古い歴史を持つブランド「津居山がに」
11月に解禁となる山陰の松葉かに。
そのなかでも城崎の津居山漁港で水揚げされた地がにを、「津居山かに(ついやまがに)」
と呼び『青いタグ』がつけられます。
「タグ」は従来、どの漁港で水揚げされたか区別するためにつけられるようになりました。
この近辺では「津居山かに」=『青色』 、「間人かに」=『緑色』、「柴山かに」=『ピンク色』といった感じです。
そのタグ付けがいつの日かその漁港独自ブランドという扱いになりました。
中でも「津居山がに」は古い歴史を持つ有名なブランドの一つです。
「津居山がに」のおいしさの秘密
通もうならす「津居山がに」。
そのおいしさの秘密の一つに“漁場”があります。津居山港の漁場は兵庫県から京都府の沖(丹後半島沖)、水深約300mの地点。
そこは、潮の流れや気温などから、隠岐や北海のかにとは一味違い、豊かな甘味と身の締りなどからずわいがにのなかでも一級品とされています。
「津居山漁港」せりの秘密
各漁港では、競りが始まり仲買人が競り落としても買い付けた海産物をすぐに持ち帰ることはできず、しばらくそのままの状態になります。
他の漁港では、ここで一番大事な鮮度が失われることが多々あります。
ところが、津居山港では、競り落とした海産物は、すぐに持ち帰ってもいいとされているため、仲買人が競り落とすとすぐに運び出します。
だから最高の鮮度が保てます。
コウノトリ育む農法とは
コウノトリ育む農法の定義
おいしいお米と多様な生き物を育み、コウノトリも住める豊かな文化、地域、環境づくりを目指すための農法。
1.水管理によって生きものを育みます
・冬期湛水(冬に田んぼに水を張る)
・早期湛水(田植より1ヶ月前から水を張る)
・深水管理
・中干し延期(中干しの開始を通常より3週間ほど遅くする)
2.安全・安心な農業で生きものを育みます
・無農薬栽培および減農薬栽培(魚毒性の低いものに限る)
・堆肥土づくり資材の施用
3.生き物の生息しやすい水田づくり
・冬期湛水(冬に田んぼに水を張る)
・素掘り水路の設置(水生動物の逃げ道)
・これらの技術を取り入れ、コウノトリの餌となる生き物を育む農法
を、『コウノトリ育む農法』といいます。
おいしさの特長
<無農薬>
野生復帰したコウノトリが住みやすい環境作りの一環として作られたお米です。
栽培期間中農薬や化学肥料は一切使用しておりません。
田んぼでは1年を通してたくさんの生き物が命を育む姿が見られます。
農家の愛情が込められている安全・安心でおいしいお米です。
<減農薬
コウノトリは肉食の鳥で、田んぼや湿地でカエル、ドジョウなどの小魚を主なエサとしています。
自然豊かなコウノトリの餌であるドジョウなど、田やその周りに棲む生物が十分に生息できるよう減農薬農法に取り組み、さらに冬にも田に水を張るなど、生物に配慮した農法により生産されています。
生態系、自然環境に配慮した農法で育成されたおいしいコシヒカリで、安心してお召し上がりいただけます。
人気NO1!炊き立てのご飯
「月のしずく」の人気NO.1メニューは何といっても炊きたての御飯。
コウノトリ育む農法により栽培されたお米なので、おいしく他の厳選素材との相性も抜群!
ぜひ炊きたてのお米をご賞味下さい。
但馬牛のおいしさの秘密は「サシ」にあります。
但馬地方で古くから役牛として農作業、運搬に使われてきた但馬牛は小型な丈夫多産牛として700年前に記された「国牛十図」という全国の優れた牛を比べた書画にもあり、当時から優れた牛として知られています。
血統は今も受け継がれており、黒柔の毛と締まりの良い筋肉質の体格が適度な脂肪を内面に留まらせることにより霜降りという状態になります。
もともとの肉の味と脂肪の甘さが加わったサシの部分は口の中でとろけ、全国の料理人達にも高い評価をえています。
神戸牛、松阪牛、近江牛などのルーツは全て但馬牛
日本が誇る最極上肉牛として世界から認められている「神戸ビーフ」、日本の肉食が始まってすぐに独特の飼育方法を考え出し、早くからブランド戦略を確立させ成功した「松坂牛」、締まった肉質をさらに改良し、極上霜降り肉に仕立てた「近江牛」。
これら有名ブランド、すべてのルーツは但馬牛にあると言われています。
但馬牛を種牛として、各地で独自の肥育方法を研究し、その土地その土地に順応ながら交配を繰り返してきた但馬牛。
よい資質の遺伝力が非常に強いことも、現在のブランド牛が繁栄する礎となってるのもが但馬牛なのです。
血統を継承するこだわり
但馬牛は平安時代に編纂された「続日本書紀」で、「耕運、輓車、食用に適す」と紹介されている古い品種で、この地で伝統と血統を伝えてきました。山野草を
好み長命連産であることから、今のように設備や家畜医療が整っていなかった時代においても、飼いやすくて役に立つ牛であったとされています。
但馬牛は、200年以上も続く伝統的な飼育方法に支えられたことに加え、他府県牛との交配を一切避け、独自の改良を重ねることにより、現在の血統を維持・継承し、守っています。