そもそも旅館とは何だろう、最近旅をしていてそんな疑問を抱くことがままある。 特に大きな旅館に泊まったときにそう感じる。 果たして旅館にこんな設備が必要なのだろうか。 例えば、夜食所、市場と見紛う巨大な土産物屋、果てはナイトラウンジに至るまで。 とにかく一度チェックインしてしまえば一歩も外へ出なくても過ごせるようになっている 一見便利なように見えて実はこれが曲者である
本来旅の楽しみとは、見知らぬ地でのみ知らぬ人との触れ合いであったり、そぞろ歩きで
宿に必要な要素は、「美味しい料理」、「心地よい風呂」そして「安眠できる寝床」 |
上記の文章は、1998年月発行の月刊誌「たる」拍酒喝采と言う本からの抜粋で 旅文化研究家 柏井壽 さんの書いたものです。全てのお客様が望んでいる 旅・宿の内容ではないかも知れませんが 旅の醍醐味がわかる旅師に好まれる宿になりたいですね。 |