、ホイップクリーム、ジュレ、バニラアイスが層になって重なり、トップには宝石のように輝くブドウ(巨峰)やシャインマスカットをトッピング。テーブルに運ばれてきた瞬間に「かわいい!」と言いたくなる美しさで、ブドウを中心にアイスやジュレが混ざり合うその味は、食べた人を笑顔にするおいしさです。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

ブトウに続き、冬の期間登場するのは「マロンパフェ」。マロンのクリームがたっぷり絞られ、大きな1粒の栗が丸っとトッピングされたパフェとなっています。

 

 

癒やしの天然温泉まで楽しめる贅沢。露天風呂でリラックス

フルーツパーク富士屋ホテル

1度とは言わず、2度、3度と楽しみたい「温泉」。富士山や甲府の山々が見える露天風呂と内湯で万葉温泉(フルーツパーク温泉)の湯を堪能できます。泉質はアルカリ性単純温泉で、つるつるとした肌ざわりが心地よいお湯です。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

そのほかサウナで汗を流したり、ぬる湯で時間をかけて温泉に浸かったり。好きな方法でリフレッシュできます。

 

 

ディナーは山梨ワインとフレンチのマリアージュを堪能

フルーツパーク富士屋ホテル

温泉後は楽しみにしていた「西欧料理 ラ・コリーナ」でプレミアムディナーを堪能。夜景を見ながら、山梨のワインとともにフレンチのコース料理を味わえます。ラ・コリーナで提供するワインは60社以上の山梨のワインや世界各国の厳選されたワイン。ソムリエが常駐し、会話を楽しみながら料理に合うワインを教えてくれます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

コースの内容は時期ごとに変わり、「シャインマスカット 生ハム リコッタチーズ」からスタートしたこの日のプレミアムディナーは全7品。フレッシュなシャインマスカットに生ハムの塩味やバルサミコ酢の酸味が加わるアミューズを、ルミエールワイナリー「ハウススパークリング甲州」とともに堪能しました。

 

フルーツパーク富士屋ホテル
フルーツパーク富士屋ホテル

続いては宝石箱のように煌めく「シャルキュティエールと小海老のジュレ仕立て 赤ピーマンピュレ 紫キャベツマリネ」、ホロホロ崩れる鶏肉がおいしい「鶏もも肉のトマト煮 バジル風味」が登場。彩り豊かな料理に心も華やぎます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

甲州種のシャトーマルス「ハウスワイン ブラン」とともにいただいた魚料理は「オマール海老と真鯛のポワレ 紅ズワイガニ入りクリームソース」。オマール海老の殻から出汁をとった「アメリケーヌソース」と、「紅ズワイガニ入りクリームソース」という甲殻類の旨味がぎゅっと詰まった2つのソースとともに、贅沢なオマール海老と真鯛を深く堪能しました。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

洋梨のグラニテでお口直しをした後は、メインの肉料理。2種類から選ぶことができ、「国産牛サーロインステーキ ポルチーニ入り赤ワインソース」は、香り高いポルチーニとともに上品なサシの甘みを堪能できるステーキです。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

もう1つの選べるメイン料理「山梨県産桜肉のロティ 和風ソース 穂紫蘇の香り」はヘルシーな「馬肉」を使ったラ・コリーナのスペシャリテ。郷土料理で馬刺しを食べる文化のある山梨の馬肉はとても新鮮で、まったく臭みがありません。ソムリエが提案してくれたシャトーマルス「マスカット・ベーリーA」の赤ワインとのマリアージュも素晴らしかったです。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

デザートは「ブドウのムースとコンポート バニラアイス」。最後までフルーツ王国・山梨の旬の味覚を食べることができ、とても幸せでした。

 

 

ワインサーバーで好きなワインを、好きな量楽しむ

フルーツパーク富士屋ホテル

食後は1階のラウンジに設置されたワインサーバーで山梨のワインを満喫。専用ワインカードをフロントで購入し、カードを挿して自由に購入するスタイルです。価格は30ml 250円、60ml 500円。月替わりでソムリエが厳選した8社のワインから、飲み比べを楽しめます。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

