まるやすにて「日本酒ナビゲーター取得講座」や「お酒と食事合わせて楽しむ酒鮮スタイル」を体験いただいた方に、直接インタビューしてみました。とてもありがたいお言葉、動画とともに、日本酒ソムリエである宿主からのリコメントも添えてご紹介します。
【同業者の方も受講】やっぱりマッチングですね!
[琴引浜 和のオーベルジュ まつつる オーナーシェフ 松梨善行さん]
「ジャパニーズスタイルのオーベルジュ」を経営されている松梨さんにお話を伺いました。
■受講のきっかけは?
以前から古田さんとは交流がありました。今回自分が席をおいている観光協会の青年部を通じて、日本酒のより深い講義を受けてみたいということになり、受講しました。
■受講前と受講後で変化したことは?
授業を受講する前もいろんな銘柄の日本酒を置いていましたけど、お客様のお好みをお聞きして、お好みに合う地酒をご提供していました。そこまでだったんですね。今回お話を伺いしてからは、ご提供している和食のお料理に合ったお酒をご提供できるように心がけています。まさにナビゲーターというところまで意識するようになりました。
お客様の反応は?
肌で感じるのは、いま日本酒ブーム、海外も含めてそういうお客様が多い中で、目を輝かせてお話を聞いてくださる方は非常に多くなられています。ご夫婦でなおかつ女性のほうがいろんな銘柄を少しずつ食事に合わせて召し上がるなど、特に女性が多いのではないかと肌で感じています。
■受講後に実践したことは?
おすすめ地酒メニューリストというものをつくりまして、その時期、例えばカニシーズンであればその時期に適した旬な地酒をタイムリーにお客様に選んでいただけるようにしています。それ以外にも特別本醸造などの燗に適したお酒も入れていますので、それをメニュー表におつけするだけでもお客様は目を輝かせますので。 (知識がないと)なかなかやりたくてもできない、サービスする人間は私だけではないので・・この料理にはどんなお酒がおすすめですか?と聞かれたときも大変にはなります。でもちょっと一歩壁を超えてお客様に楽しんでいただけるように心がけています。
■講座で一番学んだことは?
やっぱり「マッチング」ですね。 丹後には美味しい酒蔵美味しいお酒がたくさんあるので、それを丹後のお料理と合わせていただく。その楽しさ奥深さを発信したいなと感じました。
■日本酒ソムリエ/日本酒学講師 古田から
松梨様この度は、日本酒ナビゲーター資格取得プランをご利用いただきありがとうございました。私は丹後の地域振興のキーアイテムの一つが「丹後の日本酒」であると考えています。今は景色とか温泉とか料理とかの要素がその地域に旅する理由になっていますが、今後は「その土地の酒」や「その酒蔵」があるから丹後に行こうというお客様を増やしていきたいと思います。この丹後の自然の中で育まれた食材を活かして、さらにそれに合うお酒をチョイスしてお客様に楽しんで頂けるような、丹後にしていきましょう!
日本酒はそんなにハードル高くないので、ぜひ体感を!
[日下部さん]
■授業を受けようと思った理由は?
もともとお酒が好きで、酒蔵さんっていろんな所にあるんだなと思いながら…薦められるままに買っているだけでは、もったいないと思い出して。せっかく足を運んでいくわけだから、自分の欲しいものを杜氏の方とかとお話できたら面白いのでは?と思ったのが一番のきっかけでした。
■女性一人でも受講しやすかったですか?
全然それは(笑)画面でビジュアル的にも説明してくださったので、聞きやすいというのは大きいかなと思いました。
■お酒と食を「合わせる」ことでお酒の印象の変化は?
大きくあると思います。自然にご飯をいただいたことで、普段の食事の感じで、どう合わさっていくかというのも見えたので、印象は変わりましたね。
■これから日本酒を知りたい!という女性にメッセージをお願いします
日本酒ってまだまだ、女性がたしなむっていうと「えっ?」って反応が多いと思うんですけど、そうではなくて、日本でもともと出来たお酒なので歴史も深いと思いますし、そんなにハードルが高いものでもないので、ぜひきっかけとして一回体感いただけたら面白いんじゃないかなと思います。
■日本酒ソムリエ/日本酒学講師 古田から
日下部様この度は、日本酒ナビゲーター資格取得プランをご利用いただきありがとうございました。この丹後は全国的に見ても歴史のある酒蔵が多く現存する地域です。それは京丹後市の神社の数が神社の街のイメージがある京都市よりも多くあることと併せて地域、歴史、ロマン、そして味覚を満足させてくれる街でもあるのです。全国各地への出張の多い日下部様ですがどうぞ知的好奇心を持ってその地域を見つめてください。日本酒とその土地の食材との美味しい相乗効果が見えてくると思います。次回はお仕事では無く是非ご家族でお越しくださいませ。
料理との相性で日本酒の味わいが変わって驚き!
[会社経営/ 大江祐介さん]
■日本酒ナビゲーター資格取得プランの感想
元々日本酒には興味がありませんでした。しかしこのお宿の「学べるプラン」の存在を知ってから、日本酒のことを学べば味わい方も変わるかな?と思い日本酒ナビゲーター資格取得プランを利用しました。日本酒のイロハ、日本酒の歴史、日本酒の製造方法、日本酒の味わいの違いはどこで生まれるのか?日本酒と料理の相性は?日本酒の4タイプのテイスティングなど興味深く驚きの多い内容でした。
■特に驚かれた事は?
