北海道のほぼ中心に位置し、家族連れやグループ旅にも大人気の「星野リゾート　トマム」。敷地内には2つのホテルがあり、スキーや冬ならではの体験をたっぷりと楽しみたいアクティブ派の人におすすめのホテルが「トマムザ・タワー」です。

日中は目一杯遊び、朝食やディナーは北海道グルメのビュッフェでお腹いっぱいに。夜になると現れる「アイスヴィレッジ」で楽しむジップラインや氷の滑り台も魅力的です。「トマムザ・タワー」で過ごす、冬の滞在をレポートします。

「トマムザ・タワー」へのアクセス

「トマムザ・タワー」は東京ドーム約213個分もの敷地を持つ星野リゾート　トマムを象徴するランドマークホテル。「緑豊かな夏」と「雪深い冬」を表現したツインタワーが特徴的で、そのデザインの通り季節によって異なる体験を楽しむことができます。

アクセスは新千歳空港からレンタカーなど車で約1時間40分。もしくは公共交通機関を利用することも可能で、新千歳空港から直行バス「北海道リゾートライナー」に乗ると約2時間で「トマムザ・タワー」に到着します。

ロビーからは雪景色の中庭が見え、とても開放的。フロントでチェックインを行い、いよいよ冬のリゾート滞在のはじまりです。

ベッド4台付きの「スタンダードフォースルーム」

「トマムザ・タワー」の客室は全535室あり、3〜4人のファミリーやグループにおすすめの客室がタワー1の「スタンダードフォースルーム」です。約50平米の空間にシングルベッドが4台設置され、定員の4人で宿泊しても全員がベッドで寝ることができます。

また、ベッドが低床ベッドではなく通常ベッドなので、足が不自由な人にも使いやすくなっているのが特徴。3世代旅行にもぴったりです。

バスルームはトイレ・洗面所・バスタブが一緒になったユニットバスタイプ。リゾート内には温浴施設、露天風呂「木林の湯」もあり、大浴場でゆったりと疲れを癒やすこともできます。

子連れ旅におすすめ「ファミリーフォースルーム」

小さな子ども連れの家族旅行に一押しの客室が「ファミリーフォースルーム」。約58平米の客室に、低床ベッドが4台並んでいます。

ベッドの高い位置から落ちる心配がないので、子どもの初めての旅行でも安心。定員は4人で、6歳以下の子どもは客室の定員数と同数を上限に添い寝が無料となっています。

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多彩な冬のアクティビティ

荷物を客室に置いたら、早速リゾート内のアクティビティへ！「トマムザ・タワー」から徒歩で行ける「GAOアウトドアセンター」ではソリやスノーモービルなどさまざまなアクティビティが体験できます。

雪原を馬に乗って楽しむ「白銀の乗馬体験」（1名 3,600円、5歳以上が対象、約15～20分）はファミリーにも人気！高い目線からトマムの大自然を見渡すと、心が解放されてリフレッシュできます。

冬も楽しめる屋内プール

スキーやスノーボードができることで有名な星野リゾート　トマムですが、実は「プール」も楽しめちゃいます！温水で年中約30度の「ミナミナビーチ」は日本最大級となるウエーブプールを備えた屋内プールです。水深30cmの子どもプールやジェットバスもあり、大人から子どもまでみんなで遊べます。

カニ×サーモンのディナービュッフェ

リゾート内には20店舗以上のカフェ・レストランがあり、選り取り見取り。「北海道に訪れたら、海鮮を食べたい！」という人にぴったりのレストランがビュッフェダイニング「hal -ハル-」です。

「カニ×サーモン」をコンセプトにしたディナータイムは、海鮮が大充実！サーモンといくらの親子手巻き寿司、焼きたてカニグラタン、カニ鍋、ホタテやサーモンのお刺身など、お腹いっぱい食べることができます。

さらに肉料理や雲海パフェなど、海鮮以外のメニューも選べるのがうれしいポイントです。特にスタッフがその場で焼き上げる「牛肉の鉄板焼き」は行列ができるほど人気！何枚でもおかわりOKです。

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青い光に包まれる「アイスヴィレッジ」

ビュッフェを楽しんだ後は、そのまま歩いて冬の夜限定の街「アイスヴィレッジ」へ。3.2ヘクタールの敷地に氷や雪でできたドームが立ち並び、スケートや氷の滑り台などで遊ぶことができます。「氷上のジップライン」はアイスヴィレッジの展望台からスケートリンクの上を滑り降りる爽快アクティビティ！日帰り利用は1回2,000円ですが、「トマムザ・タワー」宿泊者は無料で楽しめますよ。