この月はJapan Wine Competition(日本ワインコンクール)2023で金賞を獲得したシャトー酒折「甲州ドライ」、まるき葡萄酒「ラフィーユ 樽ベーリーA2021」など赤・白・ロゼとバランスの良いラインナップ。MGVsワイナリー「B521 マスカット・ベーリーA  2022」は美しい桜色のロゼで、辛口ながら果実の甘みが上品に光る味わいでした。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

ワインサーバーで注いだワインはラウンジでも、テラスでも、部屋でも、好みの場所で味わえます。せっかくなので、ロイヤルスイートルームから夜景を見ながら楽しみました。ホテルが位置する笛吹川フルーツ公園は、新日本三大夜景に選定されているほど美しい夜景スポット。ホテル最上階の最も良い場所から夜景を眺め、山梨のワインを味わう時間は極上でした。

 

 

早朝はコーヒーが無料。シエナテラスでコーヒータイム

フルーツパーク富士屋ホテル

朝早く起きて温泉を満喫した後は、シエナテラスでコーヒータイム。6:30~8:00の朝食前に無料でコーヒーを提供しています。山梨のおいしい空気を吸いながら、心地よい朝を迎えることができました。

 

ホテルクオリティの味に胸が踊る「朝食」

フルーツパーク富士屋ホテル

朝食は「アメリカンブレックファースト」もしくは「サラダブレックファースト」が選べる「ベラヴィスタ」へ。アメリカンブレックファーストは卵料理をメインにフルーツ盛り合わせ、サラダ、パン、飲み物のセットです。

卵料理は5つの選択肢があり、オニオン、トマト、パセリ入りのスパニッシュオムレツをチョイスしました。中はトロトロに仕上がったオムレツはとてもおいしく、ホテルクオリティの味を噛みしめました。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

サラダブレックファーストは朝からたっぷりの野菜が味わえる「シェフサラダプレート」をメインにしたセット。4種類のドレッシングを選択でき、富士屋ホテルのレシピの人参ドレッシングが人気です。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

それぞれのセットに含まれるトーストとクロワッサンは、おいしいジャムとともに。山梨の巨峰で作った手づくりの「巨峰ジャム」と「いちごジャム」の2種類で、温かいパンにつけて堪能できます。

 

 

笛吹川フルーツ公園やほったらかし温泉も!周辺観光へ

フルーツパーク富士屋ホテル

ロイヤルスイートルームでのんびりし、11:00のチェックアウト後は周辺観光へ。ホテルに隣接する「笛吹川フルーツ公園」ではフルーツ・加工品が購入できるショップやフルーツが実る様子を見学できる果樹園など、見どころが盛りだくさんです。家族旅行なら、アスレチックで楽しむのもおすすめですよ。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

「まだまだ温泉を楽しみたい」という人にはホテルから車で約5分の「ほったらかし温泉」も一押し。「あっちの湯」と「こっちの湯」という2つの露天風呂があり、温泉に入りながら甲府盆地を見下ろせる人気スポットです。

 

 

フルーツパーク富士屋ホテル

ブドウ狩り、モモ狩り、サクランボ狩り、イチゴ狩り、ブルーベリー狩りなどと、その時期に旬を迎えるフルーツ狩りも見逃せません。獲れたての山梨のフルーツはとてもおいしく、思い出に残ります。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

フルーツ、ワイン、絶景、温泉…。泊まらない理由が見つからないほど魅力が詰まった「フルーツパーク富士屋ホテル」。2022年で25周年を迎えたフルーツパーク富士屋ホテルはそのホスピタリティも素晴らしく、自然と笑顔になるほどリラックスできました。まるでヨーロッパのようなリゾートで、山梨の恵みを満喫する旅へと出かけませんか。

 

フルーツパーク富士屋ホテル

住所
山梨県山梨市江曽原1388 笛吹川フルーツ公園内
アクセス
山梨市駅から車で約7分
総客室数
43室
駐車場 有り
100台
チェックイン
15:00
チェックアウト
11:00

 

 

取材・撮影・文/小浜みゆ

 

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※この記事は楽天トラベルガイドによって取材・作成されたものです。

2023/11/28
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