浴場には、地元の名陶・大塚昌三氏の手によるオブジェなど、
益子焼の手わざが散りばめられています。
のんびりしながら、ふと見つけてみてはいかがでしょう。
また、男女とも浴場内にベビーベッドがあります。
心おきなく、一日の疲れをすっきりと洗い流してください。
外には男女ともに露天風呂を設置。大きな石の壁あり迫力ある風景が広がります。
空と石壁とのコントラストは圧巻。里山の風のにおいを感じながら、
里山がくれた至福の温泉でほっこりとした時間をお楽しみいただけます。
旅の疲れがじんわりと体から消えていくのを実感してください。
広い脱衣所には、多くのアメニティグッズをそろえました。
シャンプーとコンディショナーがいくつかの種類から選べるほか、
体やお肌をきれいに保つ品々をお使いいただけます。
化粧台が個室のように区切られていますので、
他のお客様を気にせずにお仕度してください。
私たち日本人にとって、温泉は心身ともに癒しの場です。乳がん患者さんとご家族は「病気になる前と同じように子供、家族、友達...と温泉に入りたい!」と希望しています。しかし、県条例により浴槽内への手ぬぐい類(タオル・スポンジ等)の持ち込みや、浴槽内を著しく不潔にする行為は禁止されているため、浴槽内においてタオル等で手術の傷跡を隠すことが出来ません。
そのため、患者さんは一般の入浴者のいる大浴場には入りづらいと感じています。大きな手術跡があるため、また乳房を全切除したために周りの視線が気になって温泉に行きづらい。温泉に行っても人が少ない時間または夜中にこっそり入浴する必要があり、自由貸切・24時間入浴可能等条件の限られた温泉地や温泉旅館を選ばなくてはならない、などがストレスとなり、温泉に行きたいけれど行けない理由となっています。
益子舘は、乳がん患者さんが入浴着を着用して大浴場を利用することができる温泉施設です。
益子舘里山リゾートホテルは、大浴場での入浴着着用を推進し、歓迎する(WELCOME!)「J.POSH温泉パートナー」に参加しています。
私たちは乳がん患者さんやそのご家族が安心して大浴場で入浴できる環境作りに取り組みます。
1.入浴着について
入浴着は、乳がん、腫瘍、皮膚移植等の皮膚に重大な傷等の残る手術を受けた方々が同浴者の目を気にすることなく入浴が楽しめるように、傷跡をカバーするために開発・ 製造された専用の入浴着です。
2.ピンクリボン運動について
ピンクリボン運動は、アメリカの乳がんで亡くなられた患者さんの家族が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて作ったリボンからスタートした乳がんの啓発運動です。
乳がん患者が増えつつあった1980年代のアメリカで始まり、行政、市民団体、企業などが乳がんの早期発見を啓発するためのイベントを展開したり、ピンクリボンをあしらった商品を頒布しその売り上げの一部を財団や研究団体に寄付するなど、積極的に取り組み、市民や政府の意識をかえました。