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楽天トラベルトップ > のんびり農泊 > 新潟県上越市・十日町市 ひなの宿 ちとせ

のんびり農泊 とっておきの経験

農泊風景

開湯約700年の
歴史ある温泉

ひなの宿 ちとせ(新潟県上越市
・十日町市)

山あいに佇む
松之山温泉の恵みを満喫し
ブナ林の散策や棚田の眺めに
癒される

新潟県の北西部、日本海に面した上越市は、平野部、山間部、海岸部と変化に富んだ地形が特徴。上越市東部の山間部は十日町市と接しており、共に日本有数の豪雪地帯として知られています。十日町市は「究極の雪国とおかまち―真説!豪雪地ものがたり―」として文化庁の「日本遺産」に認定。冬は雪に長い間覆われることから、雪国で暮らすための知恵と工夫が受け継がれています。そんな山間の地域では、日本の原風景を残す大小の棚田めぐりや、地元の方が案内するブナ林の散策などの体験メニューが充実。歴史ある温泉地、十日町市松之山の「ひなの宿 ちとせ」に滞在し、効能豊かな湯に浸かったり、滋味あふれる山の幸を堪能したりと、里山の恵みにふれる旅に出かけましょう。

4代続く明治中期創業の湯宿で
温泉と松之山の美味を心ゆくまで

ひなの宿 ちとせ

「ひなの宿 ちとせ」がある松之山温泉は草津、有馬と並ぶ日本三大薬湯のひとつ。1羽の鷹が傷ついた羽を休めている場所に温泉が湧いていたという伝承や、越後守護・上杉家の隠し湯であったという説が残る歴史ある温泉郷です。「ひなの宿 ちとせ」のエントランス脇には足湯があり、湯宿に訪れたことを実感できます。玄関に入り靴を脱いでチェックイン。館内は畳敷きになっており、和の設えでほっとくつろげる空間です。

12.5畳の和室

客室は全8タイプ。専用の露天風呂が付いた特別室、キッチンやランドリールームを備えた長期滞在向けの部屋など、利用人数や目的に合わせて選択できます。こちらは12.5畳の和室。掘りごたつのスペースもあり、腰を下ろしてのんびりくつろげます。窓に配された雪見障子が雪国らしさを感じさせてくれます。

和菓子とお茶でほっとひと息

部屋に用意された和菓子とお茶でほっとひと息。山側の客室の窓の向こうは緑が迫ってくるよう。こうして季節ごとに変化する自然を楽しむのも大切な時間です。

露天風呂「月見の湯」

こちらの宿での楽しみのひとつが温泉。松之山温泉は塩分濃度が高いのが特徴で、これは約1,200万年前に地中に閉じ込められた化石海水が温泉となって湧き出ているからなのだとか。90度以上の高温で自噴し、塩分作用によって体がよく温まることから「熱の湯」とも呼ばれ、美肌効果や温浴効果なども期待されています。露天風呂「月見の湯」では、春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節ごとの風情ある景色を楽しめます。湯船はあつ湯とぬる湯に仕切られており、男女の時間を入れ替えて利用します。

大浴場「ほんやらの湯」

大浴場「ほんやらの湯」は男女別。雪国・魚沼地方に伝わる伝統行事「ほんやら洞(かまくら)」が由来です。それぞれ内湯と露天風呂があり、塩分を豊富に含んだ湯は体の芯から温まり、旅の疲れを癒やしてくれます。

新潟県産のものをふんだんに使った滋味あふれる料理

「ひなの宿 ちとせ」でのもうひとつの楽しみが食事。地元・松之山の食材を中心に、新潟県産のものをふんだんに使った滋味あふれる料理が堪能できます。中でも十日町の棚田で収穫された米を使った「棚田鍋」は、松之山らしい料理を味わってほしいとの思いから温泉街のメンバーで考案したという新名物。棚田米の重湯とだしを合わせたスープに旬の野菜やキノコ、銘柄豚の妻有ポークなどが入ります。ぐつぐつ煮立ったらおこげを割り入れて出来上がり。米のやさしい甘みとおこげの香ばしさが調和した、口福を感じられる逸品です。

