アートセンターには据え付け型の本棚のほか移動式本棚もあり、城崎の街中に繰り出して本を読んでもらうこともできます。
城崎温泉には、文人達の文学碑が多くあります。駅前の島崎藤村の文学碑からスタートして町内23ヶ所の文学碑めぐりをするのも旅の楽しみになります。
城崎にゆかりある文人墨客の資料と城崎温泉の歴史に関する資料が展示されている城崎文芸館。ここでは志賀直哉をはじめ、白樺派と呼ばれた文人達の作品を見ることができます。
時代の流れとともに、少しずつ旅館のデザインも変わってきましたが町並みにあった景観を心がけてきました。木や土壁を大事にしながらより町並みとの一体感を出るよな外観に仕上がっています。温泉街との接点を増やすため、ガラス部分を増やし、外から見える (中から外が見える)町家風の落ち着いたデザインとしました。
外湯巡りをより楽しんで頂ける色浴衣の展示コーナー、誰でも町歩きの途中でちょっと休憩して頂けるように「ばったり床机」、地ビールを楽しんで頂けるバーコーナーなど今回いろいろチャレンジしてみました。しかし、その気持ちは「昔も今も」同じ。お客様に城崎温泉を満喫いただくこと。時代の変化とともに、山本屋も変化していくと思いますがこれからもその基本は大事に守っていきたいと思っております。
山本屋は創業350年を迎え、城崎の老舗旅館として営業して参りました。木造の3階建てで、昔も今も城崎温泉のど真ん中、「一の湯」の隣で営業させて頂いております。北但大震災からの復興で、今の外湯や太鼓橋、柳並木の基本デザインが出来たのと時を同じくし、今の山本屋の基本デザインが出来ました。創業以来私たちがずっと心がけてきたのは、お客様に城崎温泉を満喫頂ける旅館であり続けたいというです。「城崎温泉あっての山本屋」その思いは昔も今も変わりません。