市最西端にある七国峠は、甲斐・駿河・伊豆・相模・安房・上総・武蔵の七ヶ国を一望できます。愛宕山周辺の「七国峠のみち」「遠藤原・七国峠のみち」と共に自然と眺望を満喫できます。峠には「長兵衛茶屋跡」や、土屋三郎宗遠の子忠光が石橋山合戦で戦死したのを悲しんで植えたという供養松の伝説もあります。長兵衛茶屋は六所神社の国府祭、吾妻神社・川匂神社の祭礼の時は特に賑わったようです。
【アクセス】バス:中沢橋経由秦野駅南口行「七国峠」下車徒歩15分 |
 |
下吉沢の名刹松岩寺の北に日之宮山を水源とする宮下川が流れ、この流れが平塚八景に指定されている「霧降の滝」をつくっています。水量豊富の時には、まるで霧のように流れ散るのでこの名前が生まれたと言われています。またこの滝は「魔王の滝」とも言われ、滝の傍らに不動堂があって、上吉沢妙覚寺の住職が不動尊をまつっています。この滝の周辺は、松岩寺、八剣神社、妙覚寺、さらに日之宮神社、立石などがあって絶好のハイキングコースとなっています。
【アクセス】バス:徳延・中沢橋経由又は纏経由松岩寺行「松岩寺」下車徒歩30分 |
 |
湘南平は標高179mの丘陵にあり、昔は「アワタラヤマ」とか「千畳敷」とか呼ばれていましたが、戦後「湘南平」と命名されました。湘南平は「神奈川の景勝50選」の一つとなり、三浦、房総の半島から伊豆大島、丹沢連峰から富士、箱根等を一望できる景勝地です。またここは大磯町とまたがった高麗山公園でもあり、桜、ツツジ、アジサイなどが見事に植栽され、お花見時は多くの人々で賑わいます。山頂には、俳人萩原井泉水の句碑、山岳家岡野金次郎の顕彰碑などが建てられています。
【アクセス】バス:湘南平行終点下車すぐ |