朝食は郷土の味がずらり

朝食は「妻有ポーク甘辛そぼろ」「雪国まいたけ辛し和え」など、6品のごはんのお供をはじめ、地場野菜を“やたら”に細かく刻んで混ぜた「やたら朝まんま」や旬の野菜やキノコなどが入る煮物「のっぺ」といった郷土の味がずらり。雪解け水の伏流水で炊き上げた十日町産コシヒカリをさらにおいしく味わうことができます。1日のスタートにぴったりな元気をもらえる朝食です。

みやげ処

ロビーのみやげ処では、松之山温泉の温泉水を配合したミストやコスメセット、温泉の源泉から作った薬湯山塩など、温泉地ならではのみやげ物が揃っています。またラウンジで提供される松之山産のホーリーバジルを使ったハーブティーも購入可能です。

ひなの宿 ちとせ

住所/新潟県十日町市松之山湯本49-1
交通/関越自動車道塩沢石打ICから車で約50分、または北越急行ほくほく線まつだい駅より送迎あり(要予約)
チェックイン/15:00~18:00
チェックアウト/10:00
宿泊料/ 1泊1名20,350円~(税込み/夕食朝食付き/大人2名1室利用時)

日本の原風景に出合える
渓谷沿いの急斜面に拓かれた小さな棚田

留守原(るすばら)の棚田

農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来に~」に選定されている「留守原(るすばら)の棚田」は、松之山天水島と津南町を結ぶ国道405号線の中ほど。紅葉の名所として知られる宝渓谷沿いの斜面にあります。目印はぽつんと建つ茅葺きの小屋とスッと伸びる杉の木。周囲を見渡せる見晴らしの良さが魅力で、里山の趣深さを満喫できます。(写真提供:(一社)十日町市観光協会)

留守原(るすばら)の棚田

狭い農道を降りて田んぼの近くまで散策。耳を澄ませると、遠くから鳥のさえずりや風に揺れる草の音が聞こえてきます。風が心地よく、身も心も開放されて心穏やかな時間が過ぎていきます。ちなみに畔の草刈りは毎年、地域の有志が担当し、田植えや草取り、稲刈りなどの耕作は各農家が行っています。地域の人々が協力して「留守原の棚田」の美しい景観を守っているのです。

四季折々の表情で迎えてくれる「留守原の棚田」

春は水田が鏡のように周囲の風景を映し出し、夏は濃い緑に覆われ、秋は黄金色の稲穂が埋め尽くし、四季折々の表情で迎えてくれる「留守原の棚田」。国道沿いには普通車7台が止められる駐車場があるので、里山ドライブを楽しみながら、棚田を眺めてほっこり気分にひたってみませんか。(写真提供:(一社)十日町市観光協会)

留守原の棚田

電話番号/025-597-3442(松代・松之山温泉観光案内所/9:00~17:00)
住所/新潟県十日町市松之山天水島
交通/関越自動車道塩沢石打ICから車で約50分
※冬期期間は通行止め

ブナの立ち姿が美しい「美人林」を散策し
身も心もリフレッシュ

美人林

松之山松口に広がる3ヘクタールほどのブナ林。「美人林」の呼び名で親しまれ、季節ごとに変化する景色は、息をのむほどの美しさです。美人林が今のような姿になるきっかけは大正末期のこと。当時の地主がすべてのブナを伐採し、木炭や薪に変えて引っ越し。原野となったものの、伐採の前年が数年に一度のブナの種の豊作だったことから、一斉にブナが芽吹きました。同時期に成長したことで、幹の太さと高さが揃った美しい立ち姿のブナが育ち、「美人林」と呼ばれるように。2021年には松之山下川手集落の住民が中心となってブナ林の整備に取り組む「美人林を守る会」が「森林レクリエーション地域美しの森づくり活動コンクール」で農林水産大臣賞を受賞。清掃活動など、美しいブナの林を守る取り組みが続けられています。

見て、ふれて、匂って

そんな見事なブナ林を満喫するべく、松之山在住の里山の恵み案内人がガイドする約1時間30分のハイキングへ。「森の学校」キョロロの入口前に集合し、5分ほど歩けば、「美人林」の入口です。「美人林は、子どものころの遊び場でした」と話すのは、案内人の保坂清さん。ブナの種やキノコなどを見つけたり、雪椿の葉で笛を作って吹いたり、香りの良いクロモジの葉の匂いをかいだり、見て、ふれて、匂ってと保坂さんと一緒に体験しながら散策します。敷地内には明治期に作られたというため池も。もともと近くの棚田の農業用水として利用されていたそうで、雪解け水やブナの幹や根に蓄えられた雨水が湧き水となり、今もこの池を潤しています。

