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福岡県ホテル イル・パラッツォ 「モンブラン仕立ての明太子ポテサラ」
「水炊きと茶碗蒸しのHYBRIDスープ」
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兵庫県淡路島洲本温泉 海月舘「島の朝鍋スープ~鯛と島野菜の鍋スープ」
「島たまねぎとしらす海鮮ちらしごはん」“島の朝ごはん”をコンセプトに、淡路島の食材を豊富に盛り込んだ2品。淡路島近海でとれるタイをはじめ、山海の食材を入れた具だくさんのスープは、朝食ビュッフェの人気メニューです。「ちらしごはん」には、名物のシラス、イカやタコ、甘味のある淡路島産のタマネギなど、旬の海鮮や野菜がたっぷり使われています。 -
神奈川県箱根湯本温泉 箱根 花紋「富士山ポークと下仁田葱の香味汁」
「花紋流季節替わりの錦木盛り」香味汁は、利尻昆布とマグロ節の出汁に、季節の野菜やネギ、炒めた「富士山湧水ポーク」や自家製コンニャクを入れた、体が温まる朝ごはん。カラフルな錦木盛りは、小田原港で水揚げされたアオリイカや箱根西麓でとれた野菜などの盛り合わせ。混ぜた時の食感や味も計算して作られているので、別々でも混ぜてもおいしく食べられます。
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福島県磐梯熱海温泉 離れの隠れ宿 オーベルジュ鈴鐘 「メイプルサーモンとホタテの木の実焼き」
「生湯葉と旬の魚介の朝粥」「メイプルサーモンとホタテの木の実焼き」
「生湯葉と旬の魚介の朝粥」脂がのった「阿武隈川メイプルサーモン」でホタテを包み焼き上げた「木の実焼き」は、良質な脂肪分を持つナッツや地元産の卵も組み合わせ、栄養バランスに配慮しています。会津産の「コシヒカリ」を自家製湯葉と旬の魚介の風味を取り入れて炊き上げたお粥は、湯葉餡やトッピングとの組み合わせで、異なる味わいが楽しめます。 -
山形県ホテルイン鶴岡「鳥海山伏流水で煮込んだ芋っこぼた餅汁」
「山形の秋から冬を彩るだし」「鳥海山伏流水で煮込んだ芋っこぼた餅汁」
「山形の秋から冬を彩るだし」鶴岡市に伝わる郷土料理「芋っこぼた餅」の汁は、季節の野菜や三元豚など地元の食材が使われた、優しい味の一品。夏の山形に欠かせない料理「だし」を秋冬の食材でアレンジした一皿は、「もって菊」や「温海かぶ」の漬物などが彩り豊かで、パリパリとした食感と出汁の旨味がご飯によく合い、朝から食欲と元気がわいてきます。 -
三重県ホテル 季の座「三重の旬材・伊勢海老ふんわり出し巻き」
「干物バイキングからの『炙り混ぜご飯』」「三重の旬材・伊勢海老ふんわり出し巻き」
「干物バイキングからの『炙り混ぜご飯』」熊野灘産の伊勢海老、地鶏ブランド卵「紀伊の鶏」、真珠貝の貝柱という、三重県の冬の食材3つを使った出汁巻き卵。シェフ自らが毎朝漁港に出向いて選ぶ干物を炙ってほぐし、甘味の強い地元の濃口しょう油をベースにしたタレと薬味を合わせた混ぜご飯は、この宿泊施設が毎朝提供している「干物バイキング」からの一品です。

ファイナルステージでは、ファーストステージ、セカンドステージを勝ち抜いたベスト6の宿泊施設が激突。試食タイムでは、各シェフが制限時間10分の中で、2品の朝ごはんをサーブしながら自ら料理について説明。今回のメニューのポイントや朝ごはんにかける思い、そして自身の宿泊施設や地元のエリア、地元の食文化のすばらしさについて、熱をこめて語りました。
優勝した福岡県のホテル イル・パラッツォは、6施設のうちで唯一、洋風の朝ごはんを出品しました。パティシエが開発したモンブラン風のユニークなポテトサラダと、フランス料理の「フォン・ブラン」作りの技法で鶏ガラや野菜を煮込んだ水炊きスープを、茶碗蒸しやポン酢ジュレとともにグラスに盛りつけた一品です。審査員からは、「ポテトサラダはパンチのきいた味」(神田川俊郎氏)「すごくさわやかなスープ。アイデアがすばらしい、パティシエならでは」(坂井宏行氏)と高く評価されました。
準優勝の兵庫県「淡路島洲本温泉 海月舘」は、昨年の出品メニューをさらに進化させ、淡路島名物のシラス、イカやタコ、甘味のある淡路島産のタマネギなどをたっぷり使ったちらしごはんで再挑戦。淡路島の食材を豊富に盛り込んだ具だくさんのスープは、「魚がふっくら、野菜も素朴でおいしい。レモンの香りもいいですね」(神田川氏)と好評でした。
第3位、神奈川県の「箱根湯本温泉 箱根 花紋」は、利尻昆布とマグロ節の出汁に、季節の野菜や焼きネギ、炒めた「富士山湧水ポーク」や自家製コンニャクを入れた香味汁と、小田原港で水揚げされたアオリイカや箱根西麓でとれた野菜を盛り合わせたカラフルな錦木盛りを出品。審査員の浜内千波氏は「香味汁は、コンニャクがやわらかくてコシがあり手作りの味ですね。おいしさとは何か、ということを感じました」とコメントしています。
神田川氏が「華やかさがあった、冷静さがあった、そして料理の色気と心の温かみがあった戦いでした」「本当に接戦」と評した熱い戦いとなりました。
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- 神田川俊郎 氏
「神田川本店」店主
全日本調理師協会名誉会長
日本食普及の親善大使 - 16歳で料理人を目指し、料亭「なだ万」などを経て1965年、大阪に和食料理店「神田川」を開店。テレビ番組「料理の鉄人」などを通し、関西料理界の重鎮として広く知られる。「料理は心」を掲げ、新しい日本料理を提唱。
- 神田川俊郎 氏
「神田川本店」店主
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- 坂井宏行 氏 「ラ・ロシェル」オーナーシェフ
- 19歳で渡豪し「ホテルオリエンタル」で修業。帰国後、「西洋膳所 ジョン・カナヤ麻布」などを経て、1980年東京・青山に「ラ・ロシェル」を開く。テレビ番組「料理の鉄人」にフレンチの鉄人として出演。2005年、フランスの農事功労章「シュヴァリエ」を受勲。
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- 浜内千波 氏 料理研究家
- 「ファミリークッキングスクール」主宰。「料理は、もっともっと夢のある楽しいもの」をモットーに、テレビ番組や講演会、雑誌や書籍の執筆活動、キッチン用品ブランドの展開などで家庭料理を伝える。
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- 武田和徳
楽天株式会社 常務執行役員
ライフ&レジャーカンパニー プレジデント - トヨタ自動車株式会社から2006年7月に常務執行役員として楽天株式会社へ入社、COO。2016年7月より、ライフ&レジャーカンパニー プレジデント。趣味は旅行、国内外のホテル巡り、ゴルフ、カラオケ、サッカー。
- 武田和徳
楽天株式会社 常務執行役員