貞享5年(1688年)丸亀二代目藩主京極高豊候により、ここ中津の海浜
に中津別館として築庭されました。白砂青松の松原に続いて1500余本
の矮松を植え、庭の中心には、京極家先祖の地である近江の琵琶湖を形
どった八景池を置かれています。
近江八景になぞらえて、帆、雁、雪、雨、鐘、晴嵐、月、夕映と銘した
八つの島を配し、その島々を橋で結んだ回遊式の大名庭園です。
万象園は森羅万象、即ち宇宙に存在するすべてのものを意味し、それら
を合わせ持つ名園といわれています。
また、お食事処として懐風亭が園内にございます。