片倉・真田絆の地 みやぎ白石
白石市は、伊達政宗公を支えた名将片倉小十郎景綱公の城下町です。平成7年に復元された「白石城」の周りには藩政時代から変わらぬ堀割に清流が流れ、毎年6月頃には、「梅花藻」が美しく可憐な白い花を水中に咲かせます。
片倉家と真田家は深い絆で結ばれています。大坂夏の陣において真田信繁(幸村)公は敵方である二代片倉小十郎重長公を知勇兼備の将と見込み、子女阿梅、大八らの後事を託しました。長じて阿梅姫は重長公の後室となり、後に大八は伊達家臣となりました。市内「当信寺」には阿梅姫と大八の墓があり、「愛宕山山麓」には信繁公の墓があります。城下町白石の町歩きを兼ねて真田家ゆかりの史跡巡りにぜひおいでください。
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(※要予約 白石城管理事務所 TEL:0224-24-3030)
毎年10月上旬に開催される「鬼小十郎まつり」では白石城主二代片倉小十郎重長公と真田信繁(幸村)公の大坂夏の陣における激闘を、エキストラによる合戦などで再現します。
歴史と伝統が息づく城下町白石で真田信繁(幸村)公ゆかりの史跡を巡る
功徳山 当信寺
白石駅から程近いこの寺の山門は、白石城の旧東口門が移築されたもの。廃城前の白石城を今日に伝える貴重な遺構となっています。
また、真田信繁(幸村)公の遺児・阿梅姫、大八の墓がひっそりと建っていることでもぜひ立ち寄りたいスポットです。
田村清顕公と真田信繁(幸村)公の墓
片倉小十郎景綱公のお墓がある 「片倉家御廟所」からすぐ近くに伊達政宗公の正室愛姫の父、田村清顕公の墓があります。そしてそのすぐ隣には、清顕公の孫である定廣が建立した信繁公の墓があります。定廣の妻は信繁公の姫君阿菖蒲です。
真田家遺臣が開基 清林寺
開基したのは、真田家遺臣・三井奉膳の二男、三井豊後で、京都西本願寺准如上人の弟子となり、寛永11年(1634)一宇を創立して善久坊と称しました。万治2年(1659)本願寺良如上人の時に、清林寺と改称しました。寺紋は真田家の紋所「六文銭」です。
伝統こけしや温麺(うーめん)など白石ならではの魅力を満喫
弥治郎こけし村
こけしのふる里弥治郎集落は、江戸時代の初期から続くといわれる小さな木地師の集落。弥治郎こけしの特徴は、ベレー帽のように彩られたろくろ模様の大きな頭とろくろ模様が多用された胴体です。現在では観賞用として子供だけでなく大人の目も楽しませてくれています。
白石を代表する郷土の味覚
「白石温麺(しろいしうーめん)」
「白石温麺」は約400年の伝統を誇る白石の名産品。油を使わず小麦粉と塩水で作られるので、舌触りも良く消化に優れています。市内には温麺店が多く、各店ごとに個性豊かな温麺を味わうことができます。
山あいにわく奥羽の薬湯 鎌先温泉
600年以上も昔、里人が鎌の先で発見したと伝えられる鎌先温泉は、「キズに鎌先」と言われ、奥羽の薬湯として知られています。
【問い合わせ】0224-26-2042(白石市観光案内所)
四季の彩りが美しい渓谷のいでゆ小原温泉
平安時代後期、源義経の家来 常陸坊海尊が発見したとの伝説が残る。「目に小原」と言われ、多くの人々に親しまれています。
【問い合わせ】0224-26-2042(白石市観光案内所)
- ●電車で
- 【東北新幹線】
<東京から>
・東京駅→白石蔵王駅(約2時間)
<仙台から>
・仙台駅→白石蔵王駅(約14分) - ●車で
- <東京方面から>
・浦和IC→白石IC(約3時間40分)約295km
<仙台方面から>
・仙台宮城IC→白石IC(約25分)約33km