鞆の浦は瀬戸内海の中心に位置する事から、潮の満ち引きによる海流が鞆の浦を境に変わる為、古来より「潮待ちの港」として栄えました。 その鞆の浦の古代から近世に至る歴史資料や地元の神事に関する民俗資料などが展示されています。 また、この資料館は鞆城跡に建てられ、過去の発掘調査で出土した石垣も再利用されています。 TEL:084-982-1121 開館時間 9:00〜17:00 休館日 月曜日 |
幕末、八月十八日の政変により失脚した三条実美ら7人の公家は、京を追放され、長州へ落ち延びる途中と再び上洛しようとした際に鞆に宿泊しました。 その時、宿泊所となったが太田家住宅(当時は中村家)の主屋とその向かいにある朝宗亭です。 これらの建物は現存しており、国の重要文化財に指定されています。 TEL 084-982-1121 開館時間 9:00〜17:00(10〜3月は16:30閉館) 休館日 月曜日 |
神社には海の守り神「大綿津見命」と「須佐之男命」が祀られています。 この神社にある能舞台は豊臣秀吉が愛用したという舞台です。 もとは京都の伏見城にありましたが、廃城の際に福山藩主であった水野勝成に徳川秀忠から拝領し、その後、沼名前神社へ寄進されました。 この舞台も国の重要文化財に指定されています。 また、この神社では「お弓神事」「お手火神事」という神事が行われ、市の無形民俗文化財となっています。 |
福禅寺は平安時代に創建された寺です。 その客殿である対潮楼は1690年頃に建てられ、朝鮮通信使を迎える為に使われました。 なかでも1711年の朝鮮通信使の従事官、李邦彦は朝鮮より東で最も優れた景勝地と賞し、「日東第一形勝」との書を残しました。 また、坂本龍馬率いる海援隊が借りていた「いろは丸」と紀州藩船・明光丸が衝突した、いろは丸沈没事件の際には、海援隊と紀州藩の談判の場ともなりました 。 拝観時間 8:00〜17:00 年中無休 |
古代より潮待ちの港として栄えた鞆は軍事的にも重要な場所であり、南北朝時代には大可島城が築かれました。 大可島城は現在の円福寺の場所あり、当時は名前の通り島であったと云われます。 戦国時代には村上水軍がここに拠を構えました。 また、室町幕府の15代将軍、足利義昭が京を追われた際、毛利輝元を頼り鞆に滞在しています。このとき、鞆城が築かれました。 室町幕府の初代将軍、足利尊氏も九州から京へ攻め上る際に鞆に寄っており、足利氏にとっても縁の深い場所です。 その鞆城も江戸幕府の一国一条令により廃され、現在その跡地には鞆の浦歴史民俗資料館が建てられています。 |
応神天皇の頃、百済よりの使節の接待役、武内巨和多利と官妓、江の浦は役目を忘れ夜毎この橋で恋を語り合っていました。 それが噂になり、上官から止めるよう言われるも止めなかった二人は海に沈められました。 その後、この橋のたもとでは夜ごと、二人のささやき声が聞こえると伝説になりました。 |
鞆から渡船で5分、鞆の浦に浮かぶこの島は仙人も酔うほど美しい島と言われます。 一周5kmほどの小さな島ですが遊歩道が整備されており、珍しい五色岩や展望台からの風景などが楽しめます。 市営渡船運行時間 7:10〜21:30 |
鞆の浦から程近い阿伏兎岬の南端にあります。 磐台寺は平安時代に創建され、源平合戦により荒廃していたとされますが、毛利輝元が観音堂を建て直し、江戸時代に福山藩が現在のように整備したもので国の 重要文化財に指定されています。 海の輝きと荒々しい岩肌、朱塗りの観音堂が調和した景観は素晴らしく、歌川広重の浮世絵など数々の絵画の題材にもなっています。 拝観時間 8:00〜17:00 年中無休 |
廉塾は江戸時代の儒学者、菅茶山が開いた私塾です。 「日本外史」で有名な頼山陽もここで塾頭をしたこともあります。 講堂・寮舎は平屋建て、居宅は2階建てとなっており、国の特別史跡になっています。 TEL 084-963-2230 時間 土、日、祝日は10:00〜16:00 平日は要予約 |
この福山周辺では江戸時代中期から砂留(砂防ダム)が整備され、明治期の改修を経て現在でも数多くが機能しています。 堂々川流域では50基ほどが確認されています。 中でもこの堂々川六番砂留は日本最大規模のものであり、高さは13.3メートル、長さは55.8メートルあります。 現在六番砂留の上流部は親水公園となっており、四季を彩る木々等で整備され、日本庭園風の公園となっています。 |
市内中心部の北西にある郊外型の動物園です。 ゾウやライオン、トラ、サーバル、ペンギンなど約380頭が飼育されています。 TEL 084-958-3200 営業時間 9:00〜16:30 休園日 火曜日 年末年始 |
神辺は江戸時代、西国街道の宿場町として栄えていました。 本陣は参勤交代の大名たちが宿泊した施設です。 現在の福山市域には神辺と今津の2ヶ所に本陣がありましたが、今津本陣は明治時代の一揆より焼失しており、神辺本陣のみが現存しています。 18世紀に建てられた建物は黒塗りの壁に囲まれ、当時の姿を今に残しています。 土曜、日曜、祝日は10:00〜16:00(平日は要予約) |
福山市のお隣、府中市の西部にある三郎の滝は夏には天然のウォータースライダーとして楽しめ、多くの子供連れが訪れます。 また、秋になると紅葉と滝の絶景が楽しめます。 |