読みまわり
キャンペーン対象
旬の料理を味わう
奥三河の秘湯
夏焼温泉 青柳亭
(愛知県豊田市)
山川の自然を遊び尽くし
山里の温泉旅館で旬の山の幸を堪能
愛知県豊田市の北西部、長野県飯田市へとつながる日本風景街道「中馬（ちゅうま）街道」沿いに位置する稲武（いなぶ）地区。北東に天竜奥三河国定公園、南西に愛知高原国定公園が広がる、雄大な自然に囲まれた山里です。ここでは、清流での鮎の手づかみや季節ごとの風景が楽しめるハイキング、郷土の味覚や地元素材を用いた工芸など体験型の楽しみが満載。旬の地元食材を取り入れた料理と、肌にやさしい名湯が評判の「夏焼温泉 青柳亭」にステイして、大自然を遊び、山の味覚を食す山里の旅へ。
豊かな山と川が育んだ旬の料理と
奥三河の秘湯でおもてなし
稲武の道の駅にもほど近い、中馬街道沿いのなだらかな斜面にある「夏焼温泉 青柳亭」。昔ながらの温泉旅館の風情を残す館内にお邪魔すると、ご両親から宿を受け継いだ2代目のご主人と奥様が笑顔で迎え入れてくれます。まるで故郷に里帰りしたような心地よさに、ホッと心が和みます。
客室は創業時の趣をそのまま生かした和室の本館6部屋と、リノベーションした新館2部屋の全8室。新しくなった新館は、和モダンなしつらえの和洋室「すいれん」と、モダンな洋室の「さくら」の2部屋があります。写真の「すいれん」は、シングルベッドが2台にオットマン付きのリクライニングソファ、畳スペースもあるゆとりある広さ。こちらの部屋は小学生以上3名まで宿泊可能です。
新館の客室はどちらも温泉風呂が付いているので、24時間いつでも好きな時に温泉が楽しめます。また、化粧水やコットン、ヘアゴムなどのアメニティ、ドライヤーも完備。地元浅間神社の出湯を引いた弱アルカリ性低張性冷鉱泉は、無味透明で肌ざわりもやさしく敏感肌の人も安心。大きく取った窓の外に広がる風景を眺めながら、のんびり温泉に浸かれます。
本館に宿泊の場合は、貸切の家族風呂へ。予約制ではないので、空いていればいつでも自由に入浴OK。タイル張りの温泉風呂は、家族で入ってもゆとりある広さで、足を伸ばして悠々とくつろげます。
新館の客室にはウッドテラスも備わっているので、ひと休みに最適です。湯上がりに夕食を待つ間、目覚めのひとときなど、流れる雲や雄大な山の景色を眺めながら静かな時間を過ごせます。
お待ちかねの夕食は広間でいただく和懐石。内容は日によって変わりますが、鮎の塩焼きや季節の野菜の天ぷら、隣の長野県から仕入れる新鮮な馬刺しなど7～8品が並びます。稲武を中心とした季節の地産食材を吟味し、長野県松本の有名旅館や東京で修行を積んだご主人が腕を振るいます。この日は塩焼きと天ぷらの2種の調理法で提供された、稲武の清流で育った鮎は格別のおいしさ。ほかにも、親鶏のだしが絶妙に効いた丸茄子のあんかけ、鯛の昆布締めなどに、細やかな料理人の仕事ぶりがうかがえます。
夕食には、名物の川魚の骨酒(1合1,760円、2合2,420円)もオーダー。魚は仕入れによって変わるそうで、この日はイワナの骨酒をいただきました。じっくり焼いた川魚の香ばしさと旨みが日本酒に溶け出し、まるでだしのスープを飲んでいるよう。料理にもよく合います。(※お酒は20歳になってから)
料理の内容は、春は山菜、秋はきのこ、冬はしし鍋など季節によって変わるので、違った季節にも泊まってみたくなります。
朝食も日によってさまざまですが、焼き魚に煮物、ふっくらとした出汁巻き卵などが並ぶ栄養バランスの取れた和定食です。ご飯は稲武の隣・名倉地区の農家から仕入れた炊き立てのコシヒカリ。噛みしめるほどに、米のまろやかな甘みが口の中に広がります。残さず食べて、稲武の自然を遊び尽くす準備は万端です。
夏焼温泉 青柳亭
住所／愛知県豊田市稲武町小井沢45
交通／東海環状自動車道豊田勘八IC・新東名高速道路新城IC・中央自動車道飯田山本ICから車で約1時間、またはバス停どんぐりの里いなぶ下車徒歩15分
チェックイン／15:00(最終チェックイン21:00)
チェックアウト／10:00
料金／本館1泊1名13,200円～(税・サ込み／２食付き／大人2名1室利用時)、新館1泊1名21,500円～(税・サ込み／２食付き／大人2名1室利用時) ※入湯税別
山々に抱かれた矢作川の清流で
鮎の手づかみ体験
毎年夏に開催する「おいでん・やな」は、地元の人々が組み立てた自然体験型の観光やなで、鮎の手づかみ体験や周辺での川遊びが楽しめます。清らかな矢作川の最上流部とあって、流れる水の透明度の高さ、そして色濃い緑に囲まれた環境に、身も心も開放されること間違いなし。靴を脱いで川に入れば、大人も童心にかえってはしゃいでしまいます。
