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有村温泉 さくらじまホテル ★★当館温泉の泉質について②★★

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写真1
★3つの分類ってどういう意味があるのでしょう?  ※泉質名のとなりにある( )は分類を表しています。
写真2 写真3

当温泉の溶存物質総量は、7.206g/kg ですから、右上の表を見ると、「低張性」となり、等張液(体液)より浸透圧が低いものとなっています。

これはどういうことかというと、温泉入浴の際、「湯あたり」がどうなのかが読めます。
浸透圧が高いと、溶存成分が入ってきやすく、低すぎると水分が入ってきやすい。ということです。







 
●ここで面白いのは、浸透圧の作用です。
宣伝文句にも使われていそうですが、浸透圧が高いと成分がたくさん入ってきて
良いように感じますが、赤血球を濃い食塩水に入れた場合、赤血球中の水分が
出やすくなるという実験を思い出して下さい。

★当館は、等張性にほぼ近い低張性温泉です。

泉質名でわかりましたように、旧泉質名は、弱食塩泉です。
赤血球を、逆に大変薄い食塩水に入れると赤血球が水分をふくんで膨らんでしまう
ことを考えると、溶存物質総量7.206g/kgという数値は「湯あたり」もしにくく
成分を取り込みながらも、なおかつほどほどに・・・・
という感じなのではないでしょうか。


このバランス感覚、いかがでしょう!まだまだ続きます!


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写真4
【3】つぎに、「中性 って、あの中性?」の説明です。
液性分類 といって、水素イオン濃度(pH)による分類です。

これも表をご覧ください。

○強酸性泉       pH2未満
○酸性泉        pH2以上pH3未満
○弱酸性泉      pH3以上pH6未満
○中性泉        pH6以上pH7.5未満
○弱アルカリ性泉   pH7.5以上pH8.5未満
○アルカリ性泉     pH8.5以上pH10未満
○強アルカリ性泉   pH10以上

★当館の温泉はpH値 6.4 なので、中性泉ですね。

●pHとは…
 酸性やアルカリ性をはかる「物差し」のようなものです。

余談ですが、私達が普段食べている食品には酸性のものやアルカリ性のものがあります。
栄養学でいう酸性食品・アルカリ性食品と呼ばれているものは、その食品そのものが酸性であるとか
アルカリ性であるとかという事ではないのです。
それらの食品を摂取して、それらが体内で酸性を示すのかアルカリ性を示すのかという事をあらわしているのです。

カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)などを含む食品は、
これらのそれぞれが、体内では 、 、 、 などの陽イオンとなり、アルカリ性を示します。
一方、リン(P)、硫黄(S)は、 、 などのようなイオンになるので、酸性を示します。
(このイオンの状態で、当館のミネラルも、浴槽に溢れています!)
よく例にあげられるのが、梅干です。これと同様に柑橘類も食べた時は、酸っぱく感じます。
それ自体は確かに酸性ですが、これらは典型的なアルカリ性食品と呼ばれているものです。
含まれるミネラルが、体内で陽イオンか、陰イオンになるので、体内に取り込まれる前と後とでは
状態が変わるのです。

≪人間のからだは、pH値が7.35〜7.45を保つようになっています≫
食品によってからだが、酸性やアルカリ性に傾倒する事はありません。
例えば、酸性食品と呼ばれているものばかりを食べている人は、pH値が7以下の酸性を示すかというとそうではなく、 ちゃんとpH値が7.35〜7.45の間になっています。
調査によると典型的な肉食のエスキモーの人たちを調べると、pH値が7.35〜7.45の間になっていますが、尿や汗が、酸性傾向が強い事を示しているそうです。

以上のように、体内に入るものと、入らないものでは、pH値の見方が変わります。 温泉は食品ではないので、皮膚にどのような影響があるか、その状態を示すのが、液性分類による表示なのです。



【4】それでは、3つ目の高温泉…
写真5

これは簡単そう!

★当館の温泉は、源泉湧出時温度が46.1℃なので高温泉 となります。

○高温泉 42℃以上
○温泉泉 34℃以上42℃未満
○低温泉 25℃以上34℃未満
○冷鉱泉 25℃未満

※湧出口(普通は地表)における温泉水の温度のことで
温泉水の地下における温度ではありません。

温泉法では、泉温が25℃以上であれば、含まれている物質の量に関係なく温泉とされています。
日本では、泉温(湧出した時、又は採取した時の温度)による分類で上記のように4つに区分され、表示さています。
ただし、当館の温泉は、水道水や加熱で、温度調整しておりません。
気候の変化のある日本ですので、多少体感温度が変わるかと思いますが、大自然の育むミネラルをそのまま感じて頂くため、自己調整機能を高めてご入浴されることを推奨いたします。
なぜならば、ここまで奥深く、温泉分析表を読んできましたが、そのままを味わえる温泉の状態なのですから。