真田信繁(幸村)の血統、御田の方(おでんのかた)と三好幸信公
由利本荘市は、藩政期には「岩城氏の亀田藩、六郷氏の本荘藩、生駒氏の矢島藩」の3つの藩があり、城下町を形成していました。真田信繁(幸村)公と隆清院(豊臣秀次の次女)の間に誕生した女の子は「直」(信繁の五女)と名付けられ、後に岩城宣隆公の正室となり、「御田の方」と呼ばれました。
御田の方は、亀田藩では良妻賢母として名高く、名君と呼ばれた3代藩主重隆公を養育するとともに、武道にも秀でた女性として語られています。
御田の方は寛永6年(1629年)に、父母の菩提を弔うために妙慶寺を創建しました。信繁(幸村)公の三男である真田左馬之助幸信は、御田の方の夫君宣隆公に迎えられ、亀田藩士となり「三好」の姓を名乗っていました。妙慶寺の宝物殿には、御田の方や幸信公の墓所や御田の方が持参した甲冑などが多数収められています。
由利本荘市の見所
天鷺村
亀田二万石の歴史を語る史料館や藩政時代の建造物が移築されており、特産の天鷺ぜんまい織りや鍛冶の実演を見ることができます。また、天鷺村のシンボル天鷺城の天守閣からの眺望は絶景です。
亀田城佐藤八十八美術館
亀田藩・岩城氏の居館をできるだけ史実に基づき、現在の亀田城として再現しました。城内は、美術館として利用され、敷地内には裏千家15世鵬雲斎千宗室家元の設計による本格的な茶室「天鷺庵」などがあります。
岩城アイランドパーク
国道7号沿いの道の駅「岩城」。島式漁港公園 岩城アイランドパークでは、物産販売や疲れを癒す温泉とレストランを完備し、くつろぎと安らぎをお届けするリフレッシユ空間となっています。
由利本荘ひな街道~岩城地域~
亀田城佐藤美術館と天鷺村内に、城下に残るお雛さまを展示いたします。享保雛、押絵雛などは見ごたえ十分です。
【企画展示:平成28年2月13日~4月3日迄】
由利本荘に来たら外せないグルメ
秋田由利牛
JA秋田しんせいの由利牛肥育部会員の飼育した黒毛和牛で、秋田を代表するブランド牛。鳥海山麓の大自然の中で、一頭一頭丹念に育てられています。ぜひご賞味ください。
天鷺ワイン
天鷺ワインはプラムを原料にしており、爽やかで気品のある味と香りで、世代や男女の好みを超えて人気があります。市内のワイン製造施設「天鷺ワイン城」では、その製造過程を見学することもできます。
ハムフライバーガー
由利本荘に来たら必ず食べてほしいB級グルメ「本荘ハムフライ」。そのハムフライを存分に楽しめるのが、このハムフライバーガー。岩城アイランドパークで販売されています。
- ●電車で
- 【秋田新幹線】
・東京駅→秋田駅(約3時間30分)
秋田駅→羽後本荘駅(約42分) - ●飛行機で
- ・東京(羽田)→秋田空港(約1時間)
秋田空港→由利本荘市(車で約50分)