やなに上がってきた鮎を手づかみする体験(1回1,000円)は、子どもたちに大人気。河川敷に設けられたテント広場では、鮎の塩焼きや五平餅といった地元のグルメ、焼きそばにフランクフルト、ドリンクなどが販売されています。自然の中で食べる焼きたての鮎は、ホクホクと柔らかで、口いっぱいに広がる鮎の風味もたまりません。
バーベキューコーナーも設置され、事前予約で利用可能。5名以上で予約をすれば、18～21時のナイター利用もできます。地元の野菜や肉などの食材(1名分3,500円)も用意されるので、手ぶらでOK。友だちや家族と一緒に清々しい川の風景を眺めながらのバーベキューは、稲武地区の夏の風物詩です。
おいでん・やな
電話／090-2180-2289(おいでん・やな開設委員会)
住所／愛知県豊田市大野瀬町
交通／中央自動車道飯田山本ICから車で約50分、東海環状自動車道豊田勘八ICから車で約1時間20分、猿投グリーンロード力石ICから車で約1時間
営業時間／7月中旬～9月下旬の10:00～16:00
定休日／期間中無休※天候による休業あり
料金／入場無料※バーベキューは要事前予約
摘み取ったばかりのブルーベリーを
口いっぱいに頬張る収穫体験
2000年ごろからブルーベリーの栽培が始まったという稲武地区。夏のシーズン中はブルーベリーの摘み取りも楽しみのひとつで、約4ヘクタールの農園で4000本以上のブルーベリーを育て、収穫から選別、ケーキ作りまで一貫して行なっている「ブルーベリーのこみち」で摘み取り体験ができます。
稲武地区内は標高差があるため、数多くの品種を栽培できるといいます。7～8月のシーズン中も食べごろを迎える品種が少しずつ変わってくるそう。体験した日は「ブルーベリーのこみち」で栽培している50品種のうち6品種を味わうことができました。粒が大きなエメラルドは酸味と甘みのバランスが絶妙！ 次に食べたブルーレイは酸味が強め、そしてブリジッタはスッキリした甘さなど、それぞれの違いに驚きながら貴重な食べ比べができました。
農園のすぐそばには同経営の「MAKO こみちのケーキ屋さん」があり、こちらでは一年を通してブルーベリーを贅沢に使ったスイーツや加工品を購入できます。レアチーズやヨーグルトムースなど、ケーキに合った品種のブルーベリーを使っているのは、農園ならでは。濃厚なジャムやジュースはおみやげにもぴったりです。
ブルーベリーのこみち／MAKO こみちのケーキ屋さん
電話／0565-82-3365
住所／ブルーベリーのこみち 愛知県豊田市野入町宮ノ前後1-5
／MAKO こみちのケーキ屋さん 愛知県豊田市野入町ナギ下13-12
交通／中央自動車道飯田山本ICから車で約55分、東海環状自動車道豊田勘八ICから車で約1時間10分
営業時間／9:00～17:00（16:00受付終了） ※ブルーベリー摘み取りは7月20日(土)～8月31日(土)のみ実施(要事前予約)
定休日／木曜
料金／ブルーベリー摘み取り(時間制限なし、食べ放題)7月は中学生以上2,000円、3歳以上1,000円 ※料金は変更になる可能性あり
地域の人との交流も楽しい
そば打ちを体験
1879年建築の民家を移築した「稲武どんぐり工房」は、名倉川の遊歩道散策や城ヶ山トレッキング、五平餅や季節の菓子作り、わらやどんぐりなどを使ったリース作りなど、山里・稲武の魅力を体験できる施設。すべての体験には地元のインストラクターが付いてくれるので、初心者や子どもも安心して参加できます。季節や人数、希望の体験内容に合わせてプログラムの相談にも応じてくれます。
今回は数あるプログラムからそば打ちを体験。長野県に隣接し、清流に恵まれた稲武では、そばは昔から親しまれた料理のひとつ。豊田市全域で活動する宝来そば倶楽部から、今回はそば打ち歴20年前後という西さんと岡田さんが講師として来てくださいました。八ヶ岳産のそば粉を使い、初心者でも打ちやすいつなぎを2割加えた二八そばを打ちます。まずは講師のおふたりが手本を披露。説明を聞きながらそば粉をこねる、のばす、切る様子を一通り見学したら、さっそく挑戦です。手を貸していただきつつ、重たい包丁と格闘しながら、楽しいおしゃべりを交え40分ほどでそばが打ち上がります。
打ち立てのそばは、その場で茹でて試食します。一部切れていないところはありましたが、まずまずの出来に大満足。講師の方がお手本に打ったそばのなめらかさや喉越しにはかないませんが、自分で打ったそばは特別なおいしさがあります。
稲武どんぐり工房
電話／0565-83-3838
住所／愛知県豊田市武節町針原15
交通／東海環状自動車道豊田勘八ICから車で約50分、中央自動車道飯田山本ICから車で約1時間
開館時間／9:00～17:00
定休日／木曜(祝日の場合は翌金曜)
