「ホテルインディゴ軽井沢」で浅間山の大自然に見守られ、非日常な別荘体験を
都心からのアクセスが良く、自然を感じる避暑地として人気の長野県軽井沢町。その文化や歴史を肌で体感できるライフスタイル・ブティックホテルが「ホテルインディゴ軽井沢」です。
ミズナラの木が並ぶフォレストガーデンでゆったりくつろぎ、軽井沢の新鮮食材を使ったレストランで薪火料理を堪能。ふいに出会うアートにも心を動かされます。土地の魅力を余すことなく体験できる、ホテルインディゴ軽井沢の宿泊記をお届けします。
軽井沢らしい暖炉がお出迎え「ホテルインディゴ軽井沢」へのアクセス
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その土地ならではの「ネイバーフッドストーリー」を館内にいながら体験できるIHGホテルズ&リゾーツのブランド「ホテルインディゴ」。ホテルインディゴ軽井沢は2022年2月にオープンし、軽井沢らしい別荘文化や自然を感度の高いデザインで表現しているライフスタイル・ブティックホテルです。
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アクセスは軽井沢駅よりタクシーで約5分。軽井沢南口から無料シャトルバスも運行しており、指定の時間に予約なしで乗車できます。
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ロビーに入ると、ゲストを迎えてくれるのは大きな暖炉です。暖炉は冬に雪が降るほど寒い軽井沢の別荘には欠かせない設備。秋冬には火がつき、暖炉を囲んで暖まることができます。
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軽井沢の自然を彷彿とさせる木のぬくもりあふれるデザインもホテルインディゴ軽井沢の特徴です。建物の木材のうち約80%は長野県産唐松の間伐材を使用し、材料から環境に配慮した建物となっています。
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ロビーを彩るインテリアや本は軽井沢の文化にちなんだもの。軽井沢は日本のモータースポーツ発祥の地ということで、車のおもちゃが飾られていました。センスあふれる本は代官山 蔦屋書店のコンシェルジュによる選書です。
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フロントの壁を印象的に彩る、染色糸のアート。タペストリー作家・佐伯和子さんによる「避暑シーズンの樹林に降り注ぐ陽光」をテーマにした作品です。深い緑、鮮やかな緑…そして林を抜ける涼風をイメージした葉は見ているだけで清々しい気持ちになります。
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季節のウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン。この日はレモングラスを添えた、長野県産の旬の花梨とはちみつのドリンクでした。とてもスッキリとした飲み心地で、長野のフルーツのおいしさを早速味わうことができました。
バルコニーでゆっくりと。軽井沢のアートと自然に触れる客室
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ウェルカムドリンクでくつろいだ後は、ロビー棟からフォレストガーデンを通って客室棟へ。フォレストガーデンは軽井沢で広く自生しているミズナラなどが植えられた、緑あふれる癒やしの空間です。水辺では霧の演出もあり、軽井沢の自然が表現されています。
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客室棟は全3棟。2階+半地下の建物が矢ヶ崎川沿いに建っており、スタンダードは「ガーデンビュー」「リバービュー」「リバービュー(ビューバス)」「プライベートガーデン」の4タイプから選ぶことができます。
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客室棟の廊下を彩るのは、スペイン出身イラストレーター、ルイス・メンドさんのアートワーク。軽井沢で実際に見かける過去や現代の風景を、かわいらしいタッチで描いています。
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今回宿泊した客室は「スタンダードツイン リバービュー (ビューバスタイプ)」。約32平米の客室で、木材と緑をあしらったスタイリッシュなデザインとなっています。定員2人。
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ホテルインディゴ軽井沢ではパブリックスペースだけではなく、客室内でもアートに触れられます。ソファの上にはオーストラリア出身、軽井沢在住の木版画家、テリー・マッケーナさんの作品が飾られていました。白樺・水など軽井沢をイメージした水彩画や木版画は、想像力を膨らませます。
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浅間山をイメージしたアートワークやリスのかわいらしい彫刻も。ほかにもブックシェルフや時計など、細部にまで軽井沢の文化を感じられるしつらえが散りばめられています。
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スタンダードツイン リバービュー (ビューバスタイプ)の大きな特徴が、森林を望むビューバス。開放的なガラスのバスルームで緑を眺めながら湯船に浸かることができます。
