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「日本書紀」にもその名が残る日本三古湯の一つ、有馬温泉。
今もそこには豊臣秀吉やねねの足跡を感じるスポットがあり、狭い坂道が入り組んだ風情ある町並みが情をそそります。
しばしその歴史に思いを馳せ、地元の味に舌鼓を打つ有馬温泉ならではの“のんびり散歩”をお楽しみください。
温泉街の中心地にある「金の湯」は、“有馬温泉の顔”とも言える赤茶色の金泉が楽しめる外湯です。その泉質は、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で鉄分や塩分などを含み、神経痛、筋肉痛、関節痛などに有効。また、建物は古くから当地にあった公衆浴場「有馬温泉会館」を改築した和のしつらえで、さらに外には無料で利用できる足湯もあります。
「金の湯」から南東へ歩いて5分程の場所、昔の有馬をしのばせる寺社仏閣の集まったエリアにあります。銀泉と呼ばれる炭酸泉とラジウム泉をミックスした湯を利用しているので、湯に溶け込んだ炭酸が肌を包み、湯上りがつるつるになると特に女性に評判です。また、秀吉の時代の蒸し風呂をイメージしたスチーム式のサウナや打たせ湯などの設備もそろいます。
兵庫県屈指の紅葉の名所で、その景色を見た豊臣秀吉が「いくら見ても飽きない」と言ったと伝わることから「日暮(ひぐらし)の庭」という別称があるほど。そして秀吉が千利休らと大茶会を開いたことにならい、現在も毎年11月には「有馬大茶会」と「紅葉茶会」が開催されています。さらに春にはサクラ、初夏には青もみじの美景も楽しめます。
奈良時代の僧・行基が724年に建立。その後1097年の洪水で有馬は荒れ果てますが、仁西という僧により復興を遂げ、現在寺には行基と仁西の像がまつられています。また寺は1576年に焼失しますが、秀吉により再建されました。
国内初となる切手から現代までの日本切手を展示。「龍文切手」や「見返り美人」といった貴重な品々に加え、長く人々に親しまれた昔懐かしいデザインや、キャラクターが描かれたものなど、多彩な切手と出会うことができます。
“見る・聞く・遊ぶ・作る。おもちゃをいろいろな角度から知ってほしい、世代を超えて楽しめる遊びの世界を知ってほしい”と約4000点の玩具類を展示。さらに5階のプレイコーナーでは、実際に木のおもちゃやボードゲームなどで遊ぶことができます。
店内の石臼で毎日製粉する新鮮なそばの実を使って打つそばは、風味が良くのど越しも滑らか。またつゆも一本釣りされた枕崎産の本枯節や利尻昆布など厳選素材を使い仕上げられています。そんなこだわりの店で毎年夏に話題を集めるのが、「夏限定 冷かけすだち蕎麦」。すだちのさわやかな香りとつゆが織り成すハーモニーがくせになります。
店内には、昔懐かしい「ピンボール」マシーンが置かれています。人気の自然たまごのオムライスと八穀ごはんのほか、軽食やカフェメニューがあり、有馬サイダーも飲むことができます。
「金の湯」の目の前、
丹波黒豆パンや、有馬山椒パンなど、特産品を活かした焼きたてのパンが魅力的なお店です。
店舗前にはオープンテラス、2階はカフェになっていて、有馬散策で疲れたら、コーヒーと一緒に焼きたてのパンで小休憩してみては?
有馬温泉駅すぐ前にある1868年創業のみやげ店。ノスタルジックな店構え同様に、店内に並ぶ雑貨などもどこか懐かしさを感じさせるモノばかり。加えて有馬温泉の温泉分析書に基づいた薬用入浴剤「カメ印自宅湯原料」や、有馬の温泉水を配合した石けん「カメ印美肌石鹸」など、オリジナル商品も豊富です。
有馬みやげの筆頭格、炭酸煎餅の老舗。その製造・販売の歴史は明治末期に始まり、今でも昔ながらの手焼きで、添加物はもちろんバターや卵を使わず素朴な味わいの煎餅を作り続けています。
室町時代から伝統の味を守り続けている老舗佃煮店。趣のある外観の本店では、試食もたくさん。看板商品の「松茸昆布」は、江戸時代後期、北前船によって京大阪に集められた北海道の昆布と、当時有馬周辺の山々で採れていた松茸を炊き合わせたことから誕生しました。まろやかでコクのある甘口と生醤油のさっぱりした味が特徴の辛口があり、ご飯が進むと大人気の商品です。
太閤橋の袂に位置する泉源で、地下176mから毎時6tもの金泉が湧き出ています。また、すぐ近くにはサクラの木が植えられており、毎年春には美しい花を咲かせます。
「有馬天神社」の境内にある有馬きっての泉源。地下185mから、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉である金泉がくみ上げられ、100℃に近いその湯は常に湯煙を勢いよく上げています。
有馬の温泉街を見渡す高台にある公園内に井戸があり、そこに約19℃という低温の単純二酸化炭素泉が湧き出しています。その手前には蛇口も設置されていて飲泉もOK。
有馬温泉駅すぐそばにある「ゆけむり広場」に鎮座。作者は神戸市出身の彫刻家・新谷英子氏です。ほかにも広場内には、夏季にライトアップされる滝やカッパの像もあります。
「ゆけむり広場」にある太閤秀吉像の目線の先、朱塗りの欄干が目を引く「ねね橋」のたもとに凛とした姿で立っています。手掛けたのは太閤秀吉像と同じく新谷英子氏です。
温泉寺の北東側には同寺を建立し、有馬温泉発展の礎を築いた名僧・行基の像があります。加えてそばには、さらに昔、温泉の場所を教えたと伝わる“有馬の三羽からす”の像も!