今季25周年を迎える「アイスヴィレッジ」は年々進化していて、まさかの「氷のラーメン」まで登場。氷の器に冷たい麺と冷たいスープ、そして凍ったトッピング付きのキンキンに冷えたラーメンです。濃いめの味付けのラーメンは想像以上においしく、シャリっと凍った煮卵やチャーシューが新食感！氷でできたカウンターとテーブルで北海道名物のラーメンを食べる体験は、ほかではできません。

北海道の有名なコンビニチェーンとコラボレーションした「氷のセイコーマート」の店内には、「アイスシェフ」が登場。これはセイコーマートで熱々の惣菜などを提供する「ホットシェフ」にちなんだもので、ファーム星野のトマム牛乳を使った「ミルクジェラートづくり」を体験できます。

トマム牛乳はリゾート内で育てられた牛から搾乳したもの。氷のプレートでトマム牛乳をベースにしたソフトミックスを練るとみるみるうちに固まっていき、ジェラートに！氷点下の世界ならではの調理法が面白く、最後はセイコーマートのプライベートブランド商品やカットフルーツをトッピングして完成です。

楽しかった思い出は「手紙」に書き残し、大切な人に送るのもおすすめです。「氷のアトリエ」では絵はがき（200円、切手代含む）を販売していて、店の前に置かれている氷のポストに投函すると、郵送してくれますよ。

25周年を記念して毎夜19:30に打ち上げられる花火もお見逃しなく。幻想的な街の夜空に浮かぶ花火は絶景です。展望台がおすすめの鑑賞スポットで、氷の教会方面に打ち上がります。

「アイスヴィレッジ」詳細

森に囲われたレストランで朝食

朝食券付きプランで予約すると、さまざまなリゾート内レストランから選んで朝食を楽しめます。森のレストラン「ニニヌプリ」は雪で覆われたトマムの森を目の前に食事ができるビュッフェレストラン。子ども向けメニューも含めてたくさんの料理から選ぶことができるのも魅力です。離乳食は無料。

洋食で注目の料理はプルプル食感の「フレンチトースト」。トマム牛乳入りのフレンチトーストを、スタッフが1枚ずつ目の前で焼き上げてくれます。トッピングはメープルシロップ、イチゴジャム、ハスカップジャム、ホイップクリームなど好きなものを。コーヒーや紅茶と合わせて、デザート感覚で味わえます。

たっぷりの海鮮漬けを白米に盛りつける「海宝丼」もニニヌプリの名物。山盛りにしても、おかわりしてもOKです。錦糸卵やきゅうりをのせると、味の変化も楽しめます。

霧氷テラスから絶景を望む

朝食後はバスに乗って山麓のリゾートセンターに向かい、雲海ゴンドラ乗り場へ。約13分で標高1,088mの「霧氷テラス」に到着し、トマムの大自然が作り出す絶景を楽しめます！ゴンドラ料金は宿泊者無料。雪道対応の靴と防寒対策をすればスキーウェアを着用する必要はなく、気軽に神秘的な光景を見られます。

霧氷テラスから雲型のユニークな展望デッキ「Cloud Walk（クラウドウォーク）」までの「雪山さんぽ道」を歩きながら、雄大な雪景色を楽しむのもおすすめ。クラウドウォークはまるで雲の上を歩いているかのように、地面から最大約10mの位置にあるせり出した道をおさんぽできます。

屋内カフェ「雲Cafe」では霧氷テラスにちなんだ季節限定品や、通年で楽しめるドリンク・スイーツを販売しています。ふわふわのわたあめがトッピングされた「雲海ソーダ」（700円）は写真映え抜群！真っ白な雪景色にも映える、爽やかなドリンクです。

「雪景色×こたつ」のユニークな体験

チェックアウト後や連泊中の日中は、「スキーフルセット」や「スノーボードフルセット」（5時間大人12,800円、小学生以下 9,600円）を借りて、パウダースノーが自慢のトマムの雪山を滑走するのも良い過ごし方！必要な道具をすべてレンタルできるので、滑るつもりがなくても当日の気分で楽しめます。

スキーやスノーボードで降りてきたら、ゲレンデの中腹に位置するホタルストリートの「スキーインスキーアウトこたつラウンジ」でランチタイム。「雪景色×こたつ」というユニークな体験を楽しみながら、おいしいおでんやドリンクを味わえます。

おすすめのメニューは「スペシャルおでん鍋」（〆セット付き、6,000円、2〜3人用）。カニ、タコ、ホタテ串、タラ串など魚介を中心としたおでんを柚子味噌・山わさび醤油漬け・いくら・カニ味噌のバーニャカウダの4つのコンディメントとともに楽しめます。おでんは北海道の地酒から選べる「日本酒の出汁割」（600円）とも相性抜群！日本酒は熱燗で提供されるので、寒い日も身体の芯からポカポカになります。