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大きな丸い鏡が備わった洗面台はミニマルで機能的。アメニティはオーストラリア発のサステナブルコスメ「Biology」のハンド&ボディウォッシュ、シャンプー、コンディショナー、ボディークリームが用意されています。容器は環境に配慮した詰め替え用ボトル。プラスチック削減にも取り組んでいます。
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ホテルインディゴ軽井沢は全室バルコニー付き。リバービューは川を直接見ることはできませんが、せせらぎに耳を傾けながらゆったりとした時間を過ごせます。
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飲み物は信州安曇野天然水「あずみ」のほか、コーヒーとロサンゼルス発のオーガニックティーブランド「アートオブティー」の紅茶・ハーブティーが無料。コーヒーはイリーのエスプレッソマシンで淹れたてを味わえます。
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インディゴカラーがポイントになったルームウェアは上下セパレートタイプ。スタイリッシュな羽織り付きで、大浴場に行く時にも便利です。
スタンダードの2倍の広さ。贅沢な気分に浸れる「スイート」
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全155室のうち、8室のみの特別な客室が「スイート」。約64平米もの余裕のあるつくりで、スタンダードに比べて約2倍の広さとなっています。
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半地下となる1階に位置するスイートのバルコニーは、贅沢な気分に浸れる広々とした空間。軽井沢の自然を全身で感じられます。
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開放的なバスルームには大きなバスタブ付き。プライベートガーデンを眺めながら、心ゆくまでリラックスできます。
薪火イタリアンに舌鼓。「KAGARIBI」でディナー
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夕食はオールデイダイニング「KAGARIBI」へ。軽井沢の新鮮な野菜を使った薪火イタリアンを楽しめます。キャンドルが灯るレストラン内は天井が高く、とても開放的。奥には油彩の抽象画家、城下万奈さんの木材とレジンを併用したアート作品が飾られ、まるで森の中にいるような空間で食事ができます。
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メニューはアラカルトもしくはコース料理があり、前菜のおすすめは「KAGARIBIインサラータ」(2,450円)。ホテル近隣で採れたたっぷりの野菜に「軽井沢アカシアはちみつとレモンのヴィネグレット」&「ジンジャーヴィネグレット」をかけていただくシグネチャーサラダです。この日はロメインレタス、モロッコインゲン、トレビスなどがあしらわれ、みずみずしい長野の野菜を堪能しました。
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「季節のカルパッチョ」(2,450円)に添えられていたのは、柳沢農園のハーブ。柳沢農園とはホテルから車で約10分の場所にある野菜農園です。薪で炙った鰆、フレッシュなハーブ、そしてなめらかなカブのソースが絶妙なおいしさでした。
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食事には長野県産のワインを合わせると、地産地消のマリアージュを楽しめます。東御市のワイナリー「カーヴハタノ」の「クラカケ シャルドネ」はしっかり完熟した自家農園シャルドネを使用した白ワイン。「ラベルにはブドウの熟し具合が表現されているんですよ」とワインに詳しいスタッフが教えてくれました。会話を楽しみながら、長野のテロワールを感じるワインを味わう時間は格別です。
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オールデイダイニング「KAGARIBI」で必食のシグネチャーメニューが「骨付き信州豚の薪グリル」(6,800円)。ローズマリー、セージ、ニンニク、タイムでマリネした信州豚の肩ロースを、薪火で豪快に焼き上げた一品です。
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オープンキッチンのため、シェフが調理している様子も「KAGARIBI」の見どころです。薪の香りがアクセントになった信州豚はとてもジューシーながら、余分な脂は落とされているのでさっぱり食べられる上品なおいしさ。薪火で食材本来の旨みが引き出されていた付け合わせのグリル野菜も印象的でした。
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幸せなディナーの最後は「レモンチェロのジュレ」(1,300円)をバタフライピーの青いホテルオリジナルティー「インディゴ」(1,250円)とともにいただきました。イタリアのリキュール「レモンチェロ」をジュレにした爽やかなデザートは、泡状の軽井沢産はちみつのエミルジョンと合わせて食べるとクリーミーさが加わり、食べたことのない味わいに。はちみつの風味がふわりと香り、幸せな気分になれる一皿でした。
食後の一杯を。焚き火を囲みながら、お酒を楽しむ
