慶雲館の宿の歴史は、遡る事およそ千三百余年前、慶雲二年(西暦七〇五年)にこの地に流浪してきた都人、藤原真人によって発見、開湯したことに端を発します、以来この湯は枯れる事なく湧き続け、甲斐の山懐につつまれた秘湯として、多くの都人、名将、文人たちに愛され続けてまいりました、自然湧出の源泉を4本もち、泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)で、日本列島を横断する「フォッサマグナ」の大地の裂け目から長年にわたり涵養されて湧出している名湯です。平成17年、開湯千三百年のアニバーサリー事業として、宿のすぐ隣りで湯泉掘削をしたところ、想像を絶する泉温52度、毎分千六百リットル以上の日本随一の自噴泉を堀り当てました、従来より源泉掛け流しに拘る当館では合計毎分二千リッター以上の源泉により趣きの異なる六種類の風呂だけではなく、お部屋のお風呂、給湯、シャワーに至るまで、加温・加水のない源泉を使用して、全館源泉掛け流しの宿として、本物をお客様に提供することを使命としております。但し、限り有る大地の惠を無駄使いすることなく必要最小限にとどめ、毎分2,000リッターの内、使用湯量は1/4程度で、貴重な資源を大切に守ってまいる所存でございます。 |
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当館の顔とも言うべき野天風呂。木の香漂う手入れの行き届いた肌さわりのいい高野槙(こうやまき)を使用、木肌が緻密で光沢があり、脂気も多く、耐水性、耐湿性が強く、独特の香りが特徴です。早川のせせらぎと川面を渡ってくる風の心地よさに大自然との一体感を満喫でき、夜になれば満天の星が降ってくるかのような、幻想的で優雅なひと時を過ごせます。 |
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地元、早川で取れた、高級な御影石にも劣らない、上質な白鳳石を使用、白鳳石は早川流域で産出される石で、硯山五色石の1つ凝灰岩で赤、黄、青、白、黒の鮮やかなまだらのあるものが多くあるのが特徴です。歴史すら感じさせてくれる白鳳石を使った野天風呂で早川の渓谷を
望みながら、自然の恵みを感じてください。 |
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貸切野天風呂は、2カ所あり「川音」、「瀬音」それぞれ15人近く入浴できる大きな石造りの野天風呂です。
到着してからの予約制となっており、無料でご利用いただけます。ご利用の際はフロントまでお申し付けくださいませ。
(22時以降は自由にご利用いただけます。庭園の緑と岩肌の美しさをお楽しみください) |
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最上階の展望風呂。2014年5月にリニューアル致しました。
山の中腹に建つ当館の展望大浴場は、早川の山並みと季節の移り変わりを楽しみながら、ゆっくりとお過ごしいただけます、お湯そのものは大変柔らかく、美人の湯として入浴後はお肌が滑らかになり、いつまでもお湯の温かさが続くと評判の無色透明の湯です、したたる湯に独特の輝きを放つ石造りの「石風の湯」、山深い地に2000年以上根をはった檜が地震・落雷等により、生木のまま倒木したもの(古代檜(ひのき))を浴槽に利用、木の香り漂うひのき風呂として完成した「桧香の湯」。どちらも大自然のパノラマを手にとるように眺めることができる贅沢さを満喫していただけます。 |
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温泉を楽しんだ後は、湯上がり処でゆっくりと。
喫煙所、自動販売機があります。
湯上がり処では、源泉冷水、お茶をご用意しております。 |
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加温・加水なしの「源泉かけ流し」、質の高い源泉、本物の温泉が持つ魅力、とりまく環境の事を
「温泉力」と言います、高い温泉力を持った宿が当慶雲館でございます。
西暦705年(慶雲2年)この地に温泉が開かれた1300年の記念行事として、
平成17年新たな温泉を掘削を行ったところ、掘削自噴温泉では日本随一の湯量を誇る温泉が湧出しました。
その源泉を使い趣きの異なる六種類のお風呂だけではなく、お部屋のお風呂、給湯、シャワーに至るまで
加温・加水のない(ph9,36)源泉を使用し、美肌効果もございます。温泉へのこだわりとお客様へのおもてなし、
慶雲館は高レベルの温泉力をお客様にご提供することを使命としております。 |
| 【泉質】ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性アルカリ性高温泉)
【源泉の温度】52℃
【湧出量】2,030リットル/分
(掘削自噴:1,630リットル/分、
自然湧出:400リットル/分 ※2005年11月)
【源泉の湧出状況】自家源泉で自然湧出・掘削自噴
※自家源泉の本数5本
【加温】なし
【効能】胃腸病、筋肉痛、便秘、美肌効果
【湯の色】無色透明
【におい・味】かすかに温泉特有の香りがいたします |
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