道後初代町長「伊佐庭如矢」
志しを受け継ぐ『琴の庭』
日本最古のひとつと云われる「道後温泉」。
白鷺伝説からはじまり、聖徳太子も癒したと云われる伝説の温泉は、今も変わらず滔々と湧き出ます。
明治23年(1890年)、道後の町の初代町長に就任した伊佐庭如矢氏は、 老朽化していく道後温泉本館を改築に着手しました。
「100年の後までも、他所が真似できないようなものを作ってこそ、はじめてそれが物を言うことになる」という信念のもと、町民の大反対を押切り、本館改築に踏み切ったそうです。 同時に本館東側に「振鷺園」という庭園を造り温泉碑・湯釜薬師などを設置し「振鷺亭」と名付けた茶屋で訪れる人々をもてなしました。
かつて人々の集いの場として賑わった「振鷺園」の地に、初代町長「伊佐庭如矢」の壮大な夢と同じ志しを基に、百年後の世界に向け『琴の庭』を創立いたしました。
「道後温泉は、百年後の世界に向け作られた先人たちの知恵の結晶」
その初代町長の壮大な夢と同じ心を基に、次の百年も変わらない新しい旅館をつくろうという想いではじまりました。