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客室に戻る前に、フォレストガーデンで軽く一杯。暖かい季節には夕方〜ファイヤーピットに火が灯り、焚き火を囲みながらお酒を飲むことができます。飲み物は軽井沢の「KOKAGE ビール」や南信州の里山ワイナリー「VinVie」のシードルなど、長野のお酒。軽井沢の澄んだ空気の中、揺らめく火を見ているだけで心が落ち着きます。
フォレストガーデンの焚き火はシーズンにより実施。雨の場合は中止となります。
炭酸露天風呂やサウナも。大浴場でリラックス
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夜はスパ棟にある「大浴場」でリラックス。内湯のほか、自然の音に癒やされる炭酸泉露天風呂でゆったりとくつろげます。
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さらにドライサウナと水風呂が備わっているので、汗をしっかり流すのもおすすめですよ。
心地よい目覚め。環境に配慮したマシンでワークアウト
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鳥のさえずりとともに目覚めた翌朝、宿泊者は24時間無料で利用できる「フィットネスセンター」へ。ここにはドイツ製のマシン「NOHrD(ノルド)」が置かれていて、インドアサイクリングやランニングを楽しめます。NOHrDは電気を使わずに動く、環境に配慮した木製のフィットネスマシン。木材は管理された持続可能な森林から選別された木々を使用しています。
豊富なメニューにワクワク。テラスで朝食ブッフェを楽しむ
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朝食はオールデイダイニング「KAGARIBI」でブッフェを楽しみます。ブッフェ台にずらりと並んでいるのは、サラダ、フルーツ、グラノーラ、ヨーグルト、グリル野菜、ベーコン、ソーセージ、和食……と数えきれないほど豊富なメニュー!ホテル自家製ブリオッシュを使ったフレンチトースト、ワッフル、クロワッサン、マフィンなどパン類も充実しています。
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注目は野菜と卵料理。目にも鮮やかなサラダは信州サーモンやナッツをトッピングして、自分好みで楽しめます。卵料理はオムレツ、目玉焼き、スクランブルエッグをスタッフが注文ごとに作ってくれるので、出来立てを味わえますよ。
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気候の良い日はテラスで食べるのが一押し。軽井沢の朝の空気を感じながら、コーヒーを一口飲むだけで、幸せな1日になりそうです。
「ザ・スパ by HARNN」で癒やしのトリートメント
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チェックアウト後、最後のお楽しみのトリートメントを受けるためにスパ棟へ移動。1階から2階に上がる階段にはたくさんのランタンが飾られていました。これは軽井沢の魅力を見出した外国人宣教師たちが街をランタンで明るく照らしていた歴史に倣ってデザインされています。
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入り口のアート作品はニューヨークで活動するアーティスト、マーサ・タトルさんによるもの。浅間山と澄んだ空気をウール、絹、麻などで表現しています。
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スパ棟の2階にある「ザ・スパ by HARNN(バイ ハーン)」はタイ発ナチュラルスパブランド「HARNN」のプロダクトを使ったトリートメントが受けられるリラクゼーション施設。軽井沢の自然を感じながら、東洋医学と伝統的なメソッドを用いたメニューを体験できます。
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人気は日替わりで2種類のオイルが選べるアロマオイルマッサージ「ザ ソウルフル」(60分 22,000円)。タイ古式マッサージとアロマセラピーマッサージのテクニックを融合させたメニューで、香りはホテルインディゴ軽井沢のシグネチャーオイルがおすすめ。ローズマリーとスイートオレンジの心を解きほぐすようなオイルは、ここでしか体験することができません。
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館内にいながら、軽井沢の洗練された空気感や文化、そして自然を感じられる「ホテルインディゴ軽井沢」。夏は避暑地として涼みに行ったり、秋は紅葉を楽しみに訪れたり、冬は暖炉で暖まったりと、まるで自分の別荘のように季節を変えて訪れたいホテルです。ネイバーフッドストーリーを体感できる軽井沢のライフスタイル・ブティックホテルへ出かけてみませんか。
ホテルインディゴ軽井沢
- 住所
- 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18-39
- アクセス
- 軽井沢駅より車で約5分
- 総客室数
- 155室
- 駐車場
- 178台
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 11:00
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取材・撮影・文/小浜みゆ