まるでコンサートホールのような空間

美人林のブナは樹齢約100年。枝が少なく細い木が大半で、地面がすっきりとしていて見通しが良く、まるでコンサートホールのような空間です。手をたたいてみると、ブナの幹や葉で拡散されて、美しく響きわたっていきます。美人林の散策後は、スタート地点の「森の学校」キョロロに戻り、館内で十日町市の里山の自然や文化についての展示を見学。展望台からブナ林や棚田を眺めてみるのもおすすめです。

心美人ハイキング

電話番号/025-595-8588(松之山温泉里山ビジターセンター)または025-596-2114(松之山温泉合同会社まんま)
住所/新潟県十日町市松之山松口1712-2(「森の学校」キョロロ)
交通/関越自動車道塩沢石打ICから車で約50分、または北越急行ほくほく線まつだい駅から車で約15分(松之山温泉に宿泊の場合は旅館で送迎あり)
体験時間/10:00~11:30
定休日/12~4月
料金/2,200円(小学生1,500円、小学生未満300円)
※予約は電話または松之山温泉の宿泊旅館。前日の16:00まで

松之山温泉のパワーと恵みを
余すことなく堪能し尽くす

湯治豚作り

温泉熱を利用して湯治豚を作るプランは、「ひなの宿 ちとせ」で体験できます。まずは湯治豚作りからスタート。足湯の脇に設置された温泉調理槽に、塩・コショウした妻有ポークが入った真空パックを入れます。電気もガスも必要ない、約68度の温泉熱のみを利用した低温調理。今、注目を集めている温泉エネルギーを有効活用した脱炭素型のSDGs体験です。

出来上がった湯治豚はおみやげに

約2時間30分たったら、足湯横の温泉調理槽へ。真空パックを取り出してみると、ロゼワインのような色合いになっていました。出来上がった湯治豚はおみやげとして持ち帰ります。ちなみに宿で提供される湯治豚や温泉街のラーメン店のチャーシューもこちらの温泉熱で低温調理しているそうです。

SDGs「湯治豚づくり体験」

住所/新潟県十日町市松之山湯本49-1(ひなの宿 ちとせ)
交通/関越自動車道塩沢石打ICから車で約50分、または北越急行ほくほく線まつだい駅から車で約20分
体験時間/10:30~12:30
実施日/4~11月の土・日曜(要予約、2名から)
料金/1,000円(約250g)
※予約は体験日の3日前に025-595-8588(松之山温泉合同会社まんま)へ。

上越市・大島区に伝わる
アケビつる細工にチャレンジ!

あさひの里 大島庄屋の家

冬は積雪が約3mにもなるという、豪雪地域の上越市大島区。ここに1991年にオープンした「あさひの里 大島庄屋の家」では、豊かな自然に囲まれて、昔ながらの生活を体験できます。竹細工や草木染めなど工芸品作りから、そば打ちや笹寿司・押し寿司といった郷土料理作りまで、子どもも大人も楽しめる体験メニューが充実。さらに各体験は地元で暮らす名人がレクチャーしてくれるので、初心者でも気軽に参加できます。

アケビつる細工体験

今回はアケビつる細工体験にチャレンジ。教えてくださるのは、生まれも育ちも大島区の武田十九子(とくこ)さん。この地域では、農作業ができない冬場にアケビのつるで農作業に使うカゴなどを編んでいたとのこと。武田さんもお父様がカゴを編んでいるのを見て、覚えたそうです。どんな形のカゴを作りたいかを相談し、今回は持ち手が付いたカゴに決定。一輪挿しを入れて飾るのにちょうどよさそうなサイズがイメージです。最初はつるを3本ずつ交差させて底の部分から、円形になるように編んでいきます。徐々にコツをつかみ、カゴの形になっていくと、楽しさも集中力もアップ。

