昔ながらの割烹旅館 松阪城址より店(たな)を移して以来、町並みとの不調和なきよう、門構えは無論のこと、本棟の外観、構造とも、近代的改造は最小限にとどめております。木造二階建、数奇屋造。要所要所に残差あり。当時のまま保存をと考えておりますのでバリアフリー化されておりません。ご不自由をおかけすることもあるかもしれませんがご了承ください。 |
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一階部分は客室、ロビー、浴室、厨房他のサービス施設からなります。客室数は合計4室。二間つづきのお座敷、中広間がございます。 |
二階部分は本間6〜8畳の小間7室、110畳の大広間からなります。7室の小間は2〜3名様のご会食兼ご宿泊用のお座敷として、大広間はご宴会場や各種催事会場としてご利用いただいております。 |
お座敷は、障子、襖、木戸、土壁で仕切られた造り。 木と紙と自然素材に囲まれた非現代的な空間。 そこに、ある種の懐かしさ、寛ぎをお感じになられましたら幸いでございます。 |
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約50坪の庭園には、30種以上に及ぶ多様な草木が植えられており、春のツツジ、秋のモミジ等、春秋それぞれにことなる情景で目を愉しませてくれます。庭池には、ひと馴れしない大小野鯉が放たれています。 |
1929年(昭和四年)の改築時に設けられた大広間は広さ110畳(舞台除く)市内髄一の規模を有する木造の宴会場です。大広間正面床の間において川口呉川画「九鬼嘉隆と日本丸の図」を常設しております。 |
お風呂は大小2個所。貸切家族風呂としてご利用いただいております。松阪の中心市街地は温泉が出ないため沸かし湯となります。軟水器を通した柔らかいお湯を使用しております。 |