中之島の水景にたたずむ、美しさと。
大阪の楽しさを満喫できる、軽やかさと。
心から癒される、こだわりをたずさえて。
思い思いのひとときをお過ごしいただける、
繊細で、優しいホテルを描きました。
ここでのひとときは、特別な一日。
また、次も訪れたくなる、余韻を残して。
中之島界隈は古くから大阪の中心地で、歴史的な近代建築をはじめ水と緑にあふれる環境。そこに最近、魅力的なお店やカフェが集まり、人気スポットになりました。
この中之島でのひとときを優雅に過ごしていただくために、伝統や自然景観の繋がりを大切にしながらも、どこか懐かしい日本人の琴線に触れる心地良さを作り出しました。
旅行でも出張でも、ホテルは安らぎの場所。
特に各居室の「安らぎ+贅沢感+機能性」の3点にこだわりました。
全室フローリングの設えで我が家のような落ち着き空間とし、機能性の高いドレッサー洗面台など、細かなところまでこだわり、またもう一度泊まりたくなるホテルを目指しました。
ホテルの顔となるのは、フロントロビーから眺める「サクラの街園」。すべての樹種の異なる桜を厳選し、「植える」というよりも「生ける」ような雰囲気を大切にしました。
植物のみならず風の動きや水面のきらめきなど、様々な自然の現象が可視化され、おもてなしの形として散りばめられています。
桜の見頃の季節には、再び訪れたくなる風景として、また、中之島の新名所として、時が経つほどに愛される庭となっていければと思います。
※写真は平成26年2月撮影の現地写真にCG加工しており実際とは異なります。
ホテル全体をデザインするにあたり、私たちが最も大切にしたいと考えたのは「洗練された日本らしさ」と「季節感溢れる、おもてなしの風景」です。日本料理の世界では、器と料理の間に、花や葉など生きた緑を添えて、季節を楽しむといった「かいしき」というおもてなしの形式があります。そういった日本人ならではの細やかな気配りや感性を空間構成に積極的に取り入れることで、洗練された癒しの空間を実現させようと考えました。
まるで自分のお家のようにくつろいでいただける空間を目指し、スタッフがミーティングを重ね、室内のつくりや素材感などアメニティの一つひとつまでコーディネート。全室フローリング床、浴室と洗面台とトイレを分けた3点分離の水回りスペースなど、細やかなこだわりの空間が実現しました。
ホテル内において、特に非日常のひとときを満喫いただけるのが、最上階に設けたSPAフロアです。
中之島を眼下に望むラウンジでは、表現豊かな石垣と緑によってフレーミングされた中之島のパノラマが広がり、
またSPAから続く露天の坪庭は壁面緑化※ を採用し、柔らかさと華やかさに満たされた空間としています。
※露天風呂の坪庭(壁面緑化)および画像のジャグジーは女性用大浴場のみの設備となります。
ホテル2階には、数々のレストランを手がけた間宮吉彦氏設計の、和食レストラン「博多廊」をご用意しています。店内中央のオープンキッチンと、その上部の玄界灘の波をイメージしたデザインが印象的であり、「朝・昼・夜」それぞれのシーンに応じて様々な表情を見せる空間が、プレミアなひとときを演出します。