出来上がったカゴ

ちょっと歪んだり、ゆるくて隙間ができたりした部分は、その都度、武田さんが手直しをしてくれ、1時間30分ほどで完成。出来上がったアケビつるのカゴはおみやげとして持ち帰ります。初めて作ったアケビつるのカゴは、自分だけのオリジナル。「今度は違うデザインに挑戦したい!」、カゴ作りを通して、モノ作りの喜びを再認識できました。

あさひの里 大島庄屋の家

電話番号/025-594-3848
住所/新潟県上越市大島区田麦1096-2
交通/関越自動車道六日町ICから車で約1時間、または北越急行ほくほく線ほくほく大島駅から車で約15分(ほくほく大島駅から送迎バスあり。要予約)
開館時間/9:00~21:00
定休日/火・水曜、12/29~1/3
料金/アケビつる細工体験1人3,000円(2名から)

織物の産地だからこそ生まれた
郷土料理「へぎそば」を味わう

小嶋屋本店

「へぎ」と呼ばれる四角い木の器に、食べやすいよう一口サイズに丸めて並べた「へぎそば」。十日町市などを含む中越エリアが発祥といわれる新潟県の郷土料理の代表格です。へぎに波を描くように盛り付けられた美しい見た目のほかに、「へぎそば」のもうひとつの特徴は布海苔(ふのり)という海藻が入っていること。十日町市は古くから織物の産地として知られる地域。その織物の仕上げの糊付けに使われていた布海苔を、食用として活用できないかと考えて、小麦粉の代わりにそばに入れて食べるようになったのがはじまりといいます。古くから家庭で食べられていた布海苔入りのそばを、初めて店で提供し始めたのが、ここ「小嶋屋本店」の創業者なのだとか。

「へぎそば」

「小嶋屋本店」では、そばは北海道産や長野県産を中心とした国産のものを、布海苔は青森県下北半島でとれたものを使用。丁寧に石臼挽きした十割そばに布海苔を入れた「へぎそば」は、ツルツルとしたのど越し。噛むほどにしっかりとした弾力やコシの強さが感じられます。

「へぎそば」

そばのおいしさを引き出すつゆにもこだわりが。香りの良い本鰹節と風味豊かな宗田節でだしをとり、本醸造醤油とみりんで味を整えた上品な味わい。地元では冠婚葬祭など特別な日や親せきの集まりなどで「へぎそば」を食べるのだそう。長年、この地で受け継がれてきた郷土の味は、盛り付けの美しさと、そばのコシの強さの新鮮な出合いとなりました。

十日町 小嶋屋本店

電話番号/025-757-3155
住所/新潟県十日町市本町4-16-1
交通/関越自動車道六日町ICから車で約20分、またはJR・北越急行ほくほく線十日町駅から徒歩約10分
営業時間/10:30~20:00(19:30LO)
定休日/水曜(祝日を除く)、1/1
料金/へぎそば1人前960円~

宿泊施設の紹介

施設写真

新潟県十日町市の山あいの温泉郷、松之山に佇む明治中期創業の「ひなの宿 ちとせ」。自然の空気を感じられる源泉掛け流しの露天風呂で日頃の疲れを癒やせます。豊かな雪解け水が育む米や山菜、野菜など、地元食材で作る松之山ならではの美味も楽しみです。

ひなの宿 ちとせ

500円OFFクーポン 対象施設

※進呈するクーポンは期間限定クーポンです。
上限や条件の詳細はキャンペーンページの
「+利用条件を確認」をクリックしてご確認ください。

住所 新潟県十日町市松之山湯本49-1-1
交通 関越自動車道塩沢石打ICから車で約50分、または北越急行ほくほく線まつだい駅より送迎あり(要予約)
チェックイン 15:00~18:00
チェックアウト 10:00
宿泊料 1泊1名20,350円~(税込み/夕食朝食付き/大人2名1室利用時)

<新型コロナウイルス対応>

○スタッフ対応
手洗い・うがい・マスク着用
定期検温を実施
○除菌対応
定期的な館内の除菌清掃
客室の除菌清掃
○換気対応
定期的な館内の換気
定期的な館内共有部分の換気
○客室対応
消毒液の設置
体温計の設置

新潟県上越市・十日町市 の
いいもの、美味しいもの

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※掲載している観光情報は2023年7月時点の情報です。
施設・イベントの情報は変更になる場合がございますので、事前に各公式HPなどでご確認ください。

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