料金／そば打ち体験1鉢(3～4人分)3,300円、3組より実施。 その他五平餅作り体験、ピザ作り体験など1名2,000円前後より※要事前予約
「幻の米」ミネアサヒや稲武の食が揃う
人気の道の駅へ
道の駅どんぐりの里いなぶは、旬の食材や特産品が並ぶ直売所「どんぐり横丁」、広々とした露天風呂が人気の稲武温泉「どんぐりの湯」からなる道の駅。「どんぐり横丁」では、手打ちそばやオリジナルのソーセージ 、ソフトクリームなどを手軽に味わえる屋台村、焼きたてパンが並ぶパン工房、スイーツから地酒まで揃うおみやげまで、稲武の食を楽しめるコーナーが充実しています。
どんぐり横丁の奥にある「どんぐりキッチン」では、稲武産米のミネアサヒにこだわった料理を提供。ミネアサヒは、稲武地区にある山間農業研究所で開発された品種で、食味ランキングでは毎年のように最も高い特Aを獲得している極上のお米です。しかし、限られた生産地域で栽培され、流通量も少ないことから幻の米と呼ばれています。一番人気は、店内で焼いた地元産の鹿肉をのせたロースト鹿丼(1,500円)。ほのかな甘みのミネアサヒ、クセがなく柔らかな鹿肉と、極上な地場の味覚を味わえます。このミネアサヒは郷土料理の手作り五平餅でも食べられます。五平餅はねぎみそとくるみしょうゆの2種類があるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
山間部に位置し昼夜の寒暖差がある稲武は、新鮮でおいしい野菜の宝庫でもあります。季節の農産品が並ぶ「どんぐりマルシェ」には、夏には生でも食べられる白いとうもろこし、秋には粘りと香りが抜群なじねんじょ「夢とろろ」など、自慢の逸品も登場。9月中旬にはミネアサヒの新米も並びます。地場グルメにおみやげ探しにと、稲武のおいしいが詰まった道の駅は旅の締めくくりにぴったりです。
道の駅どんぐりの里いなぶ
電話／0565-82-3666(どんぐり横丁)、0565-82-3135(稲武温泉どんぐりの湯)
住所／愛知県豊田市武節町針原22-1
交通／東海環状自動車道豊田勘八ICから車で約50分、中央自動車道飯田山本ICから車で約1時間
営業時間／どんぐり横丁 [平日]9:00〜17:00 [土日祝]9:00〜18:00 ※冬季12～3月は土日祝日も17：00まで
どんぐりの湯 [平日]10:00〜21:00 [土日祝]9:30〜21:00 ※最終入館20:00
定休日／どんぐり横丁4～11月は無休、冬季12～3月は毎週木曜日(祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12/29～1/1)
どんぐりの湯 木曜日(祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12/29～1/1)
料金／稲武温泉どんぐりの湯中学生以上600円、3歳以上小学生以下300円
宿泊施設の紹介
愛知県豊田市の稲武地区にある、夫婦で営むアットホームな温泉旅館。純和風の本館、モダンに改装された新館の客室があります。敏感肌の人も安心なやさしい温泉は、貸切家族風呂と新館の客室風呂で楽しめます。清流が育む川魚をはじめ、季節の山川の幸を吟味し、料理人でもある店主が腕前を発揮する朝夕の料理は、宿泊客に好評です。
夏焼温泉 青柳亭
| 住所 | 愛知県豊田市稲武町小井沢45 |
|---|---|
| 電話 | 0565-82-2240 |
| 交通 | 東海環状自動車道豊田勘八IC・新東名高速道路新城IC・東名高速道路飯田山本ICから車約1時間、またはバス停どんぐりの里いなぶ下車徒歩15分 |
| チェックイン | 15:00(最終チェックイン21:00) |
| チェックアウト | 10:00 |
| 料金 | 本館1泊1名13,200円～(税・サ込み／２食付き／大人2名1室利用時)、新館1泊1名21,500円～(税・サ込み／２食付き／大人2名1室利用時) ※入湯税別 |
※掲載している観光情報は2024年6月時点の情報です。
※掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
※店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
キャンペーン期間
2024年10月7日(月)10:00～2024年11月30日(土)9:59
※進呈するポイントは期間限定の楽天ポイントです。
上限や条件の詳細はのんびり農泊TOPページでご確認ください。
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