多聞館から羽黒山山頂までは有料道路を経て車で15分。ここに月山、湯殿山、羽黒山の三神を祀る『三神合祭殿』(重要文化財指定)が鎮座する。厚さ3メートルにも及ぶ萱葺き屋根は日本最大級の大きさ。一年を通して参拝できる。 | ||||
三神合祭殿の中では、随時、ご祈祷や神楽の奉納が行われる。数々の彫刻や絵画に彩られた総漆塗りの内部も荘厳。 | 合祭殿のすぐ前にある『鏡池』。ここから平安・鎌倉〜江戸時代の鏡が多数出土している。 | 建治元年(1275年)の銘がある『建治の大鐘』は日本三大巨鐘に数えられる。萱葺きの鐘楼は江戸時代初期の建立。いずれも重要文化財指定。 | ||
神仏習合時代の名残をとどめる『霊祭殿』。先祖供養や水子供養などを常時受け付けている。 | 霊祭殿で供養を行ったあと、「塔婆(とうば)」は境内に立てられ晩秋まで取り置かれる。 | 『歴史博物館』には鏡池から出土した鏡や仏像、刀剣を始め、出羽三山の歴史や文化を伝える貴重な資料が数多く展示されている。 |