テイスティング時には「もう一つ美味しくないな、苦手だな」と思った熟成酒が、油物の食事に合わせていただくと「非常に美味しく」感じる、いわゆる化けるというのを実感しました。先生曰く「どの酒が美味しいかではなく、どう飲めば、何と合わせて飲めば美味しくいただけるのか?ということを考えて酒を選びましょう!」の意味がよくわかりました。
■今後、こんなプランがあれば等のご希望はございますか?
日本酒ナビゲーターの資格所持者がさらに学べる、いろんなタイプの食事とのマッチングが体験できるプランがあれば良いなぁと思います。先生がおっしゃった「いろんなものと合わせる」を実感してみたいです。
■日本酒ソムリエ/日本酒学講師 古田から
大江様この度は、日本酒ナビゲーター資格取得プランをご利用いただきありがとうございました。さらに興味を持っていただけてなによりです。 教科書でも説明しているように、生酛系のお酒はフレンチやイタリアンのクリーム系のソースとの相性が良いことなどを学び体験していただけるよう、今後は洋風の料理にも合う日本酒が体験できるプランなど、日本酒の奥の深さを実感・体感いただけるプランを造っていきたいと思います。日本酒を知ればさらに美味しくなる!今後も酒鮮の宿まるやすの「知的好奇心を刺激する」学べるプランにご期待ください!
プロもこっそり訪れる宿へ大人の遠足
[料理研究家/酒匠/日本酒学講師 入江亮子さん]
■まるやすで呑んでみた感想は?
地酒×新鮮な海の幸山の幸を生かした料理とのマッチングがとても楽しかったです。酒や料理の最も美味なる温度や供するタイミングを知り尽くしているなぁというのが率直な感想ですね。丹後の酒の奥深さと豊かな食文化も知らず知らずのうちに勉強でき、さすがプロもこっそりと訪れる宿だなぁと思いました。この地に生まれ育ち、地元を愛してやまない主人のもてなしにもぐっときました。誰もが丹後にまた足を運びたくなるでしょう。
■まるやすをおすすめしていただける理由は?
地元食材を生かした料理もさることながら、やはり酒匠で日本酒学講師のご主人セレクトの酒を楽しめるところですね。「お酒を学びたい」お客様のために日本酒ナビゲーター講座も開催しているので、楽しみながら学べる大人の遠足にはぴったりなことろですよ。併設のバー「珠庵」も趣があって時間を忘れる空間です。
■日本酒ソムリエ/日本酒学講師 古田から
入江先生、ありがとうございます。先生とは日本酒学講師の会の関東担当と関西担当の副代表としていつもお世話になっています。今回ご推薦頂いた言葉の中にあります「マッチングが楽しかった」とのことありがとうございます。我々は常津ね考えていますように、一般のお客様にいかに、どれがおいしいお酒では無く、食事と合わせはえるお酒を提案することを肝に銘じ、これからも日本酒の普及振興に努めます。この度はありがとうございました。
苦手なアルコールだったのに、すっかり虜
[医師 井上裕之さん]
■まるやすで呑んでみた感想は?
『酒鮮の宿 まるやす』さんでは、おいしいお料理とお酒とのマリアージュを楽しめます。
かつて私にとって日本酒は『呑めば翌日に頭が痛くなる』苦手なアルコールでした。それが約十年前、とある機会からそのようなことのない芳醇な日本酒に出会い、衝撃を受けて以来すっかり日本酒の虜となってしまいました。以後、吟醸、大吟醸、純米、本醸造、生酛、山廃などいろんな日本酒に出会い、また呑みかたも冷温、常温、燗などと多種多様に楽しめることを知りました。
『酒鮮の宿 まるやす』さんには、数年前より毎年松葉ガニ料理をいただきにお邪魔しておりますが、提供される日本酒も大変な楽しみとなっております。特に夕食の後、宿主の古田さんと館内の『珠庵』でレアなものや秀逸な日本酒をいただきながら、酒談義や世間話に花を咲かせるのは至福の時間です。古田さんは日本酒に対する造詣が大変深く、阪急うめだ本店蔵元まつりで講義された『日本酒講義』に参加しましたが、酒造りの工程から味わい方まで親切に教えていただきました。
とりわけ、日本酒を『香り』と『味わい』で爽酒、薫酒、醇酒、熟酒に分類し、それぞれのタイプのお酒と料理との相性に関する解説には、さすが料理旅館の宿主と感銘を受けました。『酒鮮の宿 まるやす』さんでは、日本海の新鮮な魚やカニ、そして但馬牛などが楽しめます。そして、おまかせにするもよし、例えば『フルーティーのもの』など好みを言うもよし、そのお料理を更に引き立てる日本酒との出会いを楽しんでいただけると思います。
■日本酒ソムリエ/日本酒学講師 古田から
井上先生、この度は先生の過去の日本酒のとらえ方をお聞かせ頂きとても意外な感じがしました。その苦手だった日本酒が芳醇なお酒との出会いにより考え方そのものが変わっていく過程とても勉強になりました。お聞きしましたように精米歩合や酵母の付け方による違い、又、飲用温度などを変えることにより、様々な、そして奥の深い味わいを楽しませてくれるのが日本酒の持ち味です。先生のお好きな松葉ガニと合わせて燗映えするお酒をご用意しお待ちしています。この度はありがとうございました。